Firewallの有効化
firewalldが有効になっていることを確認してください。
# systemctl is-enabled firewalld
無効になっている場合、有効にしてください。
# systemctl start firewalld # systemctl enable firewalld
また、“14.3.2.1 クラスタノードに適用するFirewall”に従い、Firewallの設定を行ってください。
NTPの設定
クラスタシステムを構築する各ノードの時刻を同期させるための設定です。クラスタを構築する際には必ず行う必要があります。
本設定はPRIMECLUSTERをインストールする前に行ってください。
ACPIによる電源管理の無効化
全ノードで以下のGRUB2ファイルを編集し、GRUB_CMDLINE_LINUXの項目に ACPIによる電源管理を無効とする設定("acpi=off")を追加してください。
例)
# vi /etc/default/grub GRUB_TIMEOUT=5 GRUB_DISTRIBUTOR="$(sed 's, release .*$,,g' /etc/system-release)" GRUB_DEFAULT=saved GRUB_DISABLE_SUBMENU=true GRUB_TERMINAL_OUTPUT="console" GRUB_CMDLINE_LINUX="crashkernel=auto spectre_v2=retpoline rd.lvm.lv=rhel/root rd.lvm.lv=rhel/swap rhgb quiet acpi=off" GRUB_DISABLE_RECOVERY="true"
全ノードで grub.cfgファイルを再ビルドします。
BIOS ベースの環境の場合
# grub2-mkconfig -o /boot/grub2/grub.cfg
UEFI ベースの環境の場合
# grub2-mkconfig -o /boot/efi/EFI/redhat/grub.cfg
全ノードを再起動してください。
全ノードで、/proc/cmdlineファイルに"acpi=off"が追加されていることを確認してください。
例)
# cat /proc/cmdline BOOT_IMAGE=/vmlinuz-3.10.0-1127.el7.x86_64 root=/dev/mapper/rhel-root ro crashkernel=auto spectre_v2=retpoline rd.lvm.lv=rhel/root rd.lvm.lv=rhel/swap rhgb quiet LANG=ja_JP.UTF-8 acpi=off