中継サーバの動作環境の設定方法を説明します。
設定手順は以下の通りです。
ポイント
以下の手順1から手順3までは、一度で設定できます。
中継サーバの設定変更コマンド(SDSVSetMS.EXE)で、Windows端末の管理を有効化します。指定するオプションは、-Windows.enabledです。
中継サーバの設定変更コマンド(SDSVSetMS.EXE)で、接続する管理サーバ/統合管理サーバのFQDNまたはIPアドレスを設定します。指定するオプションは、-hです。
(中継サーバに接続する中継サーバの場合は、接続先の中継サーバのFQDNまたはIPアドレスを設定します。)
注意
管理サーバに接続する中継サーバの場合、手順2で設定する管理サーバ/統合管理サーバの情報(FQDNまたはIPアドレス)は、管理サーバでサーバ証明書を生成した際に指定した情報(DTKSVMakeCSR.exe実行時の-CNパラメーターの値)と同じ値を入力してください。
異なる情報を指定した場合、中継サーバが管理サーバと通信できません。
管理サーバでサーバ証明書を生成する手順の詳細は“2.2.4.2.1 証明書を設定する”を参照してください。
中継サーバに接続する中継サーバの場合、手順2で設定する中継サーバの情報(FQDNまたはIPアドレス)は、接続先の中継サーバでサーバ証明書を生成した際に指定した情報(SDSVMakeCSR.exe実行時の-CNパラメーターの値)と同じ値を入力してください。
異なる情報を指定した場合、中継サーバが接続先の中継サーバと通信できません。
中継サーバでサーバ証明書を生成する手順の詳細は“2.9.3.2 HTTPS通信を設定する”を参照してください。
Windows端末からの接続に使用するデフォルトのポート番号(48643、48281、48443、48081)に変更がある場合は、“リファレンスマニュアル”の“使用するポート番号の変更方法”を参照し、ポート番号を変更します。
クライアント(CT)とHTTPS通信を行うため、HTTPS通信用の証明書環境を構築します。
詳細な手順は、“2.9.3.2 HTTPS通信を設定する”を参照してください。
中継サーバのサービス起動・停止コマンド(SDSVService.bat)で、中継サーバを起動します。
各コマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル”の“コマンドリファレンス”を参照してください。
注意
Windows端末を接続する中継サーバの設定をする場合の注意
Windows端末を接続する中継サーバが管理サーバと通信を行うためには、管理サーバでセキュア通信の証明書が設定されている必要があります。
設定の詳細は、“2.2.4.2.1 証明書を設定する”を参照してください。
Systemwalker Desktop PatrolのSSと共存する場合の注意事項
中継サーバの設定変更コマンド(SDSVSetMS.EXE)で設定する以下の項目は、Systemwalker Desktop Keeperだけで使用する項目です。
-h
-p
-Windows.https.p
-Windows.scep.p
-Windows.manage.https.p
-Windows.manage.scep.p
-Windows.enabled
Systemwalker Desktop Patrolと共通で使用する項目は、Systemwalker Desktop Patrolでも同じ値を設定してください。
Systemwalker Desktop Keeperで設定した後に、同じ設定項目をSystemwalker Desktop Patrolで異なる値に変更するとSystemwalker Desktop Keeperで実施した設定も変更されます。また、Systemwalker Desktop Patrolで設定した後に、同じ設定項目を Systemwalker Desktop Keeperで異なる値に変更すると、Systemwalker Desktop Patrolで実施した設定も変更されます。
中継サーバとクライアント(CT)間をHTTPS通信する場合の設定方法を説明します。
以下の手順で設定します。
SDSVService.batコマンドで、中継サーバを停止します。
SDSVImportCert.exeコマンドで、-CACERTオプションを指定して実行します。
SDSVMakeCSR.exeコマンドで、-fileオプションを指定して、証明書発行申請書を生成します。
手順3で生成した証明書発行申請書のファイルを管理サーバに格納し、管理サーバのDTKSVMakeCSR.exeコマンドで、-file2 オプション、-certfile2 オプションを指定して、格納した証明書発行申請書のファイルを元に、サーバ証明書を生成します。
SDSVImportCert.exeコマンドで、-file2 オプションを指定して、手順4で取得したサーバ証明書を登録します。
SDSVConfig.exeコマンドで、手順5で登録したサーバ証明書の利用を「有効」にします。
SDSVService.batコマンドで、中継サーバを起動します。
以下の手順で設定します。
SDSVService.batコマンドで、中継サーバを停止します。
SDSVMakeCSR.exeコマンドで、-fileオプションを指定して、証明書発行申請書を生成します。
手順2で生成した証明書発行申請書のファイルを管理サーバに格納し、管理サーバのDTKSVMakeCSR.exeコマンドで、-file2 オプション、-certfile2 オプションを指定して、格納した証明書発行申請書のファイルを元に、サーバ証明書を生成します。
SDSVImportCert.exeコマンドで、-file2 オプションを指定して、手順3で取得したサーバ証明書を登録します。
SDSVService.batコマンドで、中継サーバを起動します。
各コマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル” の“コマンドリファレンス”を参照してください。