アクセスログの出力形式と出力例を示します。
出力形式
アクセスログは、以下の表のような構成になっています。
一行の構成は、下記のとおりです。
(1),(2),(3),(4),(5),(6),(7),(8),(9),(10),(11),(12),(13),(14),(15),(16),(17),(18),(19)
記号 | データ | 内容 |
---|---|---|
(1) | 年 | アクセスログ出力時刻(年) |
(2) | 月 | アクセスログ出力時刻(月) |
(3) | 日 | アクセスログ出力時刻(日) |
(4) | 時 | アクセスログ出力時刻(時) |
(5) | 分 | アクセスログ出力時刻(分) |
(6) | 秒 | アクセスログ出力時刻(秒) |
(7) | ミリ秒 | アクセスログ出力時刻(ミリ秒) |
(8) | ソース | アクセスログを出力したサービス名 |
(9) | 操作元 | 操作を行ったユーザ名、またはサービス名 |
(10) | 通信情報 | 接続方法(RMI TCP)とWebコンポーネントのIPアドレス |
(11) | メッセージID | 0に固定 |
(12) | ログタイプ | TRACE |
(13) | ログレベル | 80000000に固定 |
(14) | アクション | 行った操作 |
(15) | ターゲット | 操作対象 |
(16) | データ | 対象名、または分散プロセスのURL |
(17) | 操作開始・終了情報 | STARTまたはEND →操作内容によって表示されるものとされないものがあります。 |
(18) | 操作完了ステータス | OKまたはNG →操作内容によって表示されるものとされないものがあります。 |
(19) | アプリケーション情報 | アプリケーション情報 →操作内容によって表示されるものとされないものがあります。 |
アクションには、以下のものがあります。
(14) アクション | 操作内容 | (16) データ ※2 |
---|---|---|
CONNECT | サービスに接続 | 接続先のサービス名 |
COPY | 問い合わせのコピー | コピーを行った問い合わせ名 |
CREATE | 新規作成 | 作成した資源名 ※1 |
CUT | 問い合わせの切り取り | 切り取りを行った問い合わせ名 |
DELETE | 削除 | 削除された資源名 ※1 |
DISCONNECT | サービスから切断 | 接続していたサービス名 |
EDIT | Webクライアントからの問い合わせの編集 | 非定型問い合わせ機能を利用して編集を行った問い合わせ名 |
LOGIN | ログイン | ログインしようとしたユーザ名 |
LOGIN-OK | ログイン成功 | ログインに成功したユーザ |
LOGIN-NG | ログイン失敗 | ログインに失敗したユーザ |
WCLOGIN | Webクライアントからのログイン | 非定型問い合わせ機能を利用してログインしようとしたユーザ名 |
WCLOGIN-OK | Webクライアントからのログイン成功 | 非定型問い合わせ機能を利用してログインに成功したユーザ名 |
WCLOGIN-NG | Webクライアントからのログイン失敗 | 非定型問い合わせ機能を利用してログインに失敗したユーザ名 |
LOGOUT | ログアウト | ログアウトしたユーザ名 |
MODIFY | 変更 | 変更した資源名 ※1 |
PASTE | 問い合わせの貼り付け | 貼り付けを行った問い合わせ名 |
READ | 参照 | 参照した資源名 ※1 |
CHANGE OWNER | 作成者の変更 | 新しい作成者 ※3 |
CHANGE ALIAS | 表示名の変更 | 変更した資源名と新しい表示名 ※3 |
CHANGE SECURITY | セキュリティの変更 | 変更した権限とアカウント ※3 |
CHANGE DEFAULT FOLDER SECURITY | サブフォルダのデフォルトセキュリティの変更 | 変更した権限とアカウント ※3 |
CHANGE DEFAULT QUERY SECURITY | 問い合わせのデフォルトセキュリティの変更 | 変更した権限とアカウント ※3 |
EXECUTE | 問い合わせの実行 | 問い合わせ名 |
EXECUTED | 問い合わせの実行 | 問い合わせ名と固定の文字列(NO_GENERATE) |
※1 資源には、フォルダ、問い合わせ、スケジュールに登録する別名があります。
※2 (16) データが、フォルダ名、または問い合わせ名の場合、出力されるデータは、"名前"になります。"表示名(オプション)"は、出力されません。
スケジューラ機能を利用して問い合わせを実行した場合、(16) データに出力されるのは、問い合わせ名だけで、所属フォルダ名は出力されません。
※3 資源管理コマンドを用いて操作した時だけ出力されます。
ターゲットには、以下のものがあります。
(15) ターゲット | 内容 |
---|---|
FOLDER | フォルダ |
QUERY | 問い合わせ |
SCHEDULE | スケジュール設定 |
SERVICE | サービス |
SYSTEM | システム |
CATALOG | ルートフォルダ |
出力例
CSV形式で出力されます。
以下に、アクセスログの出力例を示します。
UNIX版の場合
<出力例>問い合わせを参照したとき
2002,3,31,17,57,14,149,"catalog","wsadmin","RMI TCP Connection(6)-10.124.80.182",0,"TRACE","80000000","READ","QUERY","/Catalog/Folder/Query001","","","WSSV1195973846040" |
<出力例>フォルダを新規作成をしたとき
2003, 12, 31, 23, 59, 59, 999, "catalog", "wsuser", "RMI TCP Connection(9999)-999.999.999. 999", 0, "TRACE", "80000000", "CREATE", "FOLDER", "/Catalog/folder/",”START”,””, "WSSV1195973846040” |
<出力例>問い合わせを実行したとき
2003,12,31,23,59,59,999,"cube","wsuser","RMI TCP Connection(9999)-999.999.999.999",0,"TRACE","80000000","EXECUTE","QUERY","/Catalog/folder/query",,"","WSSV1195973846040" |
Windows版の場合
<出力例>問い合わせを参照したとき
2002,3,31,17,57,14,149,"catalog","wsadmin","RMI TCP Connection(6)-10.124.80.182",0,"TRACE","80000000","READ","QUERY","\Catalog\Folder\Query001","","","WSSV1195973846040" |
<出力例>フォルダを新規作成したとき
2003, 12, 31, 23, 59, 59, 999, "catalog", "wsuser", "RMI TCP Connection(9999)-999.999.999. 999", 0, "TRACE", "80000000", "CREATE", "FOLDER", "\Catalog\folder\",”START”,””, "WSSV1195973846040” |
<出力例>問い合わせを実行したとき
2003,12,31,23,59,59,999,"olap","UNKNOWN","RMI TCP Connection(9999)-999.999.999.999",0,"TRACE","80000000","EXECUTE","QUERY","\Catalog\folder\query","","","WSSV1195973846040" 2003,12,31,23,59,59,999,"olap","UNKNOWN","RMI TCP Connection(9999)-999.999.999.999",0,"TRACE","80000000","EXECUTED","QUERY","\Catalog\folder\query:0:0:NO_GENERATE","","","WSSV1195973846040" |