名前
sc_ctl - Scale out Controllerプロセスの起動、停止、再起動、構成定義ファイルの再読み込み、状態表示
概要
sc_ctl start [-D direcotry] [-R]
sc_ctl stop [-D direcotry] [-R]
sc_ctl restart [-D direcotry]
sc_ctl status [-D direcotry] [-R]
説明
startモードはScale out Controllerプロセスを起動します。起動時に裁定プロセスとの接続を試み、失敗した場合、Scale out Controllerプロセスの起動は失敗します。-Dオプションを用いて指定したディレクトリ内にarbs.confファイルが存在しない場合、エラーを出力し、起動が失敗します。-Rオプションが指定された場合、Scale out Controllerプロセスとともに、arbs.confに記載されたディレクトリを管理ディレクトリとする裁定プロセスも起動します。いずれかの裁定プロセスの起動に失敗した場合は、Scale out Controllerプロセスの起動は失敗します。
stopモードはScale out Controllerプロセスを停止します。指定したディレクトリ内にarbs.confファイルが存在しない場合、エラーを出力し、停止が失敗します。-Rオプションが指定された場合、Scale out Controllerプロセスを停止した後、arbs.confに記載されたディレクトリに関する裁定プロセスを停止します。いずれかの裁定プロセスの停止に失敗した場合は、その処理を飛ばして他の裁定プロセスを停止します。
restartモードはScale out Controllerプロセスを再起動します。内部的にはstopモードで動作後、startモードで動作します。
statusモードは現在の裁定プロセスとの接続状況を表示します。-Rオプションが指定された場合には、arbs.confに記載されたディレクトリに関する裁定プロセスに対して、mc_arb statusコマンドを実行します。
オプション
このオプションはScale out Controllerプロセスの管理ディレクトリを指定します。
このオプションが指定された場合、Scale out Controllerプロセスに紐付いた裁定プロセスを再帰的に起動します。
診断
0: 正常終了
0以外: 異常終了
例
Scale out Controllerプロセスを起動します。
$ sc_ctl start -D /sc_dir
$ sc_ctl status -D /sc_dir -R node_role port status directory (1) (2) (3) (4) coordinator 26400 online /path/to/arbitrationDirectory/of/coordinator/node data 26402 online /path/to/arbitrationDirectory/of/data/node node_role : coordinator, /path/to/arbitrationDirectory/of/coordinator/node (5) (6) server_id host status -------------------------------------- server1 10.165.9.112 offline server2 10.165.9.113 offline (7) (8) (9)
(1) ノード種別 coordinator : 中央管理ノード data : データノード (2) ポート番号 (3) 裁定サーバの接続状況 online : 接続状態 offline : 切断状態 (4) 裁定サーバの管理ディレクトリ -Rオプションが指定された場合には、arbs.confに記載されたディレクトリに関する 裁定プロセスに対して、mc_arb statusコマンドを実行し、(5)~(9)を出力します。 (5) ノード種別 (6) 裁定サーバの管理ディレクトリ (7) サーバ識別子 (8) ホスト名またはIPアドレス (9) サーバの接続状態 online : 接続状態 offline : 切断状態