この方法は、集計表形式およびフリーフレーム形式で使用できます。
ここでは、集計表形式の御見積書で見積書番号ごとの合計を出力する際、合計が1,000,000円を超える場合だけ手数料を出力する方法を例に説明します。
帳票様式定義画面で、「見積書番号」、「製品名」、「金額」を定義します。「金額」は数字項目として定義します。
帳票様式定義画面で制御脚書きパーティション(CF1)を定義し、「合計」、「手数料」を定義します。「合計」は数字項目として定義します。
データ定義画面の[データ定義]タブで、「見積書番号」のオペランドに「BREAK」を指定します。
⇒「見積書番号」に対するデータが変わったことを検知します。
データ定義画面の[データ定義]タブで、「合計」のオペランドに「SUM(金額)」を指定します。
⇒「見積書番号」ごとの合計を計算します。
データ定義画面の[データ定義]タブで、「手数料」のオペランドに「CASE(合計 > 1000000, "※別途、手数料10,000円が必要です。")DEFAULT(_NULL_)」を指定します。
⇒「合計」が1,000,000円を超える場合に"※別途、手数料10,000円が必要です。"を出力し、それ以外の場合には何も出力しません。
データ定義画面の[拡張定義]タブで、「DETAIL」段落を追加し、「COMPUTE 合計」を記述します。
⇒1明細出力するたびに「合計」に「金額」を加算します。
データ定義画面の[拡張定義]タブで、「CNTL-FOOT」段落を追加し、「見積書番号」と2.で定義した制御脚書きパーティション名(CF1)を記述します。また、「COMPUTE 手数料」を記述します。
⇒「見積書番号」に対するデータが変わるタイミングで制御脚書きパーティション(CF1)を出力します。
例)
データ項目名 | オペランド |
---|---|
見積書番号 | BREAK |
製品名 |
|
金額 |
|
合計 | SUM(金額) |
手数料 | CASE(合計 > 1000000, "※別途、手数料10,000円が必要です。") DEFAULT(_NULL_) |
DETAIL COMPUTE 合計 CNTL-FOOT 見積書番号 CF1 COMPUTE 手数料
ポイント
この機能は、Windows用帳票サンプル「御見積書2」、UNIX系OS用帳票サンプル「MITUMOR2」で使用しています。