その他のデータモデルについて説明します。
実データテーブルと実データテーブルを結合するデータモデル
実データテーブルに、実データテーブルを結合するパターンです。
【例】
以下の例では、商品取引情報(実データ)の2つのテーブルにある同一の意味をもつ番号を結合キーにして結合しています。
このデータモデルでは、番号(結合キー)が、結合元と結合先で対応している必要があります。また、同一の意味をなすデータを結合キーにする必要があります。
注意
結合先のデータと結合元のデータが対応していない場合は、結合しないでください。対応していないデータを結合すると、問い合わせ結果が期待したものにならない場合があります。
ポイント
実データテーブル同士を結合すると、結合元のテーブル名で結合されます。
Navigatorでは、結合を行うとき、結合キーがもつ属性(項目属性と呼びます)を定義する必要があります。実データテーブル間の結合では、結合キーの項目属性を「ユニークコード」と呼びます。
【項目属性の設定例】
上記の例では、項目属性は以下のようになります。
ポイント
ユニークコードは、各テーブルに1つだけ設定することができます。
マスタテーブルとマスタテーブルを結合するデータモデル
マスタテーブルにある項目が結合先の結合キーであり、かつ、結合元の結合キーとなる結合パターンについて説明します。
【例】
以下の例では、商品売上情報(実データ)と店舗情報1 (マスタデータ)にある店舗コードを結合キーにして結合しています。さらに、店舗情報2(マスタデータ)にある店舗コードを結合キーにして結合しています。
このデータモデルでは、店舗情報1 (結合先)の店舗コード(結合キー)は、行を一意に特定できるデータである必要があります。また、商品売上情報(結合元)の店舗コード(結合キー)は、店舗情報2 (結合先)の店舗コード(結合キー)と同一の意味をなすデータである必要があります。
店舗情報2(結合先)の店舗コード(結合キー)は、行を一意に特定できるデータである必要があります。また、店舗情報1 (結合元)の店舗コード(結合キー)は、店舗情報2(結合先)の店舗コード(結合キー)と同一の意味をなすデータである必要があります。
Navigatorでは、結合を行うとき、結合キーがもつ属性(項目属性と呼びます)を定義する必要があります。結合先のマスタテーブル上の結合キーの項目属性を「プライマリキー」と呼びます。結合元の実データテーブル上の結合キーの項目属性を「コード」と呼びます。
このデータモデルでは、マスタテーブル(店舗情報1)にある項目が結合先の結合キーであり、かつ、結合元の結合キーとなります。このような場合は、マスタテーブル(店舗情報1)の店舗コード(結合キー)の項目属性は、「プライマリキー」を定義します。
【項目属性の設定例】
上記の例では、項目属性は以下のようになります。