この方法は、集計表形式で使用できます。
集計表形式の帳票を使用してデータの集計を行うには、データ定義画面の[拡張定義]タブで設定を行う必要があります。
ここでは、集計表形式の御見積書で金額の総合計を計算し、帳票の先頭(レポート頭書きパーティション)に合計税込み金額を出力する方法を例に説明します。
帳票定義様式画面で、数字項目として「数量」、「単価」、および「金額」を定義します。
帳票定義様式画面で、レポート頭書きパーティション(RH)を定義し、数字項目として「合計税込み」を定義します。
データ定義画面の[データ定義]タブで、「金額」のオペランドに「MUL(数量,単価)」を指定します。
⇒「数量」と「単価」の積を計算します。
データ定義画面の[データ定義(レポート頭書き)]タブで、「合計データ」のオペランドに「TSUM(金額)」を指定します。
⇒「金額」の総合計を計算します。
データ定義画面の[データ定義(レポート頭書き)]タブで、「合計税込み」のオペランドに「MUL(合計データ,1.05)」を指定します。
⇒「合計データ」の消費税込みの値を計算します。
データ定義画面の[拡張定義]タブで、「REPORT-HEAD」段落を追加し、「COMPUTE 合計税込み」を記述します。
⇒レポート頭書きパーティションを出力するタイミングで「合計税込み」を計算します。
データ定義画面の[拡張定義]タブで、「DETAIL」段落を追加し、「COMPUTE 金額」 と「COMPUTE 合計データ」を記述します。
⇒1 明細出力するたびに「金額」を計算します。また、1 明細出力するたびに「合計データ」に計算後の「金額」を加算します。
例)
データ項目名 | オペランド |
---|---|
数量 | |
単価 | |
金額 | MUL(数量,単価) |
データ項目名 | オペランド |
---|---|
合計データ | TSUM(金額) |
合計税込み | MUL(合計データ,1.05) |
REPORT-HEAD COMPUTE 合計税込み DETAIL DE COMPUTE 金額 COMPUTE 合計データ
ポイント
TSUM関数の演算結果に対して演算したい場合、TSUM関数を指定する項目は、非出力項目(レコードのみ項目)として定義します。
この機能は、Windows用帳票サンプル「御見積書4」、UNIX系OS用帳票サンプル「MITUMOR4」で使用しています。