アプリケーションを配布する場合は、配布先で以下の作業を行ってください。
データベースの作成
辞書の設定
問い合わせファイルの作成
アプリケーション実行環境の設定
アプリケーションプログラムの配布
データベースの作成
業務で利用するデータベースを作成してください。
すでにデータベースが存在する場合、この作業は不要です。
辞書の設定
Navigatorをセットアップして、辞書の設定を行ってください。
アプリケーションの開発時に利用したデータベースと、業務で利用するデータベースの構成が同じ場合、辞書を開発用のサーバから複写することもできます。辞書の複写については、“Navigator Server 管理者ガイド(辞書管理ツール編)”を参照してください。
問い合わせファイルの作成
アプリケーションプログラムで使用する問い合わせファイルを作成してください。
辞書を開発用のサーバから複写した場合は、開発用の環境で作成した問い合わせファイルをコピーして利用することもできます。
アプリケーション実行環境の設定
アプリケーションを実行する前に、アプリケーションを実行するための設定を行います。
すでにNavigatorを利用している場合は、新たに設定を行う必要はありません。
pingコマンドなどで、サーバと通信可能か確認してください。
servicesファイルの中に以下の行を挿入してください。
rn nnnnn/tcp |
nnnnnは、通信ポート番号です。通信ポート番号は、サーバに定義してある番号と合わせてください。サーバに定義してある通信ポート番号が分からない場合は、システム管理者に問い合わせてください。
なお、servicesファイルは、以下のディレクトリにあります。
Windowsインストールディレクトリ\system32\drivers\etc\ |
アプリケーションプログラムの配布
配布先のクライアントにアプリケーションおよび問い合わせファイルを配布します。
Visual Basic用のAPIを使用して作成したNavigatorアプリケーションを配布するためにはNavigator APIのランタイムモジュールを同梱する必要があります。また、再頒布可能パッケージをインストールする必要があります。それぞれ32bit用と64bit用があるため、作成したアプリケーションや利用するExcelにしたがって配布してください。
再配布するモジュールが格納されている以下のディレクトリの中にある、モジュール一式を再配布してください。
32bit用 | Navigator APIインストールディレクトリ\dllVC14 |
64bit用 | Navigator APIインストールディレクトリ\dllVC14x64 |
以下に格納されている再頒布可能パッケージを配布先のクライアント環境で実行して、ランタイムモジュールをインストールしてください
32bit用 | Navigator APIインストールディレクトリ\SystemVC14\vc_redist.x86.exe |
64bit用 | Navigator APIインストールディレクトリ\SystemVC14\vc_redist.x64.exe |