イベント情報を通知します。
記述形式を示します。
typedef struct_OA_JG_EVENT_1 { DWORD dwStartSignature; // シグネチャ DWORD dwLevel; // 構造体通知レベル DWORD dwEvents; // 発生したイベント LPSTR lptPrinter; // プリンタ名 DWORD dwPrinterStatus; // プリンタで発生したエラー DWORD dwPagesPrinted; // 出力完了ページ数 DWORD dwTotalPages; // 総ページ数 DWORD dwExtKind; // ドキュメント識別子 LPVOID pNextAddr; // 次のイベント情報通知構造体へのアドレス } OA_JG_EVENT_1, *POA_JG_EVENT_1;
OAASYNC_EVENT_STARTSIGNATUREが設定されます。
1が設定されます。
発生したイベントが設定されます。
待ち合わせモードによって取得できるイベントの詳細については、以下を参照してください。
イベントが発生したプリンタ名が設定されます。
プリンタでエラーが発生した際(dwEventsにOA_JG_EVENT_ERRORが設定された際)にステータスが設定されます。プリンタで発生したエラーの詳細については、以下を参照してください。
帳票の出力処理でエラーが発生したときと、帳票の出力処理が完了したときに、出力完了ページ数が設定されます。
総ページ数が設定されます。スプールデータ形式にRAW形式を指定している場合には、常に0が設定されます。
イベントに対応する帳票の出力要求のドキュメント識別子が通知されます。
複数のイベントが発生している場合、リストでイベント情報通知構造体が通知されます。
次のイベント情報通知構造体が存在する場合は、そのアドレスが設定されます。
次のイベント情報通知構造体が存在しない場合、NULLが設定されます。
OaJgAsyncWaitEvent関数によってイベント情報通知構造体を取得した場合、関数内部でメモリが獲得されます。不要になったときに、OaJgAsyncFreeEvent関数を呼び出して解放してください。
OaJgAsyncWaitEvent関数については、以下を参照してください。
OaJgAsyncFreeEvent関数については、以下を参照してください。
イベント情報通知構造体を取得した場合は、必ず最後まで(pNextAddrの値がNULLになるまで)、イベント情報通知構造体を参照して、必要な処理を行ってください。
待ち合わせモードによって取得できるイベントの詳細を示します。
イベント | 分類 | 意味 |
---|---|---|
OA_JG_EVENT_PRINTOUT | 状態 | 帳票の出力処理が完了しました。 |
OA_JG_EVENT_DELETE | 状態 | 帳票の出力要求が削除されました。 |
OA_JG_EVENT_PAUSE | 状態 | 帳票の出力要求が保留されました。 |
OA_JG_EVENT_PAUSE_AWAKE | 状態 | 帳票の出力要求の保留が解除されました。 |
OA_JG_EVENT_ERROR | エラー | 帳票の出力処理でエラーが発生しました。 |
OA_JG_EVENT_ERROR_AWAKE | エラー | 帳票の出力処理で発生したエラーが解除されました。 |
イベント | 分類 | 意味 |
---|---|---|
OAJG_MODE1のイベント | OAJG_MODE1のイベントと同じです。 | |
OA_JG_EVENT_MESSAGE | 応答 | ユーザに対処を求めるメッセージの応答を待ち合わせています。 |
OA_JG_EVENT_MESSAGE_AWAKE | 応答 | ユーザに対処を求めるメッセージに応答されました。 |
帳票の出力処理でエラーが発生した場合に通知される、プリンタで発生したエラーの詳細を示します。
エラー値 | 意味 |
---|---|
OA_JG_ERROR_OFFLINE | 出力装置がオフライン、またはストップ状態のため、帳票を出力することができません。 |
OA_JG_ERROR_PAPEROUT | 出力装置が用紙切れのため、帳票を出力することができません。 |
OA_JG_ERROR_PRINTER | 出力装置がエラー状態のため、帳票を出力することができません。 |
OA_JG_ERROR_FORWARD | リモート出力装置へ帳票データを転送中にエラーが発生しました。 |