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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 16.9 運用ガイド
FUJITSU Storage

11.1.7 SDXオブジェクト運用の注意(レプリケーション管理)

11.1.7.1 複製ボリューム情報設定(swsrpsetvol)

SDXオブジェクトを論理ボリューム単位で運用する場合の注意点

SDXオブジェクトのレプリケーション運用を行う場合で、以下の条件に該当するときは、複製ボリューム情報を設定できません。

11.1.7.2 複製ボリューム情報削除(swsrpdelvol)

SDXオブジェクトを論理ボリューム単位で運用する場合の注意点

複製元/複製先ボリュームが結合状態または分離状態でコピーセッションが存在しているときは、複製ボリューム情報を削除できません。

11.1.7.3 複製開始コマンド(swsrpstartsync)

SDXオブジェクトを論理ボリューム単位で運用する場合の注意点

SDXオブジェクトのレプリケーション運用を行う場合で、以下の条件に該当するときは、swsrpstartsyncコマンドを実行できません。

SDXオブジェクトのレプリケーション運用を行う場合、sdxproxyコマンドを直接使用してレプリケーション機能に登録されているSDXオブジェクトの状態変更操作を行わないでください。レプリケーション機能の管理情報と実際のオブジェクト状態が不整合な状態になる可能性があります。sdxproxyコマンドを直接使用して不整合な状態になった場合は、swsrpcancelコマンドを使用して複製運用の解除を行ってください。

SDXオブジェクトをスライス単位で運用する場合の注意点

SDXオブジェクトのレプリケーション運用を行う場合で、以下の条件に該当するときは、swsrpstartsyncコマンドを実行できません。

複写先ボリュームがSDXオブジェクトで、シングルボリュームでないときは、本コマンドでレプリケーションできません。したがって、複製元ボリューム、複製先ボリュームのどちらかがSDXオブジェクトで、シングルボリュームでないときは、SDXオブジェクトから非SDXオブジェクトへのレプリケーションだけを利用可能です。

SDXオブジェクトで、シングルボリュームでないボリュームへデータをコピーする際は、ddコマンドを使用してください。

11.1.7.4 複製作成コマンド(swsrpmake)

SDXオブジェクトを論理ボリューム単位で運用する場合の注意点

SDXオブジェクトのレプリケーション運用を行う場合で、以下の条件に該当するときは、swsrpmakeコマンドを実行できません。

SDXオブジェクトのレプリケーション運用を行う場合、sdxproxyコマンドを直接使用してレプリケーション機能に登録されているSDXオブジェクトの状態変更操作を行わないでください。レプリケーション機能の管理情報と実際のオブジェクト状態が不整合な状態になる可能性があります。sdxproxyコマンドを直接使用して不整合な状態になった場合は、swsrpcancelコマンドを使用して複製運用の解除を行ってください。

SDXオブジェクトをスライス単位で運用する場合の注意点

SDXオブジェクトのレプリケーション運用を行う場合で、以下の条件に該当するときは、swsrpmakeコマンドを実行できません。

SDXオブジェクトのレプリケーション運用を行う場合、複写先ボリュームがSDXオブジェクトで、シングルボリュームでないときは、本コマンドでレプリケーションできません。複製元ボリューム、複製先ボリュームのどちらかがSDXオブジェクトで、シングルボリュームでないときは、SDXオブジェクトから非SDXオブジェクトへのレプリケーションだけを利用可能です。

SDXオブジェクトで、シングルボリュームでないボリュームへデータをコピーする際は、ddコマンドを使用してください。

以下のときは、複写元ボリュームの前処理が行われません。

11.1.7.5 複製解除コマンド(swsrpcancel)

SDXオブジェクトを論理ボリューム単位で運用する場合の注意点

SDXオブジェクトのレプリケーション運用を行う場合で、以下の条件に該当するときは、swsrpcancelコマンドを実行できません。

SDXオブジェクトのレプリケーション運用時、以下のときに複製解除を行うと、複写先ボリュームがデータ不当状態(INVALID)になります。

ボリュームのデータ不当状態は、同期処理やスナップショット処理を再度行えば停止状態(STOP)になり自動的に解消されます。
それ以外の方法で復旧したい場合は、『PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書 (Linux版)』を参照して対処を行ってください。

SDXオブジェクトをスライス単位で運用する場合の注意点

以下のときは、等価性維持状態の同期処理を停止できません。