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PRIMECLUSTER 導入運用手引書 4.6<Cloud Services 編>
FUJITSU Software

3.8 クラスタアプリケーションの構築

クラスタアプリケーションの構築方法の詳細については、“PRIMECLUSTER導入運用手引書”の“第6章 クラスタアプリケーションの構築”を参照してください。

本設定の中で、GDS のサーバ間ミラーリングの設定(ネットミラーボリュームの作成)を行います。

なお、“PRIMECLUSTER導入運用手引書”の“6.2 GLSの初期設定”の設定は、上記“3.6.1 GLSの初期設定”で設定済みのため、ここでは不要です。

注意

  • GDSのiSCSIデバイスの設定手順(“PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書”の“サーバ間ミラーリングを行うディスクの設定”)の“チューニングパラメタの設定”で設定するチューニングパラメタの内、以下のものは値を変更して設定してください。

    チューニングパラメタ名

    変更後の値

    ED_CMD_RETRY_COUNT

    100

    ED_DRV_RETRY_COUNT

    100

    記載例:

    ED_CMD_RETRY_COUNT=100
    ED_DRV_RETRY_COUNT=100

    CF のハートビートのタイムアウト検出時間 (CLUSTER_TIMEOUT)を延長する場合、上記のパラメタ値を下記の計算式に従って変更してください。小数点以下は切り上げで計算してください。

    計算式:

    <CLUSTER_TIMEOUT の増加分>  ÷ 3 + 100

    また、同説明書の“iSCSI ターゲットの作成”、“iSCSI セッションの確立”で使用するサーバ間ミラーリング用の IP アドレスには、業務LAN(兼管理LAN)のIPアドレスを指定してください。

  • セキュリティグループの設定で、クラスタノード間の icmp 通信を許可していない場合、clchkcluster コマンド実行時に以下のメッセージが出力されます。

    日本語表示の場合:

    シャットダウン機構が使用する管理LANのIPアドレス<IPアドレス>からのping応答がありません。

    英語表示の場合:

    Admin IP <IPアドレス> used by SF is not alive.

    メッセージが出力された場合は、“3.1.2.3 業務LAN(兼管理LAN)用セキュリティグループの作成”を参照し、クラスタノード間の icmp 通信を許可するために icmp プロトコルのルールを設定後、再度実行してください。