スマートワークロードリカバリ機能を使用したシステムの運用で必要となるAmazon CloudWatchの運用手順を説明します。
メトリクスやログの収集頻度を変更する場合や、監視するログを追加または削除する場合は、“A.2.2.10.2 CloudWatchエージェントの設定”で作成したCloudWatchエージェント設定ファイルを参考に新規ファイルを作成し、変更可能なパラメタやエントリを修正します。次にその設定ファイルを指定してCloudWatchエージェントを起動します。CloudWatchエージェント設定ファイルの詳細は、“Amazon CloudWatch ユーザーガイド”の“CloudWatch エージェントのインストール”を参照してください。
RMSの修正を適用する場合など、監視対象であるRMSを操作(起動・停止)する場合は、以下の手順を実施してください。
CloudWatchエージェントの設定ファイルとして2つのファイルを事前に作成してください。
RMS・ログ監視用ファイル
metricsセクションとlogsセクションの記載がある設定ファイル
作成方法は、“A.2.2.10.2 CloudWatchエージェントの設定”を参考にしてください。
ログ監視用ファイル
logsセクションのみの設定ファイル
RMSを停止する場合
上記(b)の設定ファイルをロードして、ログ監視のみの設定に変更します。
RMSを停止します。
RMSの停止方法は、“PRIMECLUSTER RMS導入運用手引書”の“7.1.3 RMSの停止”を参照してください。
RMSを起動する場合
RMSを起動します。
RMSの起動方法は、“PRIMECLUSTER RMS導入運用手引書”の“7.1.1 RMSの起動”を参照してください。
上記(a)の設定ファイルをロードして、RMS監視とログ監視の設定に変更します。
注意
設定ファイルのロードは、CloudWatchエージェントの起動と同じ操作です。
CloudWatchエージェントの起動の詳細は、“Amazon CloudWatch ユーザーガイド”の“CloudWatch エージェントのインストール”を参照してください。
CloudWatchエージェント設定ファイルをロードする操作の順番を以下のように間違えた場合、インスタンスの切替えが実行されます。
RMS・ログ監視用ファイル(a)をロードした状態でRMSを停止した場合
ログ監視用ファイル(b)をロードした状態でRMSを停止し、その状態で(a)をロードした場合
CloudWatchエージェントの導入や運用で問題が発生した場合は、“Amazon CloudWatch ユーザーガイド”の“CloudWatch エージェントのトラブルシューティング”を参照してください。