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PRIMECLUSTER 導入運用手引書 4.6<Cloud Services 編>
FUJITSU Software

15.3 事前設定

  1. Firewallの有効化

    firewalldが有効になっていることを確認してください。

    # systemctl is-enabled firewalld

    無効になっている場合、有効にしてください。

    # systemctl start firewalld
    # systemctl enable firewalld

    また、“14.3.2.1 クラスタノードに適用するFirewall”に従い、Firewallの設定を行ってください。

  2. NTPの設定

    クラスタシステムを構築する各ノードの時刻を同期させるための設定です。クラスタを構築する際には必ず行う必要があります。

    本設定はPRIMECLUSTERをインストールする前に行ってください。

  3. ACPIによる電源管理の無効化

    1. 全ノードで以下のGRUB2ファイルを編集し、GRUB_CMDLINE_LINUXの項目に ACPIによる電源管理を無効とする設定("acpi=off")を追加してください。

      例)

      # vi /etc/default/grub
      GRUB_TIMEOUT=5
      GRUB_DISTRIBUTOR="$(sed 's, release .*$,,g' /etc/system-release)"
      GRUB_DEFAULT=saved
      GRUB_DISABLE_SUBMENU=true
      GRUB_TERMINAL_OUTPUT="console"
      GRUB_CMDLINE_LINUX="crashkernel=auto spectre_v2=retpoline rd.lvm.lv=rhel/root rd.lvm.lv=rhel/swap rhgb quiet acpi=off"
      GRUB_DISABLE_RECOVERY="true"
    2. 全ノードで grub.cfgファイルを再ビルドします。

      • BIOS ベースの環境の場合

        # grub2-mkconfig -o /boot/grub2/grub.cfg
      • UEFI ベースの環境の場合

        # grub2-mkconfig -o /boot/efi/EFI/redhat/grub.cfg
    3. 全ノードを再起動してください。

    4. 全ノードで、/proc/cmdlineファイルに"acpi=off"が追加されていることを確認してください。

      例)

      # cat /proc/cmdline
      BOOT_IMAGE=/vmlinuz-3.10.0-1127.el7.x86_64 root=/dev/mapper/rhel-root ro crashkernel=auto spectre_v2=retpoline
      rd.lvm.lv=rhel/root rd.lvm.lv=rhel/swap rhgb quiet LANG=ja_JP.UTF-8 acpi=off