テーブルと項目の登録は、データベースのテーブルを利用可能な状態(以降、公開と呼びます)にするために、辞書にテーブル情報と項目情報を登録することです。
この作業は、スキーマの公開に続いて行います。
操作の流れ
1.スキーマを選択します。
メイン画面のツリービュー、またはスキーマ一覧でスキーマを選択します。
2.メイン画面の[追加]メニューから[テーブルの追加]を選択します。
→[テーブルの追加]が表示されます。
また、[テーブル一覧]チェックリストには、データベースのテーブル(辞書に未登録)の一覧が表示されます。
3.公開するテーブルを選択します。
公開するテーブルをチェックして、[OK]ボタンをクリックします。
→テーブルが辞書に登録されます。
4.テーブルの注釈を、必要に応じて変更します。
メイン画面のツリービュー、またはテーブル一覧でテーブルを選択します。
メイン画面の[編集]メニューから[プロパティ]を選択します。
→[プロパティ]画面が表示されます。
テーブルの注釈を変更して、[OK]ボタンをクリックします。
→テーブル情報が変更されます。
参考
注釈は、日本語で127文字(英数字混在可能、英数字は2文字で日本語1文字と同じ)まで指定することができます。
5.項目情報を必要に応じて変更します。
メイン画面のテーブル一覧でテーブルを選択します。
メイン画面の[編集]メニューから[プロパティ]を選択します。
→[プロパティ]画面が表示されます。
項目の見出し、単位、および注釈を変更して、[OK]ボタンをクリックします。
→項目情報が設定されます。
参考
見出しの設定を省略すると、項目名が設定されます。見出しは、日本語で24文字(英数字混在可能、英数字は2文字で日本語1文字と同じ)まで指定することができます。
単位は、日本語で8文字(英数字混在可能、英数字は2文字で日本語1文字と同じ)まで指定することができます。単位が必要ない場合は、この操作を省略することができます。
注釈は、日本語で127文字(英数字混在可能、英数字は2文字で日本語1文字と同じ)まで指定することができます。注釈が必要ない場合は、この操作を省略することができます。
精度、位取りなしのNUMBER項目の属性、精度の設定の操作の流れ
Oracleを利用している場合に、精度、位取りなしのNUMBERの項目を利用している場合は、精度の設定が必要です。公開した状態では、DECIMAL(18,0)での公開状態になっています。実際のデータの精度および、集計時にオーバーフローが発生しないように精度を見直して精度を設定してください。
設定の手順を以下に示します。
テーブルの公開が完了後、以下の手順で属性の変更を実施します。
なお、精度に指定する値については、Oracleのデータベース上で実際のデータの値を確認の上、あらかじめ指定する桁数を決定しておいてしてください。
該当の項目の確認
メイン画面でテーブルを選択して、[ツール]-[整合性チェック]-[テーブル構成の整合]メニューをクリックします。
→整合性がチェックされて、[テーブル構成の整合]画面が表示されます。[項目一覧]のNUMBER(0)の有無に「*」が表示されている項目が、精度、位取りなしのNUMBERの項目です。
属性、桁数の設定
該当の項目について、以下の操作を行います。Oracleのデータベースを利用している場合で、データ型がNUMBER(0)の場合に、データ型の設定/変更が可能になります。
[NUMBER(0)]ボタンをクリックします。
→[NUMBER(0)変換]画面が表示されます。
データ型と桁数を設定します。
選択ボックスでDECIMAL、またはFLOATを選択します。DECIMALを選択した場合、実際のデータに合わせて桁数、および小数部桁数の設定をします。桁数は集計時にオーバーフローが発生しない桁数を指定してください。桁数は、1~38まで指定できます。省略すると、18になります。
小数部桁数は、0~桁数まで指定できます。省略すると0になります。
[OK]ボタンをクリックします。
→属性変更した項目が辞書に反映されます。
Navigator辞書管理ツールの画面で、該当の項目が、設定した属性に変更されているか確認を実施してください。
なお、整合性チェックで「*」以外が出力された場合は、Navigator辞書管理ツールで定義を実施後、データベースの項目の追加、削除、属性の変更などが実施されています。このような場合は、“8.1 データベースの変更に伴う整合性の保全”を参照して対処を実施してください。