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Interstage Navigator ServerV9.6.0 管理者ガイド(辞書管理ツール編)(Standard Edition用)
FUJITSU Software

8.5.1 辞書の管理作業の概要

ハードウェアの障害などの突発的なトラブルに備えて、辞書の管理者は、定期的に辞書の退避を行う必要があります。辞書の管理作業は、辞書の退避、および復元です。
辞書の管理作業は、Navigator辞書管理ツール、およびコマンドから行うことができます。辞書の管理作業用のコマンドを辞書の管理コマンドと呼びます。

辞書の管理コマンドには、退避、復元、および削除コマンドがあります。

何らかの理由で辞書の復元が必要となった場合は、退避した辞書の情報を元にして復元を行います。辞書の退避/復元の際は、以下の点に留意してください。

注意

  • 辞書の運用形態が部門辞書運用の場合、辞書の退避、辞書の削除、および辞書の復元を実行する時は、部門辞書単位に行う必要があります。

  • Navigatorの辞書の削除機能を使用せずにDBMSの機能を直接使用して辞書テーブルを削除した場合、辞書の管理者のホームディレクトリ上に作成されている管理情報ファイルが残るため、再度新規にセットアップ操作を行うとエラーとなります。
    辞書の運用環境を削除する際には、Navigatorの辞書の削除を使用して行ってください。

  • 辞書のDBMSがPostgres、Oracle、またはSQL Serverの場合で、Navigatorを運用中にDBMS上の辞書用ユーザを削除しないでください。削除すると、運用中の辞書テーブルも削除されます。

  • Symfoware/RDB辞書運用中に辞書のデータベーススペースの不足が発生した場合、一度辞書を退避し削除した後で、以下の環境変数に空き容量のあるデータベーススペースを設定して、辞書の復元をしてください。

    • RN_SYMFOWARE/RDB_DBSPACE

      ※Linuxで、シェルからコマンドを実行する場合:RN_SYMFOWARE_RDB_DBSPACE