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Enterprise Postgres 14 SP1 導入ガイド(サーバ編)
FUJITSU Software

F.4 高速データロード機能で使用するメモリの見積り式

高速データロード機能で使用するメモリの見積り式について説明します。

使用メモリ量の概算は、次の式で見積もってください。

高速データロード機能で使用するメモリ量
 = (pgx_loaderの制御関数のプロセスの使用最大メモリ量 + pgx_loaderのコマンドの使用最大メモリ量) × 同時実行コマンド数

pgx_loaderの制御関数のプロセスの使用最大メモリ量
 =バックエンドプロセスの使用最大メモリ量:6メガバイト
 + 並列ワーカの使用最大メモリ量:6メガバイト × 並列ワーカ数
 + 動的に作成された共有メモリ量:80メガバイト × 並列ワーカ数

pgx_loaderのコマンドの使用最大メモリ量 = 9メガバイト

ポイント

上記の見積り式で算出した消費サイズに加えて、shared_buffersパラメータで見積もられた共有メモリ上のデータベースキャッシュが、本機能により投入されるデータ(テーブルおよびインデックスのキー)のサイズに応じて消費されます。“E.1 テーブルサイズの見積り”および“E.2 インデックスサイズの見積り”を参照して、適切なshared_buffersを見積もってください。