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Interstage Navigator ServerV9.6.0 ユーザーズガイド(Webクライアント編)
FUJITSU Software

4.3.1 データ項目の条件を設定する

データ項目の条件を設定する場合は、データ項目を[条件]フィールドに貼り付けます。

[条件の指定]画面から[NULL値]、[一致指定]、[範囲指定]、または[問い合わせ実行時に指定]を設定します。

データによる条件の設定には、以下の方法があります。

条件の指定

  1. [条件の設定]タブをクリックします。

    →[条件]フィールドが表示されます。

  2. 条件を指定するデータ項目を、ドラッグ&ドロップによって[条件]フィールドに貼り付けます。

    →[条件の指定]画面が表示されます。

  3. [条件の指定]画面で、[NULL値]、[一致指定]、[範囲指定]、または[問い合わせ実行時に指定]を指定します。

    指定方法の詳細は、“4.3.1.1 [条件の指定]画面で条件を指定する”を参照してください。

ポイント

[条件]フィールドに貼り付けたデータ項目の設定を一時的に無効にすることができます。

注意

[条件]フィールドには、同じ項目を複数指定できます。指定した項目間は「AND」で結合されるため、条件が矛盾して結果が0件になることがあります。矛盾しない条件を指定するか、項目間の結合を編集して正しい条件にしてください。

条件の変更

  1. 条件を変更する場合は、[条件]フィールドに貼り付けたデータ項目をダブルクリックします。

    →[条件の指定]画面が表示されます。

  2. [条件の指定]画面で、[NULL値]、[一致指定]、[範囲指定]、または[問い合わせ実行時に指定]を再設定します。

  3. [条件の指定]画面で、条件を再設定し[OK]ボタンをクリックします。

条件の削除

  1. [条件]フィールドに貼り付けたデータ項目をクリックします。

  2. [削除]ボタンをクリックします。

    →[条件]フィールドに貼り付けたデータ項目が削除されます。

4.3.1.1 [条件の指定]画面で条件を指定する

データ項目の[条件の指定]画面で、[NULL値]、[一致指定]、[範囲指定]を指定することができます。

[指定]ラジオボタンを選択した場合の条件の設定

[指定]ラジオボタンを選択した場合、[一致指定]と[範囲指定]のどちらかを選択、または[一致指定]と[範囲指定]の両方(OR条件)を選択することができます。また、NULL値も含むことができます。

一致指定を選択した場合

  1. 一致指定の対象となる値を指定します。

    項目のデータ値と比較する文字列、または数値を[一致キー]入力フィールドに指定します。

    項目のデータ値と比較する文字列、または数値を[一致キー]入力フィールドに指定します。複数個の文字列、または数値を指定する場合は、半角のカンマ「,」で区切って指定します

    記入例)10,20,30

    数値は、符号(+、-)、数値(0~9)、小数点(.)からなる数値を設定します。正の値の場合には、「+」の符号は省略することができます。また、小数点以下の桁がない場合は小数点(.)を省略することができます。

    注意

    [検索方法]に「一致するデータ」、「先頭が一致するデータ」、「どこかが一致するデータ」、「末尾が一致するデータ」を選択した場合は、[一致キー]に「'」「,」「_」「_」「%」「%」を含む文字列を使用することはできません。

  2. 検索方法を選択します。

    項目のデータ値と「一致キー」との検索方法を選択します。検索方法には、「一致するデータ」、「先頭が一致するデータ」、「どこかが一致するデータ」、「末尾が一致するデータ」、および「LIKE式で指定」があります。ただし、数値の場合は、「一致するデータ」だけが選択できます。

    一致キーと検索方法でヒットしないデータを対象とする場合は[一致しないデータが対象]をチェックします。

  3. [検索方法]に[LIKE式で指定]を選択した場合の指定

    [LIKE式で指定]は、SQL文の基礎知識がある人向けの機能となります。

    「'」「,」「_」「_」「%」「%」を検索条件に指定することができます。

    • [LIKE式で指定]を選択してLIKE条件を[一致キー]入力フィールドに直接指定することができます。

    • [一致しないデータが対象]チェックボックスをチェックした場合は、NOT LIKE式となります。

    • 検索文字列、およびエスケープ文字をシングルクオートで括ります。  

    • 例)  ‘abc’  ,  ‘a&%c’ ESCAPE ‘&’

    • [一致キー]テキストボックスには一つのパターン文字列しか指定できません。カンマで区切られていても連続した一つの文字列として扱います。

    • [LIKE式で指定]を選択した場合の[一致キー]記述例

      • 「'」を含む文字列を検索する→「'」を2つ連続で記述する

        検索文字列:FMV-6450CL4'001

        [一致キー] テキストボックスに指定する文字列:'FMV-6450CL4''001'

      • 「,」を含む文字列を検索する→そのまま記述する

        検索文字列:FMV-6450CL4,001

        [一致キー] テキストボックスに指定する文字列:'FMV-6450CL4,001'

      • 「%」を含む文字列を検索する→ESCAPE句を使用する

        検索文字列:FMV-6450CL4%001

        [一致キー] テキストボックスに指定する文字列:'FMV-6450CL4&%001' ESCAPE '&'

      • 「_」を含む文字列を検索する→ESCAPE句を使用する

        検索する文字列:FMV-6450CL4_001

        [一致キー] テキストボックスに指定する文字列:'FMV-6450CL4&_001' ESCAPE '&'

      • 始まりと終わりの文字を同時指定して検索する→始まりの文字と終わりの文字の間に「%」を入れる

        検索する文字列:"FMV"で始まり"001"で終わるデータ

        [一致キー] テキストボックスに指定する文字列:'FMV%001'

      上記の検索文字列とエスケープ文字の指定方法は、使用しているデータベースシステムのLIKE式の仕様を確認して、指定してください。

範囲指定を選択した場合

  1. 範囲指定の下限条件を設定します。

    指定する値よりデータ項目の値が「大きい(より大きい)」、または「等しいか大きい(以上)」といった条件を設定します。下限条件を設定しない時は、この操作は不要です。

    値を指定する場合は、[この値]入力フィールドに文字列、または数値を入力します。

    数値は、符号(+、-)、数値(0~9)、小数点(.)からなる数値を設定します。正の値の場合には、「+」の符号は省略することができます。また、小数点以下の桁がない場合は小数点(.)を省略することができます。


  2. 範囲指定の上限条件を設定します。

    指定する値よりデータ項目の値が「小さい(より小さい)」、または「等しいか小さい(以下)」といった条件を設定します。上限条件を設定しない時は、この操作は不要です。

    値を指定する場合は、[この値]入力フィールドに文字列、または数値を入力します。

    数値は、符号(+、-)、数値(0~9)、小数点(.)からなる数値を設定します。正の値の場合には、「+」の符号は省略することができます。また、小数点以下の桁がない場合は小数点(.)を省略することができます。


  3. 範囲指定の下限条件と上限条件を設定します。

    指定する値よりデータ項目の値が「小さい(より小さい)」、または「等しいか小さい(以下)」、および「大きい(より大きい)」、または「等しいか大きい(以上)」といった条件を設定します。下限条件と上限条件を設定しない時は、この操作は不要です。

[NULL値を除くすべて]ラジオボタンを選択した場合の条件の設定

対象となる項目に何らかの値が入っているデータが条件として設定されます。

[NULL値のみ]ラジオボタンを選択した場合の条件の設定

対象となる項目に値が入っていないデータが条件として設定されます。