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Systemwalker Centric Manager 使用手引書 セキュリティ編
FUJITSU Software

9.4 ACLマネージャの監査ログ

Systemwalker ACLマネージャの監査機能について

Systemwalker ACL マネージャでは、以下の操作を実行した場合に、監査情報をファイルに出力するよう設定することができます。また、出力する監査情報については、成否や操作種別による採取条件の指定も可能です。

監査情報を出力する操作

操作

監査対象

種別

種別詳細

結果

Systemwalkerコンソールの起動(運用管理クライアントではログイン)

認証 (Login)

参照

成功

失敗

業務監視監視機能、業務監視編集機能 (Target)

アクセス権情報取得
(Get Access)

成功

失敗

Systemwalkerコンソールでのツリー一覧の表示

基本ツリー、論理ツリー (Target)

参照

一覧情報取得
(List)

成功

失敗

Systemwalkerコンソールでのツリーの作成

基本ツリー、論理ツリー (Target)

更新

作成
(Create)

成功

失敗

Systemwalkerコンソールでのツリーの削除

基本ツリー、論理ツリー (Target)

更新

削除
(Remove)

成功

失敗

Systemwalkerコンソールでのツリー名の変更

基本ツリー、論理ツリー (Target)

更新

変更
(Modify)

成功

失敗

Systemwalkerコンソールでのツリーのアクセス権の変更

基本ツリー、論理ツリー (Target)

更新

アクセス権設定
(Set Access)

成功

失敗

[システム監視設定]画面からのログイン

認証 (Login)

参照

成功

失敗

システム監視機能 (Target)

アクセス権情報取得
(Get Access)

成功

失敗

[利用者のアクセス権設定]画面からのログイン

認証 (Login)

参照

成功

失敗

システム監視機能、資源配付機能 (Target)

アクセス権チェック

(Check Access)

アクセス許可

アクセス拒否

[利用者のアクセス権設定]画面からのロールに所属するユーザの変更

ロール

更新

変更 (Modify)

成功

失敗

[資源配付]画面の起動、資源配付コマンドの実行(一部のみ)

認証 (Login)

参照

成功

失敗

資源配付機能 (Target)

アクセス権情報取得 (Get Access)

成功

失敗

監査情報、監査操作についての情報共通の出力項目

その他共通項目

内容

事象の日付/時刻

曜日 月 日 時間 年 の形式

事象の操作ユーザ名

Windows(R)の場合

ホスト名:ドメイン名:ユーザ名 の形式

Solarisの場合

ホスト名::ユーザ名 の形式

仮想資源名 (認証時は除く)

操作対象となった仮想資源名

コメント

チェックしたアクセス権の種別や、変更前の所有者名、ロールに追加/削除したユーザ名等

Systemwalker ACLマネージャの監査操作についての情報

操作

監査対象

種別

内容

結果

mpsetauditコマンド

(-fオプション)の実施

監査対象の変更

更新

変更のあった監査環境情報

成功

失敗

mpauditenvコマンドの実行

  • Systemwalker ACLマネージャの監査ログファイル出力先の変更

  • Systemwalker ACLマネージャの監査ログファイルサイズの変更

  • Systemwalker ACLマネージャの監査ログファイルのクリア

  • Systemwalker ACLマネージャの監査ログファイルの削除

更新

実行された操作情報

成功

失敗


その他共通項目

内容

事象の日付/時刻

曜日 月 日 時間 年 の形式

事象の操作ユーザ名

Windows(R)の場合

ドメイン名\ユーザ名 の形式

Solarisの場合

ユーザ名

ACLマネージャの監査機能を有効にする

以下の監査コマンドを使用することにより、ACLマネージャの監査機能を有効にできます。これらの監査コマンドは、以下のサーバ上で動作します。

監査コマンド

コマンド名

実行権限

機能

mpsetaudit

管理者のみ

(注)

監査機能の有効/無効を設定します。

mpauditenv

監査機能の動作環境の設定を変更します。

mplstaudit

監査機能の動作環境の設定状況を表示します。

注)

Windows(R)では、Administratorsグループに所属しているユーザ、UNIXでは、root権限をもつユーザのみ実行可能となります。それぞれのコマンドは、起動時にコマンドの実行ユーザをチェックしています。管理者(Windows(R)ではAdministratorsグループに所属しているユーザ、UNIXではroot権限をもつユーザ)でない場合、コマンドは異常終了し、処理は行われません。

監査ログファイル

Systemwalker Centric Managerでの認証、Systemwalkerコンソール、[システム監視設定]、[資源配付]、[利用者のアクセス権設定]画面の起動・表示、ロールに所属するメンバの変更に対する操作の監査情報をログファイルに出力します。Systemwalker ACLマネージャの監査ログファイルのサイズが一定の値に達した場合、Systemwalker ACLマネージャの監査ログファイルのバックアップがとられ、イベントログ(UNIX版の場合はシスログ)に、バックアップファイル名が通知されます。

監査ログのバックアップファイルの数は10で、mpfwsec_audit_log.xxxxxxxx.csv(xは英数字)という名前で作成されます。xxxxxxxxには00000001~0000000aが使用され、mpfwsec_audit_log.0000000a.csvの次は、mpfwsec_audit_log.00000001.csvとなります。

Systemwalker ACLマネージャの監査ログファイルのサイズ、および出力先は、mpauditenvコマンドにより変更できます。

監査環境設定情報のログ出力

ACLマネージャの監査ログ環境を変更した場合に、その監査ログを出力します。監査環境設定情報のログについても、ファイルのサイズが一定の値に達した場合に、バックアップがとられ、イベントログ(UNIX版の場合はシスログ)に、バックアップファイル名が通知されます。

監査環境設定情報のログは、mpfwsec_audit_sys.xxxxxxxx.csv(xは英数字)という名前で作成されます。バックアップファイルの数は10です。xxxxxxxxには00000001~0000000aが使用され、mpfwsec_audit_sys.0000000a.csvの次は、mpfwsec_audit_sys.00000001.csvとなります。

監査コマンド、監査ログファイルのアクセス権

ACLマネージャの監査コマンド、監査ログファイルには、それぞれインストール時に以下に示すアクセス権を設定しています。

Windows

※1)

Administrators

フルコントロール

SYSTEM

フルコントロール

CREATOR OWNER

フルコントロール

Users

読み取り

DmAdmin

フルコントロール

DmOperation

変更

DmReference

変更

DistributionAdmin

フルコントロール

DistributionOperation

変更

DistributionReference

変更

※2)

Administrators

フルコントロール

SYSTEM

フルコントロール

CREATOR OWNER

フルコントロール

UNIX