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Interstage List Creator V11.0.0 帳票設計編
FUJITSU Software

14.3.1 項目属性切替え定義ファイルの記述形式

ここでは、項目属性切替え定義ファイルの記述形式について説明します。

記述形式

[帳票名],[項目名],属性識別子,"変更前の情報","変更後の情報"

記述形式(属性識別子がRULE_FONT_JAPANESEまたはRULE_FONT_ENGLISHの場合)

[帳票名],[項目名],属性識別子,"変更前の情報","変更後の情報","条件式"

注意

  • 「,(カンマ)」の前後や「,(カンマ)」と指定情報の間に不要な空白を指定しないでください。空白も指定文字とみなされるため、帳票様式定義で定義している情報と一致せず、項目属性の切り替えが正しく行われない場合があります。

ポイント

  • 「,(カンマ)」は区切り文字です。省略できません。

  • 行の先頭に「//」を記述すると、コメント行とみなします。

[帳票名]/[項目名]

項目属性を切り替える場合の対象とする帳票名、項目名を指定します。

項目属性切替えの対象範囲によって指定が異なります。

  • すべての帳票に対して項目属性を切り替える場合
    [帳票名]、[項目名]ともに省略します。

  • 特定の帳票に対して項目属性を切り替える場合
    対象とする帳票名を[帳票名]に指定します。

  • 特定の帳票に定義されている特定の項目に対して項目属性を切り替える場合
    [帳票名]および[項目名]を指定します。

注意

  • [項目名]を指定する場合は、必ず[帳票名]を指定してください。[帳票名]を指定せずに[項目名]を指定した場合、指定は無効となります。

  • [項目名]に指定する大文字/小文字は、必ず帳票定義情報に合わせてください。

  • 「区切り編集」(属性識別子「NUM_DECIMAL_FORMAT」)は、帳票定義情報全体で有効になる属性のため、項目単位で切り替えることはできません。
    そのため、[項目名]は指定しないでください。

  • 項目属性を切替える対象範囲ごとの指定の有無は、以下を参照してください。

    ⇒“●指定例1

属性識別子

帳票出力時に切り替える項目属性の属性識別子を指定します。

注意

  • 必ず英大文字で指定してください。英大文字以外で記述した場合は無効となります。

指定できる属性識別子は、以下のとおりです。

項目属性の分類

属性識別子

説明

フォント

FONT_JAPANESE

日本語フォントを切り替える
識別子です。

FONT_ENGLISH

英文フォントを切り替える
識別子です。

RULE_FONT_JAPANESE

指定した条件が真の場合に日本語フォントを切り替える識別子です。

RULE_FONT_ENGLISH

指定した条件が真の場合に英文フォントを切り替える識別子です。

リテラル

LITERAL_STRING

固定リテラル項目、日付項目、または時刻項目の文字列を切り替える識別子です。

LITERAL_RECTSTRING

矩形固定リテラル項目の文字列を切り換える識別子です。

LITERAL_LABEL

ラジオボタン項目、またはチェックボックス項目のラベル文字列を切り替える識別子です。

数値

NUM_DECIMAL_FORMAT

区切り編集のスタイルを切り替える識別子です。

NUM_DECIMAL_PLACES

数字項目の小数部桁数の指定を切り替える識別子です。

NUM_DECIMAL_PLACES_SUPPRESS

数字項目の小数点を出力するかどうかの指定を切り替える識別子です。

NUM_DECIMAL_PLACES_FORMAT

数字項目の小数部の編集形式の指定を切り替える識別子です。

通貨

CURRENCY_SYMBOL

数字項目の通貨記号の指定を
切り替える識別子です。

日付

DATE_FORMAT_STRING

数字項目の日付編集形式を切り替える識別子です。

変更前の情報/変更後の情報
条件式

属性を切り替えるための条件を指定します。

注意

  • 条件式は属性識別子がRULE_FONT_JAPANESEまたはRULE_FONT_ENGLISHの場合のみ有効です。

分類ごとの指定の詳細は、以下を参照してください。

項目属性の分類

指定方法の参照先

フォント

属性識別子が「FONT_JAPANESE」たは「FONT_ENGLISH」の場合の指定方法

属性識別子が「RULE_FONT_JAPANESE」または「RULE_FONT_ENGLISH」の場合の指定方法

リテラル

属性識別子が「LITERAL_STRING」(文字列)の場合

属性識別子が「LITERAL_RECTSTRING」(文字列(複数行))の場合

属性識別子が「LITERAL_LABEL」(ラベル)の場合

数値

属性識別子が「NUM_DECIMAL_FORMAT」(区切り編集)の場合

属性識別子が「NUM_DECIMAL_PLACES」(小数部桁数)の場合

属性識別子が「NUM_DECIMAL_PLACES_SUPPRESS」(小数点の出力有無)の場合

属性識別子が「NUM_DECIMAL_PLACES_FORMAT」(小数部の編集形式)の場合

通貨

属性識別子が「CURRENCY_SYMBOL」の場合の指定方法

日付

属性識別子が「DATE_FORMAT_STRING」の場合の指定方法

ポイント

  • 同じ属性識別子、および変更前の情報を複数指定した場合、最後に指定した値が有効となります。

  • 以下の場合、その行の指定は無効となります。

    • 存在しない帳票名を指定した場合

    • [帳票名]を指定せずに[項目名]を指定した場合

    • 定義されていない項目名を指定した場合

    • 文字列属性を指定している場合で、「変更前の情報」に設定されている文字列(またはラベル)の項目が帳票定義情報にない場合

    • 属性識別子を英大文字以外で記述した場合など、正しく指定していない場合

属性識別子が「FONT_JAPANESE」または「FONT_ENGLISH」の場合の指定方法

変更前の情報

帳票定義情報に指定されている日本語フォント名/英文フォント名を31バイト(Shift-JIS換算)以内で指定します。

必ず「"(ダブルクォーテーション)」で囲んで指定してください。

変更後の情報

変更後のフォント名を31バイト(Shift-JIS換算)以内で指定します。

必ず「"(ダブルクォーテーション)」で囲んで指定してください。

属性識別子が「RULE_FONT_JAPANESE」または「RULE_FONT_ENGLISH」の場合の指定方法

注意

  • 本指定は置換フォント指定、FONT_JAPANESEおよびFONT_ENGLISHよりも優先されます。

  • 条件式が真となる場合に、属性を切り替えられます。

  • 条件式は省略不可です。省略した場合、または「"(ダブルクォーテーション)」で囲んでいない場合、フォントは切り替えられません。

  • 属性識別子が「RULE_FONT_JAPANESE」または「RULE_FONT_ENGLISH」の場合の指定例は、以下を参照してください。
    ⇒“●指定例2

変更前の情報

指定不要です。「カンマ(,)」だけを指定してしてください。

変更後の情報

変更後の日本語フォント名または英文フォント名を31文字以内で指定します。
必ず「"(ダブルクォーテーション)」で囲んで指定してください。

条件式

属性を切り替えるための条件を以下の形式で指定します。
"参照項目名 = 値"
必ず「"(ダブルクォーテーション)」で囲んで指定してください。

参照項目名

以下の項目種別を指定できます。

  • 数字項目

  • テキスト項目

  • 矩形テキスト項目

  • 非出力項目

注意

  • 集団印刷を指定した参照項目名は対象外です。

  • 参照項目名が非出力項目でない場合、参照項目が含まれないパーティションの項目のフォントは切り替えられません。

  • 参照項目が以下のように繰り返しを指定した項目の場合、1番目のデータが条件値として採用されます。
    ・ カード形式の帳票でレコード情報に「繰返しを行う」を指定した項目
    ・ 伝票形式の帳票のボディ部の項目
    ・ タックシール形式の帳票のシールの項目
    ・ 矩形繰返し形式の帳票の矩形部分の項目

演算子

指定できる演算子は"="です。
演算子の前後には1個以上の半角空白が必要です。

参照項目名に指定した項目の値を指定します。

  • 数字項目および非出力項目(項目形式が数字項目)の場合
    ・ 以下の文字が使用できます。
       「0~9」
       「マイナス符号(-)」(分類が日付の場合は使用不可)
       「小数点(.)」          (分類が日付の場合は使用不可)
    ・ 「マイナス符号(-)」、「小数点(.)」以外に18桁まで指定できます。
    ・ 「マイナス符号(-)」は先頭に1つだけ指定してください。
    ・ 「小数点(.)」は1つだけ指定できます。小数点前後の0を省略可能です(例 0.1⇒.1、-1.⇒-1)。
    ・ 分類が日付の場合、西暦を使用した8桁の数字を指定してください(例:20170201)。

  • 非出力項目(項目形式が数字項目)の場合、項目長は18バイト以内で指定してください。

  • 値がない場合は以下のように指定してください。
    ・ 数字項目のプロパティで「データがない場合の動作」で「出力しない」の場合、値は指定しない
           例)"Numeric0001 = "
    ・ 数字項目のプロパティで「データがない場合の動作」で「0を出力」の場合、0を指定する場合
           例)"Numeric0001 = 0"
    ・ 数字項目以外の場合、値を指定しない場合
           例)"Text0001 = "

属性識別子が「LITERAL_STRING」、「LITERAL_RECTSTRING」、または「LITERAL_LABEL」の場合の指定方法

属性識別子が「LITERAL_STRING」(文字列)の場合
変更前の情報

帳票定義情報に指定されている文字列を指定します。

必ず「"(ダブルクォーテーション)」で囲んで指定してください。

変更後の情報

変更後の文字列を指定します。

必ず「"(ダブルクォーテーション)」で囲んで指定してください。

  • 帳票定義情報の[帳票のプロパティ]-[帳票定義体]タブの「Unicodeの文字を使用する」がチェックされていない場合

    1~999バイト以内で指定してください。

    Shift-JISの範囲の文字のみ指定可能です。

  • 帳票定義情報の[帳票のプロパティ]-[帳票定義体]タブの「Unicodeの文字を使用する」がチェックされている場合

    1~499文字以内で指定してください。

    Unicodeの範囲の文字を指定できます。

    なお、サロゲートペア領域の文字の場合は、1文字を2文字として計算してください。

注意

  • [帳票名]および[項目名]の指定があり、固定リテラル項目、日付項目、および時刻項目に繰返しが指定されている場合、繰返し元の項目だけが切り替わります。
    繰返しが指定されている固定リテラル項目、日付項目、および時刻項目の文字列を帳票定義情報内ですべて切り替えたい場合は、[項目名]は指定せず、[帳票名]のみ指定してください。

ポイント

  • 帳票定義情報に指定されている文字を消して(空の文字で)帳票出力する場合は、「""」と指定してください。

    例)項目に指定されている「様」を消して帳票出力する場合

            ,,LITERAL_STRING,"",""
属性識別子が「LITERAL_RECTSTRING」(文字列(複数行))の場合
変更前の情報

帳票定義情報に指定されている文字列を指定します。

必ず「"(ダブルクォーテーション)」で囲んで指定してください。

変更後の情報

変更後の文字列を指定します。

必ず「"(ダブルクォーテーション)」で囲んで指定してください。

  • 帳票定義情報の[帳票のプロパティ]-[帳票定義体]タブの「Unicodeの文字を使用する」がチェックされていない場合

    1~999バイト以内で指定してください。

    Shift-JISの範囲の文字のみ指定可能です。

  • 帳票定義情報の[帳票のプロパティ]-[帳票定義体]タブの「Unicodeの文字を使用する」がチェックされている場合

    1~499文字以内で指定してください。

    Unicodeの範囲の文字を指定できます。

    なお、サロゲートペア領域の文字の場合は、1文字を2文字として計算してください。

ポイント

  • 文字列の途中で改行したい場合、改行したい位置に「\n」を指定してください。

  • 文字列中に「\」を含める場合は、「\\」と指定してください。

    例)「\n」を文字列として出力したい場合は「\\n」と指定します。

  • 帳票定義情報に指定されている文字を消して(空の文字で)帳票出力する場合は、「""」と指定してください。

    例)項目に指定されている「毎度ありがとうございます。\n下記の通りご請求申し上げます。」を消して帳票出力する場合

            ,,LITERAL_RECTSTRING,"毎度ありがとうございます。\n下記の通りご請求申し上げます。",""
属性識別子が「LITERAL_LABEL」(ラベル)の場合
変更前の情報

帳票定義情報に指定されているラベルの文字列を指定します。

必ず「"(ダブルクォーテーション)」で囲んで指定してください。

変更後の情報

変更後のラベルの文字列を指定します。

必ず「"(ダブルクォーテーション)」で囲んで指定してください。

  • 帳票定義情報の[帳票のプロパティ]-[帳票定義体]タブの「Unicodeの文字を使用する」がチェックされていない場合

    1~255バイト以内で指定してください。

    Shift-JISの範囲の文字のみ指定可能です。

  • 帳票定義情報の[帳票のプロパティ]-[帳票定義体]タブの「Unicodeの文字を使用する」がチェックされている場合

    1~127文字以内で指定してください。

    Unicodeの範囲の文字を指定できます。

    なお、サロゲートペア領域の文字の場合は、1文字を2文字として計算してください。

ポイント

  • 帳票定義情報に指定されている文字を消して(空の文字で)帳票出力する場合は、「""」と指定してください。

    例)項目に指定されている「その他」を消して帳票出力する場合

            ,,LITERAL_LABEL,"その他",""

属性識別子が「NUM_DECIMAL_FORMAT」、「NUM_DECIMAL_PLACES」、「NUM_DECIMAL_PLACES_SUPPRESS」、または「NUM_DECIMAL_PLACES_FORMAT」の場合の指定方法

ポイント

  • 分類が「数値」の属性識別子の場合、「変更前の情報」および「変更後の情報」は「"(ダブルクォーテーション)」で囲む必要はありません。

属性識別子が「NUM_DECIMAL_FORMAT」(区切り編集)の場合
変更前の情報

帳票定義情報に指定されている区切り編集のスタイルを以下のいずれかで指定します。

0:

3桁ごとの区切り文字が「,(カンマ)」、小数点が「.(ピリオド)」の場合に指定します。

1:

3桁ごとの区切り文字が「.(ピリオド)」、小数点が「,(カンマ)」の場合に指定します。

変更後の情報

変更後の区切り編集のスタイルを以下のいずれかで指定します。

0:

3桁ごとの区切り文字を「,(カンマ)」、小数点を「.(ピリオド)」にする場合に指定します。

1:

3桁ごとの区切り文字が「.(ピリオド)」、小数点を「,(カンマ)」にする場合に指定します。

属性識別子が「NUM_DECIMAL_PLACES」(小数部桁数)の場合
変更前の情報

帳票定義情報に指定されている小数部桁数を指定します。

変更後の情報

変更後の小数部桁数を、0~項目長の範囲で指定します。

属性識別子が「NUM_DECIMAL_PLACES_SUPPRESS」(小数点の出力有無)の場合
変更前の情報

帳票定義情報に指定されている小数点の出力有無の指定を以下のいずれかで指定します。

0:

小数点が出力される指定の場合に指定します。

1:

小数点が出力されない指定の場合に指定します。

変更後の情報

変更後の小数点の出力有無を以下のいずれかで指定します。

0:

小数点を出力する場合に指定します。

1:

小数点を出力しない場合に指定します。

属性識別子が「NUM_DECIMAL_PLACES_FORMAT」(小数部の編集形式)の場合
変更前の情報

帳票定義情報に指定されている小数部の編集形式を以下のいずれかで指定します。

0:

小数部の編集形式が「999」の場合に指定します。

1:

小数部の編集形式が「ZZZ」の場合に指定します。

2:

小数部の編集形式が「9ZZ」の場合に指定します。

変更後の情報

変更後の小数部の編集形式を以下のいずれかで指定します。

0:

小数部の編集形式を「999」にする場合に指定します。

1:

小数部の編集形式を「ZZZ」にする場合に指定します。

2:

小数部の編集形式が「9ZZ」の場合に指定します。

属性識別子が「CURRENCY_SYMBOL」の場合の指定方法

変更前の情報

帳票定義情報に指定されている通貨記号文字を指定します。

必ず「"(ダブルクォーテーション)」で囲んで指定してください。

変更後の情報

変更後の通貨記号を指定します。

必ず「"(ダブルクォーテーション)」で囲んで指定してください。

  • 帳票定義情報の[帳票のプロパティ]-[帳票定義体]タブの「Unicodeの文字を使用する」がチェックされていない場合

    1~4バイト以内で指定してください。

    Shift-JISの範囲の文字のみ指定可能です。

  • 帳票定義情報の[帳票のプロパティ]-[帳票定義体]タブの「Unicodeの文字を使用する」がチェックされている場合

    1~4文字以内で指定してください。

    Unicodeの範囲の文字を指定できます。

    なお、サロゲートペア領域の文字の場合は、1文字を2文字として計算してください。

注意

  • 通貨記号には以下の文字は使用できません。

        数字:09
    英字:ADNPRSVXZ
    記号:「半角空白」、「*」、「+」、「-」、「,」、「.」、「;」、「(」、「)」、「"」、「/」、「=

属性識別子が「DATE_FORMAT_STRING」の場合の指定方法

変更前の情報

帳票定義情報に指定されている日付編集文字列を指定します。

必ず「"(ダブルクォーテーション)」で囲んで指定してください。

変更後の情報

変更後の日付編集文字列を、“日付を表す特殊な文字列”を含む文字列で指定します。

必ず「"(ダブルクォーテーション)」で囲んで指定してください。

指定できる“日付を表す特殊な文字列”は、以下のものです。

YYYY:

西暦年(例:「2012」など)です。

YY:

西暦の下二桁(例:「12」など)です。

MMMM:

英語月(例:「April」など)です。

MMM:

英語月の短縮形(例:「Apr」など)です。

MM:

月(例:「04」など)です。

DD:

日(例:「02」など)です。

WWWW:

英語曜日(例:「Monday」など)です。

WWW:

英語曜日の短縮形(例:「Mon」など)です。

  • 帳票定義情報の[帳票のプロパティ]-[帳票定義体]タブの「Unicodeの文字を使用する」がチェックされていない場合

    1~128バイト以内で指定してください。

    Shift-JISの範囲の文字のみ指定可能です。

  • 帳票定義情報の[帳票のプロパティ]-[帳票定義体]タブの「Unicodeの文字を使用する」がチェックされている場合

    1~64文字以内で指定してください。

    Unicodeの範囲の文字を指定できます。

    なお、サロゲートペア領域の文字の場合は、1文字を2文字として計算してください。

指定例1

以下に、すべての帳票を対象とする場合、および特定の帳票を対象とする場合の指定例を示します。

[すべての帳票を対象とする場合の指定例]
// 共通の定義

,,LITERAL_STRING,"請求書","Bill"
,,LITERAL_STRING,"請求額","Billed"
,,LITERAL_STRING,"日付","Date"
,,LITERAL_STRING,"商品","Commodity"
,,LITERAL_STRING,"数量","Amount"
,,LITERAL_STRING,"単価","Unit price"
,,LITERAL_STRING,"金額","Price"
,,LITERAL_STRING,"合計","Total"

[特定の帳票を対象とする場合の指定例]
// 帳票固有の定義

Form1,,LITERAL_STRING,"○○○株式会社","○○○Limited"                                    …1)
Form1,,LITERAL_STRING,"東京都港区東新橋X-X-X","Tokyo Minato Ward east Shinbashi X-X-X"    …1)
Form1,,LITERAL_STRING, "続く","Continues"                                                 …1)

Form1,UPrice,NUM_DECIMAL_PLACES,0,2                                                       …2)
Form1,UPrice,NUM_DECIMAL_PLACES_FORMAT,1,2                                                …2)

Form1,Price,NUM_DECIMAL_PLACES,2,2                                                        …2)
Form1,Price,NUM_DECIMAL_PLACES_FORMAT,1,2                                                 …2)

Form1,Total,NUM_DECIMAL_PLACES,2,2                                                        …2)
Form1,Total,NUM_DECIMAL_PLACES_FORMAT,1,2                                                 …2)

1):[帳票名]を指定し、[項目名]を省略しているので、指定している帳票定義情報に対しての指定となります。

2):[帳票名]および[項目名]を指定しているので、指定している帳票定義情報の特定の項目に対しての指定となります。

指定例2

以下に、属性識別子が「RULE_FONT_JAPANESE」または「RULE_FONT_ENGLISH」の場合の指定例を示します。

[すべての帳票の全項目の日本語フォントを非出力項目Filler0001の値で切り替える場合]
,,RULE_FONT_JAPANESE,,"SimSun","Filler0001 = 1"
,,RULE_FONT_JAPANESE,,"MingLiU","Filler0001 = 2"
,,RULE_FONT_JAPANESE,,"BatangChe","Filler0001 = 3"
[帳票「Form1」の全項目の日本語フォントを非出力項目Filler0001の値で切り替える場合]
Form1,,RULE_FONT_JAPANESE,,"SimSun","Filler0001 = 1"
Form1,,RULE_FONT_JAPANESE,,"MingLiU","Filler0001 = 2"
[帳票「Form1」に定義されている項目「Text0001」」の日本語フォントだけを非出力項目Filler0001の値で切り替える場合]
Form1,Text0001,RULE_FONT_JAPANESE,,"SimSun","Filler0001 = 1"
Form1,Text0001,RULE_FONT_JAPANESE,,"MingLiU","Filler0001 = 2"
[帳票「Form1」に定義されている項目のうち「Text」で始まる項目の日本語フォントだけを非出力項目Filler0001の値で切り替える場合]
Form1,Text*,RULE_FONT_JAPANESE,,"SimSun","Filler0001 = 1"
Form1,Text*,RULE_FONT_JAPANESE,,"MingLiU","Filler0001 = 2"

以下に条件式の優先度に関する例を示します。

[項目名の完全一致の条件式と前方一致の条件式のどちらも真となった場合、完全一致の条件式を採用]

以下の場合は、"Text0001"を指定した条件式を採用します。

From1,Text0001,RULE_FONT_JAPANESE,,"MS 明朝","Filler0001 = A"
From1,Text*,RULE_FONT_JAPANESE,,"MS ゴシック","Filler0001 = A"
[項目名の前方一致の条件式が複数あり、複数の条件式が真となった場合、より長い項目名の条件式を採用]

以下の場合は、"Text*"を指定した条件式を採用します。

From1,T*,RULE_FONT_JAPANESE,,"MS 明朝","Filler0001 = A"
From1,Text*,RULE_FONT_JAPANESE,,"MS ゴシック","Filler0001 = A"
[項目名の長さが同じ条件式が複数ある場合、最後の条件式を採用]

以下の場合は、"Filler0002"を指定した条件式を採用します。

From1,Text*,RULE_FONT_JAPANESE,,"MS 明朝","Filler0001 = A"
From1,Text*,RULE_FONT_JAPANESE,,"MS ゴシック","Filler0002 = A"
[1回の帳票出力で2つの項目属性切替え定義ファイルを指定し、真となった条件式が両方のファイルに存在した場合、完全一致、前方一致にかかわらず、2つ目のファイルの条件式を採用]

以下の場合は、"Text*"を指定した条件式を採用します。

//・1つ目のファイルの指定
From1,Text0001,RULE_FONT_JAPANESE,,"MS 明朝","Filler0001 = A"
//・2つ目のファイルの指定
From1,Text*,RULE_FONT_JAPANESE,,"MS ゴシック","Filler0001 = A"