問い合わせ結果に対して、さらに複雑な問い合わせを実行して、分析を行う人や、データマート出力や外部データの登録なども含めた、一連の処理手順を一括して実行する人を「エキスパートユーザ」と定義しています。
エキスパートユーザ向けの分析機能は、以下が用意されています。
二次加工分析
問い合わせを行った結果や、ユーザが保持している外部データ(CSVファイルのデータ)を個人で利用できるテーブルとしてデータベースに登録することができます。
また、登録したテーブルに対して、テーブル間の結合定義やデータの属性の設定などのセットアップ操作を行うことができます。
これにより、問い合わせ結果に対する二次加工を行う必要のある複雑な問い合わせによる分析ができます。
イベントアナライザ
イベントとは、何かの事象が発生した事実です。POSのデータ、Webログなどは、順序を持ったイベントの集合であり、これをイベントデータと呼びます。イベントアナライザとは、これらのイベントデータの中から有益な情報を得るための分析を行える機能です。
例えば、商品の売上動向や消費者の行動パターンなどの傾向の変化を見つける場合に利用できます。
スクリプティング
スクリプティングとは、Navigatorの各設定内容を保存した定義ファイルを、スクリプトに定義し、一度の問い合わせでは結果が得られない複雑な問い合わせに対して、複数の問い合わせを実行し、実行結果を確認しながら試行錯誤を繰り返し分析するための機能です。
この機能を使用することで、問い合わせの実行や、従来は管理者に依頼しなければならなかったデータマート出力や外部データの登録などを含めた、一連の処理を実行しやすくなります。
クロスクエリ
問い合わせ結果をCSVファイルに保存して、別の問い合わせの条件値に設定し、別の問い合わせを実行することができます。