運用管理サーバ二重化を構成する運用管理サーバのIPアドレス/ホスト名を変更する場合の変更手順について、主系サーバを変更する場合、従系サーバを変更する場合、両方を変更する場合について以下に説明します。
主系サーバのIPアドレス、ホスト名を変更する場合
○印のついた作業を実施します。
手順No | 手順 | 主系 | 従系 | 従系 | 部門サーバ/業務サーバ/クライアント |
1 | ○ | ||||
2 | ○ | ||||
3 | ○ | ||||
4 | ○ | ||||
5 | ○ | ||||
6 | ○ | ○ | ○ | ○ | |
7 | ○ | ||||
8 | ○ | ||||
9 | ○ | ||||
10 | |||||
MpFwSetDup -f add -h | ○ | ||||
pcentricmgr | ○ | ○ | |||
MpFwSetDup -f mod -h | ○ | ○ | |||
scentricmgr | ○ | ○ | |||
dupactdef.ini 編集 | ○ | ○ | ○ | ||
11 | ○ | ||||
12 | ○ | ||||
13 | |||||
Systemwalkerコンソールで新ノード削除 | ○ | ||||
Systemwalkerコンソールで旧ノード変更 | ○ | ||||
サブネットフォルダの削除 | ○ | ||||
mpdrpspm.exe -a | ○ | ||||
mpnmpref.bat | ○(注) | ||||
アプリケーション管理のポリシー配付 | ○ | ||||
14 | |||||
opaconstat -D | ○ | ○ | |||
opaconstat -a | ○ | ||||
イベント通知先の変更 | ○ | ||||
性能監視の変更 | ○ | ||||
自動運用支援の変更(ローカル定義の場合) | ○ | ○ | ○ | ○ | |
自動運用支援の変更(ポリシー定義の場合) | ○ | ||||
資源配付の変更 | ○ | ||||
インベントリ管理の変更(cmenvset.exe) | ○ | ○ | |||
インベントリ管理の変更(cmcntagl) | ○ | ○ | |||
スクリプトファイルの変更 | ○ | ||||
15 | ○ | ||||
16 | ○ | ○ | ○ |
注)
主系サーバのIPアドレスを指定してください。
対象のIPアドレス/ホスト名を変更した場合は、変更後のIPアドレスを指定してください。
従系サーバサーバのIPアドレス、ホスト名を変更する場合
○印のついた作業を実施します。
手順No | 手順 | 主系 | 従系 | 従系 | 部門サーバ/業務サーバ/クライアント | |
1 | ○ | |||||
2 | ○ | |||||
3 | ○ | |||||
4 | ○ | |||||
5 | ○ | |||||
6 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
7 | ○ | |||||
8 | ○ | |||||
9 | ○ | |||||
10 | ||||||
mpaosment | ○ | |||||
MpFwSetDup -f add -h | ○ | |||||
pcentricmgr | ○ | ○ | ||||
MpFwSetDup -f mod -h | ○ | ○ | ||||
scentricmgr | ○ | ○ | ||||
dupactdef.ini 編集 | ○ | ○ | ○ | |||
11 | ○ | |||||
12 | ○ | |||||
13 | ||||||
Systemwalkerコンソールで新ノード削除 | ○ | |||||
Systemwalkerコンソールで旧ノード変更 | ○ | |||||
サブネットフォルダの削除 | ○ | |||||
mpdrpspm.exe -a | ○ | |||||
mpnmpref.bat | ○(注1) | |||||
アプリケーション管理のポリシー配付(注2) | ||||||
14 | ||||||
opaconstat -D | ○ | ○ | ||||
opaconstat -a | ○ | |||||
イベント通知先の変更 | ○ | |||||
性能監視の変更 | ○ | |||||
自動運用支援の変更(ローカル定義の場合) | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
自動運用支援の変更(ポリシー定義の場合) | ○ | |||||
資源配付の変更 | ○ | |||||
インベントリ管理の変更(cmenvset.exe) | ○ | ○ | ||||
インベントリ管理の変更(cmcntagl) | ○ | |||||
スクリプトファイルの変更 | ○ | |||||
15 | ○ | |||||
16 | ○ | ○ | ○ |
注1)
主系サーバのIPアドレスを指定してください。
対象のIPアドレス/ホスト名を変更した場合は、変更後のIPアドレスを指定してください。
注2)
従系の場合、アプリケーション管理のポリシー配付は不要です。
主系サーバと従系サーバの両方のサーバのIPアドレス、ホスト名を変更する場合
以下の手順を実施してください。
“主系サーバのIPアドレス、ホスト名を変更する場合”の手順No1.~15.を実施します。
“従系サーバサーバのIPアドレス、ホスト名を変更する場合”の手順No1.~15.を実施します。
“ポリシーの同期”を実施します。
1. Systemwalker Centric Managerの停止
IPアドレス/ホスト名を変更するノードで、以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを停止します。
pcentricmgr
2. Interstageのシステム情報の移出(Interstage共存時)
Systemwalker Centric ManagerとInterstageを共存している場合、Interstageのシステム情報の移出を行います。
Interstageのシステム情報の移出については、Interstageのマニュアルを参照してください。
3. バックアップ
IPアドレス/ホスト名を変更するノードで、資源をバックアップします。
バックアップ方法については、“バックアップ【Windows版】”を参照してください。
注意
[運用環境保守ウィザード]画面からバックアップする場合、[退避オプション]の[サービスを停止せずにデータの退避を行う]は指定しないでください。
4. 二重化の運用環境の削除
運用管理サーバ二重化の運用環境を削除します。
IPアドレス/ホスト名を変更するノードで、運用環境保守ウィザードから、[運用環境の削除]を選択し、環境を削除します。
5. IPアドレスとホスト名の変更
IPアドレスとホスト名を変更し、コンピュータを再起動します。
6. hostsファイルまたはDNSの変更
運用に合わせて、各サーバおよびクライアントで、hostsファイルまたはDNSの変更を実施してください。
7. Interstageのシステム情報の移入(Interstage共存時)
Systemwalker Centric ManagerとInterstageを共存している場合、Interstageのシステム情報の移出した資源を移入します。
Interstageのシステム情報の移入については、Interstageのマニュアルを参照してください。
8. 二重化環境のリストア
“バックアップ”で退避した運用管理サーバ二重化の環境をリストアします。
IPアドレス/ホスト名を変更したノードで、全データをリストアしてください。。
リストア方法については、“リストア【Windows版】”を参照してください。
9. Systemwalker Centric Managerの停止
IPアドレス/ホスト名を変更したノードで、以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを停止します。
pcentricmgr
10. 運用管理サーバ二重化の設定
IPアドレス/ホスト名を変更したノードで、二重化の設定内容を変更します。
主系サーバのIPアドレス/ホスト名を変更した場合
主系サーバで、すべての従系サーバに対して、以下のコマンドを実行し、運用管理サーバ二重化システムに、従系サーバを登録します。
MpFwSetDup -f add -h 従系サーバのホスト名
主系サーバ以外のすべてのサーバで、運用管理サーバ二重化の設定内容を変更します。
以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを停止します。
pcentricmgr
以下のコマンドを実行し、運用管理サーバ二重化の設定内容を変更します。
MpFwSetDup -f mod -h 変更前のホスト名 -o 変更後のホスト名
以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを起動します。
scentricmgr
従系サーバのIPアドレス/ホスト名を変更した場合
従系サーバで、以下のコマンドを実行し、抑制する自動アクションを個別に指定してください。mpaosment(自動アクションの実行抑止コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
自動アクションの実行の抑止・解除を自動で実行する運用を行っている場合には、以下の操作は不要です。
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker\mpaosfsv\bin\mpaosment
従系サーバを複数設置している場合は、IPアドレス/ホスト名を変更した従系サーバで、ほかのすべての従系サーバに対して、以下のコマンドを実行し、従系サーバを登録します。
MpFwSetDup -f add -h 従系サーバのホスト名
IPアドレス/ホスト名を変更した従系サーバ以外のすべてのサーバで、運用管理サーバ二重化の設定内容を変更します。
以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを停止します。
pcentricmgr
以下のコマンドを実行し、運用管理サーバ二重化の設定内容を変更します。
MpFwSetDup -f mod -h 変更前のホスト名 -o 変更後のホスト名
以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを起動します。
Scentricmgr
自動アクションの実行の抑止・解除を自動で実行している場合
自動アクションの実行の抑止・解除を自動で実行している環境で主系サーバまたは従系サーバのホスト名を変更した場合は以下の設定を変更してください。
自動アクションの実行の抑止・解除を手動で実行している環境の場合は以下の手順は不要です。
主系サーバのホスト名を変更した場合
主系サーバ、従系サーバの二重化環境のアクション環境設定ファイルの以下の定義情報を変更します。
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker\mpaosfsv\base\etc\dupactdef.ini
主系サーバのホスト名
二重化環境のアクション環境設定ファイルの詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
二重化環境のアクション環境設定ファイルを変更した主系サーバ、従系サーバでSystemwalker Centric Managerを再起動します。
以下のコマンドを実行して、Systemwalker Centric Managerを停止します。
pcentricmgr
以下のコマンドを実行して、Systemwalker Centric Managerを起動します。
scentricmgr
従系サーバのホスト名を変更した場合
主系サーバ、従系サーバの二重化環境のアクション環境設定ファイルの以下の定義情報を変更してください。
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker\mpaosfsv\base\etc\dupactdef.ini
従系サーバのホスト名
二重化環境のアクション環境設定ファイルの詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
二重化環境のアクション環境設定ファイルを変更した主系サーバ、従系サーバでSystemwalker Centric Managerを再起動します。
以下のコマンドを実行して、Systemwalker Centric Managerを停止します。
pcentricmgr
以下のコマンドを実行して、Systemwalker Centric Managerを起動します。
scentricmgr
11. Systemwalker Centric Managerの起動
IPアドレス/ホスト名を変更したノードで、以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを起動します。
scentricmgr
12. 運用管理クライアントの接続先の変更
運用管理クライアントから接続する運用管理サーバを変更します。
運用管理クライアントで、[スタート]/[アプリ]-[Systemwalker Centric Manager]-[Systemwalkerコンソールセットアップ]を選択します。
→[Systemwalkerコンソールセットアップ]が表示されます。
[ログイン画面で表示する運用管理サーバ]を変更してください。
13. ノード情報の変更
二重化を構成するすべての運用管理サーバで、新しく検出されたノードを削除し、元のノードのノード情報を変更します。
以下の作業は主系の運用管理サーバで実施します。
ノード情報の変更
Systemwalkerコンソールの編集機能で、運用管理サーバのノード情報を変更します。
ホスト名とIPアドレスを共に変更する場合は、新しいホスト名とIPアドレスをもつノードが自動で作成されますが、このノードは使用しないため削除します。
削除する前に、以下の情報をメモしてください。
[ネットワーク]タブの[ホスト名]
[インタフェース]タブの変更対象インタフェースのホスト名
[インタフェース]タブの変更対象インタフェースのIPアドレス
変更前のノードの[ノードプロパティ]から、以下の項目を変更します。
上記でメモした情報を更新してください。
[ネットワーク]タブの[ホスト名]
[インタフェース]タブの変更対象インタフェースのホスト名
[インタフェース]タブの変更対象インタフェースのIPアドレス
これらの項目は自動で変更されている場合があります。
ノード情報の変更によりサブネットフォルダ配下が空となり、今後も使用しない場合はサブネットフォルダを削除します。
ポイント
サブネットフォルダの自動作成が無効の場合、かつ変更したノードのサブネットフォルダが存在しない場合、新ノードフォルダにノードが移動することがあります。
新ノードフォルダに移動した場合は、変更したノードのサブネットフォルダを作成して新ノード振り分けを実施してください。
サブネットフォルダの自動作成の有効/無効については、mpcmsubnet(サブネットフォルダ自動登録の設定/解除コマンド)で確認することができます。
mpcmsubnet(サブネットフォルダ自動登録の設定/解除コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
構成情報の配付
構成情報を一括配付するため、以下のコマンドを実行します。
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\MpNetmgr\bin\mpdrpspm.exe -a
ネットワーク管理のポリシーの配付
ネットワーク管理のポリシーを一括配付するため、以下のコマンドを実行します。
Systemwalkerインストールディレクトリ\MpWalker.DM\MpNetmgr\bin\mpnmpref.bat [主系サーバのIPアドレス]
※主系サーバのIPアドレスを変更している場合は、主系サーバの変更後のIPアドレスを指定してください。
mpnmpref(ネットワーク管理ポリシー反映コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
注意
mpnmpref.batコマンドを実行する前に、ネットワーク管理のポリシーを配付する管理サーバが起動状態であり、ネットワーク接続可能な状態であるかを確認してください。
アプリケーション管理のポリシー配付
本手順は、主系のIPアドレス/ホスト名を変更した場合のみ実施してください。
部門管理サーバ、業務サーバ用データについても運用管理サーバと整合性を取る必要があります。
主系サーバにおいて、Systemwalkerコンソールの編集機能で、以下の手順に従って作業を行ってください。
通常モードの場合
Systemwalkerコンソールの[ポリシー]メニューから[監視]-[監視ポリシー]を選択します。
→[監視ポリシー[管理]]画面が表示されます。
[監視ポリシー[管理]]画面から[オプション]メニューの[カスタムモード表示]を選択した後、[設定対象]で[監視ポリシー]-[ポリシー]-[アプリケーション監視]-[動作設定]で対象のポリシーを選択し、[操作]メニューの[更新]を選択します。
[アプリケーション監視[動作設定]]画面で[詳細設定]ボタンをクリックします。
[動作の設定[詳細]]ダイアログボックスで、[アプリケーション情報送信種別]の項目を[次回エージェント起動時のみ最新情報を送信する]、または[エージェント起動時に毎回最新情報を送信する]に設定して、[OK]ボタンをクリックします。
リストア先の運用管理サーバ、部門管理サーバおよび業務サーバに、ポリシーを配付します。
[Systemwalkerコンソール]の[ポリシー]メニューから[監視]-[監視ポリシー]を選択します。
→[監視ポリシー[管理]]画面が表示されます。
[監視ポリシー[管理]]画面から[オプション]メニューの[カスタムモード表示]を選択した後、[設定対象]で[監視ポリシー]-[ポリシー]-[アプリケーション監視]-[動作設定]で[[初期設定]5分間隔で監視する]を選択し、[操作]メニューの[複写]を選択します。
→[監視ポリシー[ポリシーの作成]]画面が表示されます。
[監視ポリシー[ポリシーの作成]]画面で[ポリシー名]、[コメント]を任意に設定して、[OK]をクリックします。
→[アプリケーション監視[動作設定]]画面が表示されます。
[アプリケーション監視[動作設定]]画面で[詳細設定]ボタンをクリックします。
[動作の設定[詳細]]ダイアログボックスで、[アプリケーション情報送信種別]の項目を[次回エージェント起動時のみ最新情報を送信する]、または[エージェント起動時に毎回最新情報を送信する]に設定して、[OK]ボタンをクリックします。
→[アプリケーション監視[動作設定]]画面が表示されます。
[アプリケーション監視[動作設定]]画面で[OK]ボタンをクリックします。
[監視ポリシー[管理]]画面の[設定対象]で[監視ポリシー]-[ポリシーグループ]から対象のポリシーグループを選択し、[操作]メニューの[更新]を選択します。
→[監視ポリシー[ポリシーグループの登録](カスタムモード)]画面が表示されます。
[監視ポリシー[ポリシーグループの登録](カスタムモード)]画面で[設定]タブ-[アプリケーション監視]-[動作設定]のコンボボックスから、3.で作成したポリシーを選択した後、[OK]をクリックします。
リストア先の運用管理サーバ、部門管理サーバおよび業務サーバに、8.で更新したポリシーグループを配付します。
互換モードの場合
Systemwalkerコンソールの[ポリシー]メニューから[ポリシーの定義]-[アプリケーションの監視]を選択します。
[アプリケーション管理]ウィンドウで[アプリケーション管理全体の設定]-[動作の設定]を選択します。
[動作の設定]ダイアログボックスの[設定]タブで[詳細設定]ボタンをクリックします。
[動作設定[詳細]]ダイアログボックスで、[アプリケーション情報送信種別]の項目を[次回エージェント起動時のみ最新情報を送信する]、または[エージェント起動時に毎回最新情報を送信する]に設定して、[OK]ボタンをクリックします。
[ポリシー]メニューから[配付先の設定]を選択し、ポリシーの配付先をリストア先の運用管理サーバ、部門管理サーバおよび業務サーバに設定します。
[ポリシー]メニューから[ポリシーの配付]を選択し、ポリシーを配付します。このとき、[ポリシーを適用するタイミング]を[すぐ適用する(配付先のサービスを再起動する)]にします。
14.機能ごとの設定手順
各機能での設定を行います。設定を行う機能と設定する場所を以下の表に示します。「システム監視」の変更は、必ず行ってください。そのほかは、インストール種別/使用している機能により、設定を変更してください。
機能名 | 設定条件 | 設定場所(インストール種別) | |||
---|---|---|---|---|---|
運用管理クライアント | 部門管理 | 業務 | クライアント | ||
システム監視 | 必須 | ○ | ○ | ○ | ○ |
性能監視 | 選択 | ○ | |||
リモート操作 | 選択 | ○ | |||
自動運用支援 | 選択 | ○ | ○ | ○ | ○ |
資源配付 | 選択 | ○ | ○ | ||
インベントリ管理 | 選択 | ○ | ○ | ○ | |
スクリプトファイル | 選択 | ○ |
システム監視の変更
構成情報の削除
二重化を構成するほかの運用管理サーバで、以下のコマンドを実行し、構成情報を削除します。
opaconstat -D 変更前の運用管理サーバのホスト名
構成情報の登録
IPアドレス/ホスト名を変更した運用管理サーバで、以下のコマンドを実行し、運用管理サーバに構成情報を登録します。
opaconstat -a
注意
メッセージ送信先システムで、指定しているシステムが動作していることを確認してください。
イベント通知先の変更
運用管理サーバをイベント通知先として指定している下位サーバで、システム監視設定のメッセージ送信先を変更し、Systemwalker Centric Managerの再起動、構成情報の登録処理を行います。
ポイント
イベント通知先の変更方法
下位サーバのシステム監視設定のメッセージ送信先システムを変更します。
運用管理クライアントで、[スタート]メニューから[プログラム]-[Systemwalker Centric Manager]-[環境設定]-[システム監視設定]、または[アプリ]画面から[Systemwalker Centric Manager]-[システム監視設定]を選択します。
→[システム監視設定[接続先設定]]ダイアログボックスが表示されます。
変更する下位サーバのホスト名、ユーザ名、パスワードを入力し、[OK]ボタンをクリックします。
→[システム監視設定]ダイアログボックスが表示されます。
[通信環境定義]ボタンをクリックします。
→[通信環境定義]ダイアログボックスが表示されます。
[メッセージ送信先システム]に表示されている変更前の運用管理サーバのホスト名を選択し、[削除]ボタンをクリックします。
[追加]ボタンをクリックします。
→[メッセージ送信先システム設定(追加)]ダイアログボックスが表示されます。
メッセージ送信先システムに、ホスト名を変更したコンピュータの新しいホスト名を指定し、[OK]ボタンをクリックします。
Systemwalker Centric Managerを再起動します。
【下位サーバがWindows版の場合】
以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを停止します。
pcentricmgr
以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを起動します。
scentricmgr
【下位サーバがUNIX版の場合】
以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを停止します。
/opt/systemwalker/bin/pcentricmgr
以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを起動します。
/opt/systemwalker/bin/scentricmgr
以下のコマンドを実行し、下位サーバの構成情報を接続サーバに登録します。
【下位サーバがWindows版の場合】
opaconstat -a
【下位サーバがUNIX版の場合】
/opt/systemwalker/bin/opaconstat -a
性能監視の変更
主系サーバで、以下の手順に従って作業を行ってください。
以下の作業は、すべてのノードでIPアドレス/ホスト名を変更した後にまとめて実施すると、それぞれ一度の作業で効率よく設定することができます。
ネットワーク性能監視の監視対象としている場合、以下の手順でポリシーを更新し、配付します。
通常モードの場合
Systemwalkerコンソールを起動します。
[ポリシー]メニューの、[監視]-[ネットワークの性能(全体)]を選択します。
→[性能監視-全体詳細設定(ネットワーク性能)]ダイアログボックスが表示されます。
[OK]ボタンをクリックし、ポリシーを再作成します。
[ポリシー]メニューの[監視]-[ポリシーの配付]を選択します。
→[ポリシーの配付]ダイアログボックスが表示されます。
[すぐに適用する]を選択し、ポリシーを配付します。
互換モードの場合
Systemwalkerコンソールを起動します。
[ポリシー]メニューより、[ポリシーの定義]-[ネットワークの性能]-[全体]を選択します。
→[性能監視-全体設定(ネットワーク性能)]ダイアログボックスが表示されます。
[更新]ボタンをクリックし、ポリシーを再作成します。
[ポリシー]メニューの[監視]-[ポリシーの配付]を選択します。
→[ポリシーの配付]ダイアログボックスが表示されます。
[すぐに適用する]を選択し、ポリシーを配付します。
サーバ性能監視の監視対象としている場合、以下の手順でポリシーを更新し、配付します。
通常モードの場合
Systemwalkerコンソールを起動します。
[ポリシー]メニューの[監視]-[監視ポリシー]を選択します。
→[監視ポリシー[管理]]画面が表示されます。
IPアドレス/ホスト名を変更したノードに配付しているポリシーを、[監視ポリシー]-[ポリシー]-[性能監視]-[サーバ]から選択し、[更新]ボタンをクリックしたあと表示される設定画面で、そのまま[OK]ボタンをクリックします。
IPアドレス/ホスト名を変更したノードのポリシーすべてに対して本作業を実施します。
初期設定ポリシーの場合、[変更]を行うことができないため、初期設定ポリシーを[複写]することで、初期設定ポリシーを複写したポリシーに変更します。
[監視ポリシー]-[ポリシーグループ]から“c.”の作業を行ったポリシーが属するポリシーグループすべてに対して、[操作]メニューの[配付]を選択し、ポリシーを配付します。
互換モードの場合
Systemwalkerコンソールを起動します。
[ポリシー]メニューより、[ポリシーの定義]-[サーバの性能]-[設定]を選択します。
IPアドレス/ホスト名を変更したノードに配付しているポリシーを選択し、[変更]ボタンをクリックした後表示される設定画面で、そのまま[OK]ボタンをクリックします。
IPアドレス/ホスト名を変更したノードのポリシーすべてについて、本作業を実施します。
[ポリシー]メニューの[監視]-[ポリシーの配付]を選択します。
→[ポリシーの配付]ダイアログボックスが表示されます。
[すぐに適用する]を選択し、ポリシーを配付します。
性能監視の動作環境の設定については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”または、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編(互換用)”を参照してください。
自動運用支援の変更
運用管理クライアントで、運用している環境に合わせて、以下の作業を行ってください。
ローカル定義を直接変更する場合
[スタート]メニューから[プログラム]-[Systemwalker Centric Manager]-[環境設定]-[システム監視設定]、または[アプリ]画面から[Systemwalker Centric Manager]-[システム監視設定]を選択します。
→[システム監視設定[接続先設定]]ダイアログボックスが表示されます。
接続先のサーバの[ホスト名]、[ユーザーID]、[パスワード]を入力し、[OK]ボタンをクリックします。
→[システム監視]ダイアログボックスが表示されます。
[イベント監視の条件定義]ボタンをクリックします。
→[イベント監視の条件定義]ダイアログボックスが表示されます。
[イベント]メニューより[イベントの更新]を選択します。
→[イベント定義/アクション定義]ダイアログボックスが表示されます。
[イベントの特定]タブの[ホスト名の特定]に運用管理サーバのホスト名を指定している場合は、ホスト名を変更後のホスト名に変更してください。
[アクション]メニューより[アクションの設定]を選択します。
→[イベント定義/アクション定義]-[メッセージ監視アクション]ダイアログボックスが表示されます。
[通知/実行アクション]タブを選択します。
→[イベント定義/アクション定義]-[通知/実行アクション]ダイアログボックスが表示されます。[音声通知を実行するホスト名]に運用管理サーバのホスト名を指定している場合は、
ホスト名を変更後のホスト名に変更してください。
[アクション]メニューより[アクションの設定]を選択します。
→[イベント定義/アクション定義]-[メッセージ監視アクション]ダイアログボックスが表示されます。
[通知/実行アクション]タブを選択します。
→[イベント定義/アクション定義]-[通知/実行アクション]ダイアログボックスが表示されます。
[詳細設定]ボタンをクリックします。
→[アクション定義(詳細)]ダイアログボックスが表示されます。
[リモートコマンド]タブで、[発行先:]に運用管理サーバのホスト名を指定している場合は、ホスト名を変更後のホスト名に変更してください。
[アクション]メニューより[アクションの設定]を選択します。
→[イベント定義/アクション定義]-[メッセージ監視アクション]ダイアログボックスが表示されます。
[通知/実行アクション]タブを選択します。
→[イベント定義/アクション定義]-[通知/実行アクション]ダイアログボックスが表示されます。
[詳細設定]ボタンをクリックします。
→[アクション定義(詳細)]ダイアログボックスが表示されます。
[SNMPトラップ]タブで、[トラップ通信先]の[ホスト名]に運用管理サーバのホスト名を指定している場合は、ホスト名を変更後のホスト名に変更してください。
[スタート]メニューから[プログラム]-[Systemwalker Centric Manager]-[環境設定]-[システム監視設定]、または[アプリ]画面から[Systemwalker Centric Manager]-[システム監視設定]を選択します。
→[システム監視]ダイアログボックスが表示されます。
[アクション環境設定]ボタンをクリックします。
→[アクション環境設定]ダイアログボックスが表示されます。
[詳細設定]ボタンをクリックします。
→[アクション環境設定(詳細)]ダイアログボックスが表示されます。
[アクション実行先]タブで、運用管理サーバのホスト名を指定している場合、ホスト名を、変更後のホスト名に変更します。
ポリシー定義を変更しポリシー配付する場合
通常モードの場合
Systemwalkerコンソールを起動します。
[ポリシー]メニューの[監視]-[監視ポリシー]を選択します。
→[監視ポリシー[管理]]画面が表示されます。
[監視ポリシー]-[ポリシー]-[イベント監視]-[監視条件]から選択し、[更新]ボタンをクリックします。
→[イベント監視[監視条件]]画面が表示されます。
[詳細設定]ボタンをクリックします。
→[イベント監視の条件定義]ダイアログボックスが表示されます。
“ローカル定義を直接変更する場合”の“3.”の“a.”~“i.”の作業を実施します。
[イベント監視の条件定義]画面の[環境設定]メニューから[アクション環境設定]を選択します。
→[アクション環境設定]ダイアログボックスが表示されます。
“ローカル定義を直接変更する場合”の“6.”~“7.”の作業を実施します。
互換モードの場合
Systemwalkerコンソールを起動します。
[ポリシー]メニューより、[ポリシーの定義]-[イベント]-[ノード]または[フォルダ]を選択します。
→[イベント監視の条件定義]ダイアログボックスが表示されます。
“ローカル定義を直接変更する場合”の“3.”の“a.”~“i.”の作業を実施します。
[イベント監視の条件定義]画面の[環境設定]メニューから[アクション環境設定]を選択します。
→[アクション環境設定]ダイアログボックスが表示されます。
“ローカル定義を直接変更する場合”の“6.”~“7.”の作業を実施します。
資源配付の変更
主系サーバのIPアドレス/ホスト名を変更した場合、以下の手順に従って、各コンピュータ上で部門管理サーバのシステム定義(配付経路)の変更作業を実施してください。
部門管理サーバで、スケジュール文により、運用管理サーバに対して直接結果通知を行っている場合は、通知先IPアドレスを変更後のIPアドレスに変更してください。
業務サーバで、スケジュール文により、運用管理サーバに対して直接結果通知を行っている場合は、通知先IPアドレスを変更後のIPアドレスに変更してください。
インベントリ管理の変更
主系サーバのIPアドレス/ホスト名を変更した場合、以下の手順に従って、各コンピュータ上で作業を実施してください。
運用管理サーバで、以下のコマンドを実行して[デスクトップ管理クライアント動作環境設定]ダイアログボックスを表示します。
cmenvset.exe
[サーバ環境]タブの[接続サーバ]と[クライアント環境]タブの[クライアント名]を変更してください。
運用管理クライアントで、以下のコマンドを実行して[デスクトップ管理クライアント動作環境設定]ダイアログボックスを表示します。
cmenvset.exe
[サーバ環境]タブの[接続サーバ]を変更してください。
インストールレス型エージェント監視機能によるインベントリ収集を実施している場合は、以下の設定変更も実施してください。
主系サーバ
以下のコマンドを実行して、自身のホスト名またはIPアドレスを変更してください。
cmcntagl -o <自身のホスト名またはIPアドレス>
cmcntagl -u <自身のホスト名またはIPアドレス>
監視サーバとなっている部門管理サーバ
以下のコマンドを実行して、接続先となる主系サーバのホスト名またはIPアドレスを変更してください。
cmcntagl -u <主系サーバのホスト名またはIPアドレス>
cmcntagl(インベントリ管理接続環境変更コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
スクリプトファイルの変更
スクリプトファイル内で、該当IPアドレス/ホスト名を意識した処理を行っている場合、以下の手順に従って、操作を実施してください。
運用管理サーバで、該当するスクリプト内に書かれているIPアドレス/ホスト名を変更します。
運用管理クライアントで、同スクリプトを使用しているシステムへ、インテリジェントサービスのポリシー設定を行い配付します。
15. システムの再起動
IPアドレスを変更した運用管理サーバのシステムを再起動してください。
16.ポリシーの同期
主系サーバと従系サーバのポリシーの同期を行います。
同期の方法は、“構成情報/ポリシーの同期”を参照してください。