機能説明
Windowsサービス稼働監視スクリプトが動作するノードのWindowsサービスに対し、一定間隔で稼働状態の監視を行い、稼働状態が変更になった場合、運用管理サーバへイベントを通知します。
以下の2つのスクリプトで提供します。
ファイル名 | ファイルの内容 |
---|---|
apaMonitorServ.swt | Windowsサービス稼働監視スクリプト本体です。 本ファイルは編集しないでください。 |
apaMonitorServ.ini.swt | 監視対象Windowsサービスの情報を設定するための定義ファイルです。 |
本スクリプトをWindows版またはLinux版の運用管理サーバのポリシー定義に登録し、ポリシー配付して監視することが可能です。ポリシー配付する場合、本スクリプトを配付して監視できる対象製品は以下になります。
Systemwallker Centric Manager V15.2.1以降【Windows版】
サンプルスクリプトファイル
OS種別 | 格納場所とファイル名 |
---|---|
Windows | Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpsc\sample\apaMonitorServ.swt Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpsc\sample\apaMonitorServ.ini.swt |
Linux | /etc/opt/FJSVssc/sample/apaMonitorServ.swt /etc/opt/FJSVssc/sample/apaMonitorServ.ini.swt |
実行に必要な権限
Administrator権限が必要です。
編集可能な項目
監視間隔(分)を入力します。
すべてのノード共通の値です。
1~1439(1分から23時間59分)の範囲で指定します。
ノードごとに個別に設定する場合は、ノードの設定の後に監視間隔を設定できます。ここで監視間隔の設定と、ノードごとの監視間隔の設定が両方とも行われた場合は、ノードごとの設定が優先されます。
監視間隔(分)を入力しない場合、5(分)が設定されます。
稼動監視スクリプトが、OSの負荷が高いなどの原因でサービスの取得に失敗し、稼働監視を正しく完了できなかったときのエラーメッセージ通知の有無を設定します。
すべての監視対象共通です。
0または1を設定します。
0 : 稼働監視に失敗した場合にメッセージを通知しない
1 : 稼働監視に失敗した場合にメッセージを通知する
設定値を省略した場合、0が設定されます。
255バイト以内で設定します。
複数のノードで個別のWindowsサービスを監視する場合はノード名を「<>」の中に設定し、ノードごとに監視するWindowsサービスを定義します。
複数ノードで共通のWindowsサービスを監視する場合もノードごとに定義します。
監視対象のすべてのノードで同じWindowsサービスを監視する場合、ノードの設定は必要ありません。項目をすべて削除してください。
監視間隔(分)を入力します。
ここで設定する稼働監視間隔は、ノードごとの個別の設定です。
1~1439(1分から23時間59分)の範囲で指定します。
監視間隔(分)を入力しない場合、5(分)が設定されます。
監視するサービスの区切りです。
「x」には1から始まる連番を設定します。
監視するWindowsサービスの表示名を設定します。
表示名に空白を含む場合でも、ダブルクォーテーションで囲う必要はありません。
注意事項
apaMonitorServ.ini.swtの指定項目のうち、「Service_Name=」は必ず指定してください。
apaMonitorServ.ini.swtの「Service_Name=」に定義する監視対象Windowsサービス名は、大文字小文字も含めて、Windowsサービスの表示名と一致するように定義してください。
本スクリプトは、ポリシー配付を行い起動してください。swctclsh(スクリプト実行コマンド)から起動しないでください。
使用例
編集内容
以下に定義例を示します。
監視する条件は以下のとおりです。
ノード「node_1」で、「service1」と「service2」を、監視間隔10分で監視
ノード「node_2」で、「service3」を監視間隔30分で監視
[Script_MonitorService] <node_1> MonitorInterval=10 [Service_1] Service_Name=service1 [Service_2] Service_Name=service2 <node_2> MonitorInterval=30 [Service_1] Service_Name=service3