AdvancedCopy Managerエージェントをクラスタシステムに導入する場合、以下のリソースが必要です。
各項目の詳細は、以下のとおりです。
AdvancedCopy Manager用の引継ぎIPアドレス
クラスタシステムでAdvancedCopy Managerエージェントを運用する際に使用する、ネットワーク上で一意のIPアドレスを、AdvancedCopy Managerの業務ごとに1つずつ割り当ててください。
AdvancedCopy Manager用に新規の論理IPアドレスを準備し、追加することを推奨します。
新規のIPアドレスを割り当てる場合は、既存の業務がIPアドレスを引継ぎリソースとしていて、IPアドレスリソースを追加しても業務に支障がないことを確認してください。
既存の論理IPアドレスを使用する場合は、論理IPアドレスをAdvancedCopy Managerと共有することで、すでに論理IPアドレスを使用している製品に問題が発生しないことを確認してください。
AdvancedCopy Manager用の共有データを格納するパーティション
AdvancedCopy Manager用の共有データを格納するパーティションを、共有ディスク内に用意してください。必要なパーティション数は、以下の表のとおりです。AdvancedCopy Managerの業務ごとに必要なパーティション数であることに注意してください。共有ディスクに必要な空き容量は、「7.2 共有ディスクに必要な容量」を参照してください。
名称 | 管理対象サーバ業務 |
---|---|
共有データ用共有ディスク | 1 |
パーティション数の合計 | 1 |
注意
共有データ用共有ディスクを指定する場合は、以下の点に注意してください。
共有データ用共有ディスクは、クラスタシステムの共有ディスクとして定義してください。
AdvancedCopy Managerのバックアップ/レプリケーション運用で使用するボリューム以外のディスクを割り当ててください。
AdvancedCopy Manager CCMのコピー元/コピー先ボリュームおよびアクセスボリューム以外のディスクを割り当ててください。
共有データ用共有ディスクに、ファイルシステムを作成してください。
ファイルシステムで使用するため、マウントできるようにしてください。
Quorumディスク以外のディスクを使用してください。(Windows環境だけ)
共有データ用共有ディスクに複数のパーティションを作成しないでください。(Windows環境だけ)