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Enterprise Postgres 14 SP1 スケールアウト運用ガイド
FUJITSU Software

5.13.1 ノードの自動フェイルオーバ

Scale out Controllerは、中央管理ノードまたはデータノードの自動フェイルオーバをサポートします。

自動フェイルオーバは、データベースサーバの異常または、ノード間通信の異常を検知したときに実行されます。

データベースサーバの異常を検知した場合、Mirroring Controllerの機能でフェイルオーバが実行されます。ノード間通信の異常を検知した場合、中央管理ノードおよびデータノードのMirroring Controllerは、裁定プロセスに裁定を依頼します。

裁定プロセスは、Scale out Controllerプロセスと連携し、中央管理ノードまたは、データノードをフェイルオーバします。

以下にノード間ネットワークの不通を検知した場合の簡単なフローを示します。

Scale out Controllerプロセスに対する裁定を依頼する際、arbitration_wait_timeパラメータにタイムアウトを設定できます。ノード間通信の異常を検知した場合、フェイルオーバが実行されるまでの最遅時間は、裁定プロセスを経由したフェイルオーバ + arbitration_wait_timeとなります。“クラスタ運用ガイド(データベース多重化編)”の“チューニング”を参照して、arbitration_wait_timeを設定してください。