スケールアウトは、1つのデータベースサーバでは処理できない大量の処理を、複数のサーバに分散することで性能を向上させるための機能です。また、あるサーバで発生した障害が、他のサーバに影響しないように障害の影響範囲を局所化することもできます。
FUJITSU Enterprise Postgresのスケールアウトでは、データベースのテーブルをパーティショニングし、各パーティションを複数サーバに分散することで、処理の並列化、分散化を実現しています。特に、PostgreSQLのレプリケーション機能では実現できない更新を伴う処理もスケールアウトが可能です。
また、スケールアウトはシェアードナッシング型のアーキテクチャを採用しているため、クライアントはアクセスするデータノードに接続する必要があります。しかし、Connection Managerの機能を用いることで、接続先データノードのIPアドレスを意識せず利用することができます。