以上で、Linux版Expressマネージャーのアップグレード作業は終了です。以下の操作を行ってから運用を再開してください。
SELinuxの設定の"enforcing"への変更
アップグレードと同時にSELinuxの設定を"enforcing"に変更する場合、本バージョンレベルの『導入ガイド』の「ETERNUS SF Managerのセットアップ」の章にある以下の箇所を参照して、snmptrapd用SELinuxポリシーモジュールをインストールしてから、運用を再開してください。
「Expressマネージャーのセットアップ」>「SNMPトラップの設定」>「SNMPトラップ設定(Linux環境の場合)」>「SNMPトラップデーモン用SELinuxポリシーモジュールのインストール」
Webブラウザーのキャッシュの削除
アップグレード前と同じWebブラウザーを使用して、Webコンソールを操作する場合は、Webブラウザーのキャッシュを削除してから操作してください。
装置情報の最新化
以下の条件を満たす場合は、本手順が不要です。
アップグレード前のバージョンレベルは16.3である。かつ
アップグレード前のETERNUS SFシステムにおいて、障害レポート番号PH09090に対する修正をETERNUS SF Managerに適用済みである。かつ
利用しているストレージ装置は、ファームウェア版数がV10L60以降のETERNUS DX60 S3/DX100 S3/DX200 S3, ETERNUS DX200Fである
上記の条件を満たさない場合、かつ本バージョンレベルから新たにサポートされる機能を利用する場合は、Webコンソールで以下の操作を実施し、構成情報を再読込みしてください。
グローバルナビゲーションタブの[ストレージ]をクリックします。
登録されているETERNUS ディスクアレイの一覧が、メインペインに表示されます。
メインペインで、操作対象のETERNUS ディスクアレイのチェックボックスをチェックします。
アクションペインで、[ストレージ]の下にある[設定の再読み込み]をクリックします。
参照
本操作に関する詳細は、本バージョンレベルの『Webコンソール説明書』の「ETERNUS ディスクアレイの設定情報の再読込み」を参照してください。
参考
アップグレード後、障害管理で利用するSNMP通信プロトコルをSNMPv1からSNMPv3に変更する場合は、本バージョンレベルの『Express 運用ガイド』の「保守」の章にある以下の箇所を参照して、運用環境を設定してください。
「Expressマネージャー環境の変更(Linux環境)」の「SNMP通信プロトコルの変更」
注意
アップグレード前に採取していた容量に関する情報および各種ログの情報は、Dashboardに表示されません。以下の画面で参照してください。
容量に関する情報
シン・プロビジョニングプールの容量グラフ
Tierプールの容量グラフ
各種ログの情報
操作履歴
イベントログ
閾値監視アラームログ
クォータ管理ログ(NAS管理)