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Systemwalker Centric Manager バージョンアップガイド
FUJITSU Software

2.2 バージョンアップの準備

バージョンアップ作業を開始する前に、以下の確認と対処を行ってください。

未配付のポリシーがある場合

未配付状態のポリシーがないか確認し、配付していないポリシーがあった場合は配付してください。

仮想ノードの監視を実施している場合

仮想ノードの監視を実施している場合は、バージョンアップを行う前に、仮想ノードの監視ポリシーを[監視を行わない]に設定し、ポリシー配付を行ってください。

Systemwalkerコンソールへの移行

Systemwalker CentricMGR 10.1/V10.0L21以前の製品で、システム監視画面を使用していた場合、本製品にバージョンアップ作業を行う前に、Systemwalkerコンソールに移行する前作業が必要です。

システム監視画面の移行の詳細については、“概要”および“移行手順”を参照してください。業務監視画面を使用していた場合、移行する作業はありません。

移行先コンピュータにSystemwalker Centric Managerがインストールされている場合(別のコンピュータへバージョンアップする場合)【UNIX版】

移行先コンピュータにSystemwalker Centric Managerがすでにインストールされている場合は、バージョンアップ作業を開始する前にアンインストールしておいてください。SystemWalker/CentricMGR 5.0以降を削除する場合は、次のコマンドでアンインストールが行えます。

/opt/systemwalker/setup/dmuset

アンインストールの詳細については、“Systemwalker Centric Manager 導入手引書”を参照してください。

SystemWalker/CentricMGR 4.1以前の製品からバージョンアップする場合【UNIX版】

移行前の環境で、NetWalker/Baseを使用している場合に必要な作業を説明します。NetWalker/Baseで登録した構成情報を移行する場合は、必ず必要な作業です。

  1. 移行する構成情報グループのExport

    1. 移行する構成情報グループを選択し、[ファイル]-[ロード]メニューのExport操作を選択します。

    2. ファイル名を指定するウィンドウで「NW2V5」を指定し、Export処理を行います。

      →旧バージョンのデータが、以下のファイルにExportされます。ファイルが作成されたことを確認してください。

      NW2V5.config

  2. NWUSER環境変数の設定

    通常運用で指定しているNWUSER環境変数を指定してください。移行コマンドでは、本環境変数から上記の移行する構成情報ファイルを見つけます。そのため、本環境変数は、旧バージョンの退避を行うユーザに対して設定します。

イベント監視の条件定義を行っている場合

イベント監視の条件定義で以下の設定を行っている場合は、バージョンアップ後、定義したイベントの特定ができなくなります。

バージョンアップを行う前に、ほかの条件でイベントを特定するように定義を変更してください。

監査ログ管理機能を使用している場合

以下のファイルを退避してください。

退避するファイル

対象サーバ

収集済みのログファイル

ユーザが作成した日付書式定義ファイル

ログ収集一括定義コマンドで使用する入力ファイル

監査ログ管理ポリシーファイル

監査ログ管理 日付書式ポリシーファイル

監査ログ管理 接続可能一覧ポリシーファイル

◎:運用管理サーバ、中継サーバ、被管理サーバが対象です。

○:運用管理サーバのみ対象です。

Systemwalkerテンプレートがインストールされている場合

移行元コンピュータにSystemwalkerテンプレートがインストールされている場合は、“Systemwalkerテンプレートインストール説明書(readme)”を参照して作業してください。

Systemwalkerテンプレートおよび“Systemwalkerテンプレートインストール説明書(readme)”は、Systemwalker Centric Manager 技術情報で公開されています。

Microsoft SNMP Trap Serviceとの連携を確認する

Microsoft SNMP TrapServiceとSystemwalker Centric Managerのトラップ受信サービスとの連携が設定されているかどうか確認します。

以下のファイルを参照し、内容を確認します。このとき、本ファイルを編集しないでください。

Systemwalkerインストールディレクトリ\Mpwalker.dm\mpwksttr\bin\mpwksttr.ini

ファイルの内容が以下のようになっている場合は、Microsoft SNMP Trap Serviceとの連携が設定されています。“TRAP信するアプリケーションを使用している場合”を参照して必要な作業を実施してください。

[MSTS Cooperation]
Cooperation=1

mpwksttr.iniファイルが存在しない場合、ファイルの内容が上記と異なる場合は、Microsoft SNMP TrapServiceとの連携は設定されていません。