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Enterprise Postgres 14 SP1 導入ガイド(サーバ編)
FUJITSU Software

4.7.1 oracle_fdw

4.7.1.1 oracle_fdwのセットアップ

  1. 使用するOCIライブラリのパスを環境変数に追加します。使用可能なOCIライブラリのバージョンは、11.2以降です。
    環境変数“LD_LIBRARY_PATH”にOCIライブラリがインストールされているディレクトリのパスを追加します。

  2. スーパーユーザーで以下のコマンドを実行します。

    $ su -
    Password:******
    # cp -r /opt/fsepv<x>server64/OSS/oracle_fdw/* /opt/fsepv<x>server64
  3. 使用するOCIライブラリにlibclntsh.so.11.1というファイルが存在しない場合には、libclntsh.so.11.1という名前でlibclntsh.so.xx.1(xxはOCIライブラリのバージョンです)へのシンボリックリンクを作成します。

    # ln -s libclntsh.so.12.1 libclntsh.so.11.1
  4. FUJITSU Enterprise Postgresを再起動します。

  5. 本機能を利用するデータベースに対して、CREATE EXTENSION を実施します。
    psqlコマンドを利用して、データベース“postgres”に接続します。

    postgres=# CREATE EXTENSION oracle_fdw;
    CREATE EXTENSION

参考

  • サーバにOCIライブラリがインストールされていない場合、OracleクライアントやOracle Instant ClientによりOCIライブラリをインストールします。
    インストール手順についてはOracleが提供しているドキュメントを参照してください。

  • 使用するOCIライブラリのバージョンを更新した場合、環境変数“LD_LIBRARY_PATH”に登録しているOCIライブラリのパスを更新後のパスに変更してください。また、必要に応じて、libclntsh.so.11.1という名前のシンボリックリンクを再作成してください。

  • 使用するOCIライブラリのバージョンを更新した場合、環境変数“LD_LIBRARY_PATH”に登録しているOCIライブラリのパスを更新後のパスに変更してください。また、必要に応じて、libclntsh.so.12.1という名前のシンボリックリンクを再作成してください。

注意

本機能は、WebAdminで作成したインスタンスでは使用できません。サーバコマンドを使用した運用でのみ利用可能です。

4.7.1.2 oracle_fdwのアンセットアップ

  1. 本機能を利用するデータベースに対して、DROP EXTENSION を実施します。
    psqlコマンドを利用して、データベース“postgres”に接続します。

    postgres=# DROP EXTENSION oracle_fdw CASCADE;
    DROP EXTENSION
  2. スーパーユーザーで以下のコマンドを実行します。

    $ su -
    Password:******
    # rm -rf /opt/fsepv<x>server64/セットアップ時にコピーしたファイル

    参考

    セットアップ時にコピーしたファイルは以下で確認することができます。

    # find /opt/fsepv<x>server64/OSS/oracle_fdw