管理サーバ/統合管理サーバインストール時にデータベースに関するエラーが表示されました。
エラーメッセージ
[I101-ERR114]Systemwalker Desktop Keeper管理サーバをインストールできません。 以下のデータベースが削除されていません。 Symfoware RDB SWDTK Symfoware RDB SWDTK2 トラブルシューティングに従ってデータベースの削除を行ってください。
対象となるバージョン/エディション
BE V12.0L10 | BE V12.0L20 | BE V13.0.0 | BE V13.2.0 | BE V13.3.0 | V14.0.0/V14.0.1 | |
SE V12.0L20 | SE V13.0.0 | SE V13.2.0 | SE V13.2.1 | SE V13.3.0 | V14.1.0 | |
V14.2.0 | V14.3.0 | V15.0.0 | V15.1.0 | V15.2.0 | V15.3.0 | V15.4.0 |
V16.0.0 | V16.1.0 |
原因
旧版のSystemwalker Desktop KeeperにバンドルされているSymfoware Server上にデータベースが残っているため、インストール時にエラーが発生しました。
対処方法
CDImageの以下フォルダにあるバッチファイルを利用して、データベースのバックアップと削除を行ってください。
win32\DTKServer\DBtool
DTKEMETBLUNLOAD.BAT
ログ情報をバックアップするためのバッチファイルです。
DTKEMETBMUNLOAD.BAT
管理情報をバックアップするためのバッチファイルです。
DTKDELETE.BAT
データベースを削除するためのバッチファイルです。
1度削除したデータベースの復元はできませんのでご注意ください。
バックアップ先フォルダの指定について
「DTKEMETBLUNLOAD.BAT」の第3パラメーター、「DTKEMETBMUNLOAD.BAT」の第2パラメーターにはバックアップ先フォルダを指定します。
バックアップ先フォルダは以下の条件をすべて満たしている必要があります。
ドライブのルートは指定できません。
空白文字を含まないように指定してください。
全角文字を含まないように指定してください。
パス長は189文字以内で指定してください。
ネットワークドライブは指定できません。
NTFSでフォーマットされているフォルダを指定してください。
DTKEMETBLUNLOAD.BATを使用してログ情報をバックアップします。
DTKEMETBLUNLOAD.BAT DTKDB ALLLOG D:\DTKTMP NOPROMPTLOG AUTOPATH EMEBACKUP
すべてのパラメーターが必須です。
バックアップ後に、必要なテーブルがすべてバックアップできていることを確認してください。
必要なテーブルについては以下をご参照ください。
[例]V13.3.0BE/SEのデータベース環境をバックアップした場合
No10以外のデータベースはバックアップされます。
No10のテーブルについは、以下のようなエラーになります。
qdg02243u:DSI'SESSIONMANAGE_DSI'は存在しません (システム名=SWDTK) qdg12075u:rdbunlが異常終了しました 復帰コード -2 (システム名=SWDTK) 2013/08/06-19:07:27.40 ERROR: SESSIONMANAGEバックアップ異常 (RC=-2)
DTKEMETBLUNLOAD.batで採取されるテーブル情報
No | テーブル名 | バージョン |
---|---|---|
1 | COMMONLOG1 | V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1 |
2 | COMMONLOG2 | V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1 |
3 | COMMONLOG3 | V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1 |
4 | STARTUPGUARDLOG | V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1 |
5 | LOGINGUARDLOG | V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1 |
6 | PRINTLOG | V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1 |
7 | FILEBRINGOUTLOG | V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1 |
8 | LOGKEYWORDS | V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1 |
9 | FILEACCESSLOG | V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1 |
10 | SESSIONMANAGE | V14.2.0~V14.3.1 |
11 | SETTINGS | V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1 |
12 | LOGONUSER_SETTINGS | V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1 |
注)Systemwalker Desktop Keeper管理サーバをアンインストール後に実施するため、一部のレジストリが存在せずエラーが表示される可能性がありますが、動作には問題ありません。
DTKEMETBMUNLOAD.BATを使用して管理情報をバックアップします。
DTKEMETBMUNLOAD.BAT DTKDB D:\DTKTMP AUTOPATH EMEBACKUP
すべてのパラメーターが必須です。
バックアップ後に、必要なテーブルがすべてバックアップできていることを確認してください。
必要なテーブルについては以下の表を参照ください。
[例]V13.3.0BE/SEのデータベース環境をバックアップした場合
No1~No25までのデータベースはバックアップされます。
その他のテーブルについは、以下のようなエラーになります。
qdg02243u:DSI' USBMASTER _DSI'は存在しません (システム名=SWDTK) qdg12075u:rdbunlが異常終了しました 復帰コード -2 (システム名=SWDTK) 2013/08/06-19:07:27.40 ERROR: USBMASTERバックアップ異常 (RC=-2)
DTKEMETBMUNLOAD.batで採取されるテーブル情報
No | テーブル名 | バージョン |
---|---|---|
1 | LEVELOBJECT | V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1 |
2 | LEVELCOMPOSITION | V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1 |
3 | PRINTPERMISSION | V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1 |
4 | LOGINGUARD | V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1 |
5 | STARTUPGUARD | V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1 |
6 | MAILATTACHSET | V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1 |
7 | USERINFO | V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1 |
8 | NODEINFO | V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1 |
9 | PHYSICALNODELIST | V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1 |
10 | FILEACC_ACQUIREPROCESS | V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1 |
11 | FILEACC_ACQUIREEXTENSION | V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1 |
12 | USERPOLICYINFO | V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1 |
13 | LOGONUSER_PRINTPERMISSION | V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1 |
14 | LOGONUSER_STARTUPGUARD | V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1 |
15 | USERMAILATTACHSET | V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1 |
16 | SETTINGS | V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1 |
17 | WINDOWTITLELOGFILTER | V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1 |
18 | LOGONUSER_WINDOWTITLELOGFILTER | V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1 |
19 | WINDOWCAPTUREFILTER | V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1 |
20 | LOGONUSER_WINDOWCAPTUREFILTER | V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1 |
21 | EXCLUSIONCONTROL | V13.2.0(BE/SE)~V14.3.1 |
22 | DOMAINSETTINGS | V13.2.0(BE/SE)~V14.3.1 |
23 | OBJECT_CONTROL | V13.2.0(BE/SE)~V14.3.1 |
24 | LOGONUSER_LEVELCOMPOSITION | V13.2.0(BE/SE)~V14.3.1 |
25 | LOGONUSER_CONTROL | V13.2.0(BE/SE)~V14.3.1 |
26 | USBMASTER | V14.0.0~V14.3.1 |
27 | POLICYTABLE | V14.0.0~V14.3.1 |
28 | DTK_AUDIT_SETTING | V14.1.0~V14.3.1 |
29 | DTK_TOTAL_ALERTLOG | V14.1.0~V14.3.1 |
30 | DTK_ALERT_LIST | V14.1.0~V14.3.1 |
31 | DTK_ALERTPC_LIST | V14.1.0~V14.3.1 |
32 | DTK_PRINTER_OBJECTMASTER | V14.2.0~V14.3.1 |
33 | DTK_PRINTER_PRINTUSERMASTER | V14.2.0~V14.3.1 |
34 | DTK_PRINTER_PAPERNUM_BASIC | V14.2.0~V14.3.1 |
注)Systemwalker Desktop Keeper管理サーバをアンインストール後に実施するため、一部のレジストリが存在せずエラーが表示される可能性がありますが、動作には問題ありません。
[運用データベースを削除する場合]
DTKDELETE.BAT SWDTK データベース関連ファイルのインストールフォルダ\DBEnv\Env\system.ini
[閲覧データベースを削除する場合]
DTKDELETE.BAT SWDTK2 データベース関連ファイルのインストールフォルダ\DBEnv\Env\system2.ini
データベース関連ファイルのインストールフォルダの初期値は以下です。
V13.2.1以前:C:\DTK
V13.3.0~V14.3.1:C:\DTKDB
手動で不要なデータベースのファイルを削除してください。
インストール時にデータベースファイルの作成先を変更していない場合、データベース作成先は以下になります。フォルダごと削除してください。
運用データベース:“C:\DTK\SFWD”
閲覧データベース:“C:\DTK\SFWD\refer”
注意
すべてのバッチファイルの実行について
ローカルコンピュータのAdministratorsグループに所属するユーザー、またはドメインのDomain Adminsグループに所属するユーザーで行ってください。
管理サーバ/統合管理サーバ上で実行してください。
コマンドの実行結果は、コマンドプロンプト上に出力されます。実行結果を残すには、本コマンド実行時に、リダイレクションにより実行結果に出力するファイルを指定してください。
本コマンドを実行する場合は、コマンドプロンプトを「管理者として実行」で起動する必要があります。
再度、Systemwalker Desktop Keeper 管理サーバをインストールします。
インストール先は前回インストール時と同じパスにしてください。
退避するデータがある場合には、バックアップを実施してください。
バックアップの方法については“導入ガイド”の“ユーザー資産を退避する”を参照してください。
運用環境保守ウィザード 環境構築・削除を利用してデータベースを削除してください。