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Interstage List Creator V11.0.0 帳票設計編
FUJITSU Software

B.4.4 複数種類の明細パーティションを交互に切り替えて出力したい

この方法は、集計表形式およびフリーフレーム形式で使用できます。

ここでは、集計表形式の御見積書で1明細ごとにパーティションを交互に切り替えて出力する方法を例に説明します。

=操作手順=
  1. 帳票様式定義画面で、明細パーティションを定義し(DE)、「製品名」および「金額」を定義します。

  2. 帳票様式定義画面で、明細パーティションを定義し(DE1)、「製品名」および「金額」を1.のレコード域共用項目として定義します。

  3. 帳票様式定義画面で、非出力項目(レコードのみ項目)の項目形式(レコード項目形式)「数字項目」として「出力明細」を追加します。

  4. データ定義画面の[データ定義]タブで、「出力明細」のオペランドに「ハイフン(-)」を指定します。

    ⇒「出力明細」はデータを受け取りません。

  5. データ定義画面の[拡張定義]タブで、「PAGE-HEAD」段落に「SET 出力明細 TO 0」を追加します。

    ⇒出力明細の初期化処理を行います。

  6. データ定義画面の[拡張定義]タブで、「DETAIL」段落を追加し、「(出力明細 = 0)」と1.で定義した明細パーティション(DE)を記述します。
    また、「SET 出力明細 TO 1」を記述します。

    ⇒「出力明細」が「0」の場合に明細パーティション(DE)を出力します。
    明細パーティション(DE)を出力した後に「出力明細」に「1」を代入します。

  7. データ定義画面の[拡張定義]タブで、「DETAIL」段落を追加し、「(出力明細 = 1)」と2.で定義した明細パーティション(DE1)を記述します。
    また、「SET 出力明細 TO 0」を記述します。

    ⇒「出力明細」が「0」の場合に明細パーティション(DE1)を出力します。
    明細パーティション(DE1)を出力した後に「出力明細」に「0」を代入します。

例)

[データ定義]タブ

データ項目名

オペランド

製品名

金額

出力明細

[拡張定義]タブ

PAGE-HEAD
SET  出力明細 TO  0
DETAIL  (出力明細 = 0) DE
SET  出力明細 TO 1
DETAIL  (出力明細 = 1) DE1
SET  出力明細 TO  0

ポイント

  • この機能は、Windows用帳票サンプル「御見積書3」、UNIX系OS用帳票サンプル「MITUMOR3」で使用しています。