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Interstage List Creator V11.0.0 帳票設計編
FUJITSU Software

6.3.1 既存の帳票やプレプリント用紙のレイアウト情報を利用する

既存の帳票がある場合に利用する方法です。

紙などの帳票を、スキャナを使用してイメージファイルにします。そのイメージファイルから帳票のレイアウトに関する情報を取り込んで、帳票レイアウト情報を作成します。

帳票のイメージファイルは、ウィザードなどで取り込みます。イメージファイルを取り込むと、取り込んだイメージファイルが、これから作成する帳票レイアウト情報の下敷きとして表示されます。その下敷きに合わせて、項目やオーバレイを定義します。さらに、オーバレイ変換機能を使用すると、下敷きイメージの罫線、網がけ、文字をオーバレイに変換したり、オーバレイの表に合わせて項目を自動的に作成することができます(項目の自動生成)。イメージファイルがカラーの場合、下敷きをカラーで表示したり、カラーでオーバレイに変換することもできます。

既存の資産

帳票設計を始める前に用意するファイル

ファイルを取り込む
タイミング

プレプリント用紙

イメージファイル
(ビットマップ形式、またはJPEG形式)

  • ウィザード操作時

  • ウィザード完了後

紙の帳票

電子データ
(WordやPDFなど)(*1)

オーバレイ(*2)

ウィザード完了後(*3)

帳票(*2)

取り込み不要   (*4)

イメージファイル
(ビットマップ形式、またはJPEG形式)

  • ウィザード操作時

  • ウィザード完了後

*1:
Windowsの場合にだけ使用できます。電子データを利用する場合は、オーバレイユーティリティを使用します。

*2:
オーバレイおよび帳票は、オーバレイユーティリティを使用して作成します。

*3:
ウィザード完了後にオーバレイを取り込むと、電子データの罫線、網がけ、および文字が、オーバレイに変換されて帳票様式定義画面に表示されます。

*4:
すでに帳票に変換されているので、帳票格納ディレクトリに複写して使用します。

注意

  • 以下の帳票形式の場合、項目を自動生成することはできません。ただし、イメージファイルをオーバレイに変換することはできます。

    • フリーフレーム形式でパーティションまたはフレームが定義されている場合

    • 伝票形式

    • 集計表形式

    • 矩形繰返し形式

    • タックシール形式

  • フリーフレーム形式でパーティションやフレームが定義されている場合は、項目を自動生成せずにオーバレイ変換のみ行い、変換したオーバレイに合わせて項目を定義してください。