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Interstage List Creator V11.0.0 帳票設計編
FUJITSU Software

1.5.1 データファイル

データファイルには、次の種類があります。データファイルを使用する場合は、データファイル中の記述形式(入力データ形式と、各データのフィールドを区切る文字)を決めます。

これらのデータファイルは、以下のような方法で抽出・作成できます。

以下に、それぞれのデータファイルについて説明します。

1.5.1.1 可変長

各データの長さを可変長として扱います。各データの間を区切り文字で区切ります。区切り文字にはデータに含まれない文字を指定します。

以下に、区切り文字が「バーティカルバー(|)」の場合のデータファイルの例を示します。

ポイント

  • 入力データの1行目に、帳票に定義されている項目名を項目ラベル行として記述した場合、項目名ラベル付きデータファイルとなります。項目名ラベル付きデータファイルについては、以下を参照してください。

    ⇒“11.4 項目名ラベル付きデータファイルを設計する

1.5.1.2 固定長

各データの長さを固定として扱います。設定された長さよりも実際のデータが短い場合は、設定された長さに満たない部分に半角空白を挿入してデータを作成します。例えば、20バイトの項目の実際のデータが15バイトしかない場合は、残り5バイトに半角空白を挿入します。

以下に、区切り文字あり(空白)の場合のデータファイルの例を示します。

1.5.1.3 CSV形式

CSV形式のデータを扱います。各データの長さは可変です。各データの間は区切り文字で区切ります。区切り文字には「カンマ(,)」または「タブ」を指定します。なお、「ダブルクォーテーション(")」で囲まれたデータ中の区切り文字と同じ文字は、データとして扱われます。

以下に、区切り文字が「カンマ(,)」の場合のデータファイルの例を示します。

注意

  • 入力データ内に区切り文字を含む場合は、各データを「ダブルクォーテーション(")」で囲む必要があります。

  • 「ダブルクォーテーション(")」の後に区切り文字が存在した場合は、その「ダブルクォーテーション(")」までを1つのデータとして扱います。

  • データ中にダブルクォーテーション(")が2つ続いた場合の動作を指定することができます。

    詳細については、オンラインマニュアル“ 環境設定・帳票運用編” のList Creatorの環境設定コマンドに関する記載を参照してください。

ポイント

  • 入力データの1行目に、帳票に定義されている項目名を項目ラベル行として記述した場合、項目名ラベル付きデータファイルとなります。項目名ラベル付きデータファイルについては、以下を参照してください。

    ⇒“11.4 項目名ラベル付きデータファイルを設計する

1.5.1.4 XML形式

XML形式の入力データでは、各データをデータルートの子要素として指定します。

XML形式のデータが1件の場合、データルートには、XMLルート、またはXMLルート配下の子要素を指定します。

XML形式のデータが複数件の場合、データルートには、必ずXMLルート配下の子要素を指定します。

以下に、1件分のXML形式の入力データの例を示します。

以下に、複数件のXML形式の入力データの例を示します。