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Interstage List Creator V11.0.0 帳票設計編
FUJITSU Software

1.4.1 フリーフレーム形式

どのような形式か?

フリーフレーム形式の帳票では、1ページ内に複数の明細を出力したり、明細を段組みで出力したりできます。

フリーフレーム形式の帳票は、ヘッダ、ボディ、およびフッタの3つのパーティションとフレームで構成される形式です。ヘッダ、ボディ、およびフッタには、項目やオーバレイを定義できます。

図1.2 フリーフレーム形式(パーティションの構成)

ヘッダ

タイトルなどのデータを出力する領域です。省略することもできます。

ボディ

フレームや項目を定義する領域です。

フッタ

合計などのデータを出力する領域です。省略することもできます。

また、ボディには、フレームと呼ばれる領域を自由な場所に定義できます。フレームの中には、さらにパーティションを定義できます。フレームの中に定義したパーティションを、フレームパーティションと呼びます。

ポイント

  • 本書では、特に断り書きがない限り、集計表形式のパーティション、フリーフレーム形式のパーティション(ヘッダ、ボディ、フッタ)、およびフレームパーティションのことを「パーティション」と呼びます。

フレーム

フレームパーティションを出力するために定義する領域です。フレームは1つの帳票に100個まで自由に定義できます。フレームとフレームを関連付けて、1つのフレームのように扱うこともできます。これを、フレームのリンクまたはフレームにリンクを設定すると呼びます
1.6を参照)。

フレームには、フレームパーティションを定義できます。

フレームパーティション

フレームパーティションには、CH(制御頭書き)、DE(明細)、およびCF(制御脚書き)があります。

図1.3 フリーフレーム形式(フレームパーティションの構成)

CH(制御頭書き)

特定の項目に対するデータが変わるタイミングで明細の前に出力する、明細の見出しなどを設定する領域です。

データによって浮動位置に出力されます(浮動パーティション)。

制御頭書きパーティションは、1つの帳票に最大16個まで定義できます。省略することもできます。

DE(明細)

明細のデータを設定する領域です。

データによって浮動位置に出力されます(浮動パーティション)。

明細パーティションは、1つの帳票に最大100個まで定義できます。1つの独立したフレームに必ず1個以上必要です。

CF(制御脚書き)

特定の項目に対するデータが変わるタイミングで明細の後に出力する、明細の小計、合計などを設定する領域です。

指定した固定位置に出力する(固定パーティション)ことも、データによって浮動位置に出力する(浮動パーティション)こともできます。

制御脚書きパーティションは、1つの帳票に最大16個まで定義できます。省略することもできます。

特長