クォータ情報リストファイルには、1つのクォータ情報を、1行で記述/抽出します。
クォータ管理コマンドの設定機能を行う場合は、クォータ情報リストファイルに、設定したいクォータ情報を記述します。
クォータ管理コマンドの抽出機能を行った場合は、クォータ情報リストファイルに、設定してあるクォータ情報が抽出されます。
クォータ情報の記述例
赤い箇所は必須、青い箇所は省略可です。
DBスペースは、辞書のDBMSがSymfoware/RDBの場合は必須です。その他のDBMSでは指定しません。
クォータ情報の抽出例
一般利用者のユーザ名,スキーマ名,DBスペース名,注釈,使用量,総和
クォータ情報リストファイルの形式
パラメタの意味は以下のとおりです。
ユーザ名
クォータ情報を設定するユーザ名を指定します。以下のどれかの指定を行います。
設定対象 | 指定する値 |
---|---|
クォータ情報の初期値の指定を行う | DEFAULT |
一般利用者に対する指定を行う | 一般利用者のユーザ名 |
なお、クォータ情報リストファイルの先頭行には必ずDEFAULT(クォータ情報の初期値の設定)を指定します。クォータ情報の初期値を指定する場合、以降に説明するスキーマ名、DBスペース名、注釈、使用量の指定が必須となります。
スキーマ名
個人のテーブルの作成先スキーマ名を指定します。ユーザ名で指定した利用者が個人のテーブルを作成した場合、本スキーマ上に作成されます。
ユーザ名で『DEFAULT』を指定した場合、本指定は省略できません。
ユーザ名で一般利用者のユーザ名を指定した場合、本指定は省略可能です。省略した場合はDEFAULTで設定した内容が有効となります。なお、本指定を省略した場合、以下に説明する、DBスペース名、注釈、使用量の設定値は無視されます。
また、指定できるスキーマ名は、管理者によりNavigator辞書に登録されていないスキーマで、かつ辞書のデータベースと同じデータベース上のスキーマに限られます。
DBスペース名
個人のテーブルを格納するデータベーススペースを指定します。ユーザ名で指定した使用者が個人のテーブルを作成した場合、本データベーススペース上に格納されます。本指定は辞書DBMSがSymfoware/RDBの場合に指定します。Oracle、SQL Serverの場合は何も指定しないでください。
注釈
スキーマ名で指定したスキーマに対するスキーマ注釈を指定します。
使用量
個人のテーブルの容量の上限を、0から2097151の範囲で指定します。
使用量の単位は、Mバイトです。
なお、一般利用者が個人のテーブルを作成する場合は、作成したすべてのテーブルの容量の総和が、指定された上限値を超えることはできません。
総和
個人のテーブルの容量の総和を出力します。クォータ管理コマンドの抽出機能実行時に出力されます。設定機能実行時は指定しても無視されます。