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Interstage List Creator V11.0.0 帳票設計編
FUJITSU Software

8.3.19 組込みメディア項目に透過を指定する

組込みメディア項目に透過を指定する方法を説明します。

組込みメディア項目に透過を指定すると、組込みメディア項目の背後にある項目やオーバレイが透けて出力されます。

例えば、印鑑のイメージデータに透過を指定すると、印鑑を押印したような帳票が出力されます。

ここでは、イメージファイルから透過する色を取得する方法を説明します。

透過色を取得・出力できるイメージファイルについては、以下を参照してください。

⇒“D.1.5 組込みメディア項目の透過に関する注意事項

注意

  • イメージデータから透過色を取得する場合には、画面の色数を、 24 ビットフルカラー以上にしてください。

=操作手順=
  1. 透過を指定する組込みメディア項目を選択し、組込みメディア項目のプロパティ画面を表示します。

    組込みメディア項目のプロパティ画面の表示方法については、以下を参照してください。

    ⇒“8.3.1 項目のプロパティ画面を表示する

  2. [透過]タブで、「透過色を指定する」チェックボックスをチェックします。

  3. [イメージの表示色を取得]ボタンをクリックします。

    ⇒ファイルを開く画面が表示されます。

  4. 透過を指定するイメージファイルを選択して、[OK]ボタンをクリックします。

    ⇒選択したファイルと関連付けされているアプリケーションが起動され、選択したファイルの内容が表示されます。

    注意

    • 選択したファイルにアプリケーションが関連付けされていない場合、関連付けされているアプリケーションは起動されません。対象のファイルが表示できるアプリケーションとの関連付けを行ってください。

  5. 透過色にしたい色の上でクリックし、透過色を指定します。

    ⇒組込みメディア項目のプロパティ画面が表示され、指定した色が「透過色」に表示されます。また、「赤」、「緑」、および「青」に指定した色の値が表示されます。

  6. [OK]ボタンをクリックします。

    ⇒5.で指定した色が透過色として指定されます。

    ポイント

    • 「イメージの表示色を取得」では、画面に表示されている色を取得します。そのため、画面の色や表示するアプリケーションによっては、実際の色とは異なった色が取得される場合があります。
      正確な色を取得したい場合は、画面の色を24ビット以上、かつ関連付けアプリケーションにペイントなどの画像編集系のアプリケーションを設定してください。

    • 透過に関する注意については、以下を参照してください。

      ⇒“D.1.5 組込みメディア項目の透過に関する注意事項