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Systemwalker Desktop Keeper トラブルシューティングガイド
FUJITSU Software

2.6.2 管理サーバ/統合管理サーバインストール時にデータベースに関するエラーが表示されました

管理サーバ/統合管理サーバインストール時にデータベースに関するエラーが表示されました。

エラーメッセージ

[I101-ERR114]Systemwalker Desktop Keeper管理サーバをインストールできません。
以下のデータベースが削除されていません。
  Symfoware RDB SWDTK
  Symfoware RDB SWDTK2
トラブルシューティングに従ってデータベースの削除を行ってください。

対象となるバージョン/エディション

BE V12.0L10

BE V12.0L20

BE V13.0.0

BE V13.2.0

BE V13.3.0

V14.0.0/V14.0.1

SE V12.0L20

SE V13.0.0

SE V13.2.0

SE V13.2.1

SE V13.3.0

V14.1.0

V14.2.0

V14.3.0

V15.0.0

V15.1.0

V15.2.0

V15.3.0

V15.4.0

V16.0.0

V16.1.0

原因

旧版のSystemwalker Desktop KeeperにバンドルされているSymfoware Server上にデータベースが残っているため、インストール時にエラーが発生しました。

対処方法

Systemwalker Desktop Keeper V14.3.1以前の環境をアンインストールしてインストールを試みた場合

CDImageの以下フォルダにあるバッチファイルを利用して、データベースのバックアップと削除を行ってください。

win32\DTKServer\DBtool

  • DTKEMETBLUNLOAD.BAT
    ログ情報をバックアップするためのバッチファイルです。

  • DTKEMETBMUNLOAD.BAT
    管理情報をバックアップするためのバッチファイルです。

  • DTKDELETE.BAT
    データベースを削除するためのバッチファイルです。

1度削除したデータベースの復元はできませんのでご注意ください。
バックアップ先フォルダの指定について
「DTKEMETBLUNLOAD.BAT」の第3パラメーター、「DTKEMETBMUNLOAD.BAT」の第2パラメーターにはバックアップ先フォルダを指定します。
バックアップ先フォルダは以下の条件をすべて満たしている必要があります。

  • ドライブのルートは指定できません。

  • 空白文字を含まないように指定してください。

  • 全角文字を含まないように指定してください。

  • パス長は189文字以内で指定してください。

  • ネットワークドライブは指定できません。

  • NTFSでフォーマットされているフォルダを指定してください。

  1. DTKEMETBLUNLOAD.BATを使用してログ情報をバックアップします。

    DTKEMETBLUNLOAD.BAT DTKDB ALLLOG D:\DTKTMP NOPROMPTLOG AUTOPATH EMEBACKUP

    すべてのパラメーターが必須です。
    バックアップ後に、必要なテーブルがすべてバックアップできていることを確認してください。
    必要なテーブルについては以下をご参照ください。
    [例]V13.3.0BE/SEのデータベース環境をバックアップした場合

    No10以外のデータベースはバックアップされます。
    No10のテーブルについは、以下のようなエラーになります。

    qdg02243u:DSI'SESSIONMANAGE_DSI'は存在しません (システム名=SWDTK)
    qdg12075u:rdbunlが異常終了しました 復帰コード -2 (システム名=SWDTK)
    2013/08/06-19:07:27.40      ERROR: SESSIONMANAGEバックアップ異常 (RC=-2)

    DTKEMETBLUNLOAD.batで採取されるテーブル情報

    No

    テーブル名

    バージョン

    1

    COMMONLOG1

    V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1

    2

    COMMONLOG2

    V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1

    3

    COMMONLOG3

    V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1

    4

    STARTUPGUARDLOG

    V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1

    5

    LOGINGUARDLOG

    V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1

    6

    PRINTLOG

    V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1

    7

    FILEBRINGOUTLOG

    V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1

    8

    LOGKEYWORDS

    V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1

    9

    FILEACCESSLOG

    V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1

    10

    SESSIONMANAGE

    V14.2.0~V14.3.1

    11

    SETTINGS

    V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1

    12

    LOGONUSER_SETTINGS

    V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1

    注)Systemwalker Desktop Keeper管理サーバをアンインストール後に実施するため、一部のレジストリが存在せずエラーが表示される可能性がありますが、動作には問題ありません。

  2. DTKEMETBMUNLOAD.BATを使用して管理情報をバックアップします。

    DTKEMETBMUNLOAD.BAT DTKDB D:\DTKTMP AUTOPATH EMEBACKUP

    すべてのパラメーターが必須です。
    バックアップ後に、必要なテーブルがすべてバックアップできていることを確認してください。
    必要なテーブルについては以下の表を参照ください。
    [例]V13.3.0BE/SEのデータベース環境をバックアップした場合

    No1~No25までのデータベースはバックアップされます。
    その他のテーブルについは、以下のようなエラーになります。

    qdg02243u:DSI' USBMASTER _DSI'は存在しません (システム名=SWDTK)
    qdg12075u:rdbunlが異常終了しました 復帰コード -2 (システム名=SWDTK)
    2013/08/06-19:07:27.40      ERROR: USBMASTERバックアップ異常 (RC=-2)

    DTKEMETBMUNLOAD.batで採取されるテーブル情報

    No

    テーブル名

    バージョン

    1

    LEVELOBJECT

    V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1

    2

    LEVELCOMPOSITION

    V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1

    3

    PRINTPERMISSION

    V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1

    4

    LOGINGUARD

    V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1

    5

    STARTUPGUARD

    V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1

    6

    MAILATTACHSET

    V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1

    7

    USERINFO

    V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1

    8

    NODEINFO

    V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1

    9

    PHYSICALNODELIST

    V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1

    10

    FILEACC_ACQUIREPROCESS

    V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1

    11

    FILEACC_ACQUIREEXTENSION

    V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1

    12

    USERPOLICYINFO

    V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1

    13

    LOGONUSER_PRINTPERMISSION

    V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1

    14

    LOGONUSER_STARTUPGUARD

    V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1

    15

    USERMAILATTACHSET

    V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1

    16

    SETTINGS

    V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1

    17

    WINDOWTITLELOGFILTER

    V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1

    18

    LOGONUSER_WINDOWTITLELOGFILTER

    V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1

    19

    WINDOWCAPTUREFILTER

    V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1

    20

    LOGONUSER_WINDOWCAPTUREFILTER

    V13.0.0(BE/SE)~V14.3.1

    21

    EXCLUSIONCONTROL

    V13.2.0(BE/SE)~V14.3.1

    22

    DOMAINSETTINGS

    V13.2.0(BE/SE)~V14.3.1

    23

    OBJECT_CONTROL

    V13.2.0(BE/SE)~V14.3.1

    24

    LOGONUSER_LEVELCOMPOSITION

    V13.2.0(BE/SE)~V14.3.1

    25

    LOGONUSER_CONTROL

    V13.2.0(BE/SE)~V14.3.1

    26

    USBMASTER

    V14.0.0~V14.3.1

    27

    POLICYTABLE

    V14.0.0~V14.3.1

    28

    DTK_AUDIT_SETTING

    V14.1.0~V14.3.1

    29

    DTK_TOTAL_ALERTLOG

    V14.1.0~V14.3.1

    30

    DTK_ALERT_LIST

    V14.1.0~V14.3.1

    31

    DTK_ALERTPC_LIST

    V14.1.0~V14.3.1

    32

    DTK_PRINTER_OBJECTMASTER

    V14.2.0~V14.3.1

    33

    DTK_PRINTER_PRINTUSERMASTER

    V14.2.0~V14.3.1

    34

    DTK_PRINTER_PAPERNUM_BASIC

    V14.2.0~V14.3.1

    注)Systemwalker Desktop Keeper管理サーバをアンインストール後に実施するため、一部のレジストリが存在せずエラーが表示される可能性がありますが、動作には問題ありません。

  3. [運用データベースを削除する場合]

    DTKDELETE.BAT SWDTK データベース関連ファイルのインストールフォルダ\DBEnv\Env\system.ini

    [閲覧データベースを削除する場合]

    DTKDELETE.BAT SWDTK2 データベース関連ファイルのインストールフォルダ\DBEnv\Env\system2.ini

    データベース関連ファイルのインストールフォルダの初期値は以下です。

    • V13.2.1以前:C:\DTK

    • V13.3.0~V14.3.1:C:\DTKDB

  4. 手動で不要なデータベースのファイルを削除してください。
    インストール時にデータベースファイルの作成先を変更していない場合、データベース作成先は以下になります。フォルダごと削除してください。

    • 運用データベース:“C:\DTK\SFWD”

    • 閲覧データベース:“C:\DTK\SFWD\refer”

注意

すべてのバッチファイルの実行について

  • ローカルコンピュータのAdministratorsグループに所属するユーザー、またはドメインのDomain Adminsグループに所属するユーザーで行ってください。

  • 管理サーバ/統合管理サーバ上で実行してください。

  • コマンドの実行結果は、コマンドプロンプト上に出力されます。実行結果を残すには、本コマンド実行時に、リダイレクションにより実行結果に出力するファイルを指定してください。

  • 本コマンドを実行する場合は、コマンドプロンプトを「管理者として実行」で起動する必要があります。

Systemwalker Desktop Keeper V15.0をアンインストールしてインストールを試みた場合
  1. 再度、Systemwalker Desktop Keeper 管理サーバをインストールします。
    インストール先は前回インストール時と同じパスにしてください。

  2. 退避するデータがある場合には、バックアップを実施してください。
    バックアップの方法については“導入ガイド”の“ユーザー資産を退避する”を参照してください。

  3. 運用環境保守ウィザード 環境構築・削除を利用してデータベースを削除してください。