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ETERNUS SF Express 16.9 / Storage Cruiser 16.9 / AdvancedCopy Manager 16.9 移行ガイド
FUJITSU Storage

3.2.4 運用再開

以上で、Linux版Expressマネージャーのアップグレード作業は終了です。以下の操作を行ってから運用を再開してください。

  1. SELinuxの設定の"enforcing"への変更

    アップグレードと同時にSELinuxの設定を"enforcing"に変更する場合、本バージョンレベルの『導入ガイド』の「ETERNUS SF Managerのセットアップ」の章にある以下の箇所を参照して、snmptrapd用SELinuxポリシーモジュールをインストールしてから、運用を再開してください。

    • 「Expressマネージャーのセットアップ」>「SNMPトラップの設定」>「SNMPトラップ設定(Linux環境の場合)」>「SNMPトラップデーモン用SELinuxポリシーモジュールのインストール」

  2. Webブラウザーのキャッシュの削除

    アップグレード前と同じWebブラウザーを使用して、Webコンソールを操作する場合は、Webブラウザーのキャッシュを削除してから操作してください。

  3. 装置情報の最新化

    以下の条件を満たす場合は、本手順が不要です。

    • アップグレード前のバージョンレベルは16.3である。かつ

    • アップグレード前のETERNUS SFシステムにおいて、障害レポート番号PH09090に対する修正をETERNUS SF Managerに適用済みである。かつ

    • 利用しているストレージ装置は、ファームウェア版数がV10L60以降のETERNUS DX60 S3/DX100 S3/DX200 S3, ETERNUS DX200Fである

    上記の条件を満たさない場合、かつ本バージョンレベルから新たにサポートされる機能を利用する場合は、Webコンソールで以下の操作を実施し、構成情報を再読込みしてください。

    1. グローバルナビゲーションタブの[ストレージ]をクリックします。
      登録されているETERNUS ディスクアレイの一覧が、メインペインに表示されます。

    2. メインペインで、操作対象のETERNUS ディスクアレイのチェックボックスをチェックします。

    3. アクションペインで、[ストレージ]の下にある[設定の再読み込み]をクリックします。

    参照

    本操作に関する詳細は、本バージョンレベルの『Webコンソール説明書』の「ETERNUS ディスクアレイの設定情報の再読込み」を参照してください。

参考

アップグレード後、障害管理で利用するSNMP通信プロトコルをSNMPv1からSNMPv3に変更する場合は、本バージョンレベルの『Express 運用ガイド』の「保守」の章にある以下の箇所を参照して、運用環境を設定してください。

  • 「Expressマネージャー環境の変更(Linux環境)」の「SNMP通信プロトコルの変更」

注意

アップグレード前に採取していた容量に関する情報および各種ログの情報は、Dashboardに表示されません。以下の画面で参照してください。

  • 容量に関する情報

    • シン・プロビジョニングプールの容量グラフ

    • Tierプールの容量グラフ

  • 各種ログの情報

    • 操作履歴

    • イベントログ

    • 閾値監視アラームログ

    • クォータ管理ログ(NAS管理)