ページの先頭行へ戻る
Interstage Navigator ServerV9.6.0 Visualminer ユーザーズガイド
FUJITSU Software

2.1.3 Excelから起動する

VisualminerをExcelにアドインすることにより、Excelデータをビジュアルに表示することができます。

注意

  • ビジュアルに表示できるデータは、Excelのカレントワークシート上(現在表示されているシート)のデータだけです。

メニューの準備

VisualminerをExcelから利用するために、「[Visualminer]メニュー」をExcelに追加します。

以下に、設定方法を示します。

  1. Excelの[ツール]メニューから、[アドイン]を選択します。

    →Excelの[アドイン]画面が表示されます。

  2. [参照]ボタンをクリックします。

    →Excelの[ファイルの参照]画面が表示されます。

  3. Navigatorが提供する以下のアドインを選択します。

    Navigator Windowsクライアントインストールディレクトリ\bin\VSminer.xla

    →[Visualminer]メニューが、Excelに追加されます。

ビジュアルマイニングの操作方法

  1. Excelを起動します。

  2. ビジュアル表示したいシートを開きます。

  3. ビジュアル表示したいデータの範囲を選択します。選択方法には、以下の2通りがあります。ただし、選択しなければ、全範囲が対象となります。

    また、2つの選択方法を組み合わせて、ビジュアル表示することもできます。

    • マウスやキーボード入力により、ビジュアル表示する範囲を選択する方法

      先頭に軸の名称となるフィールド名を置いて、任意のセル範囲を選択します。

    • ビジュアル表示しない部分をシート上で非表示にする方法

      不要な行や列を非表示にしたり、また、Excelのフィルタ機能を使用して表示範囲のデータだけに絞り込んだりした場合には、表示されているデータだけがビジュアル表示されます。

    注意

    • 対象となる範囲の1行目には、軸の名称となる項目名が必要です。

    • 複数のセル範囲を選択した場合、または非表示セルを含むワークシートをビジュアル表示する場合には、新規のワークシートに表示範囲のデータをコピーした上で、ビジュアル表示されます。なお、ビジュアル表示後には、このワークシートは削除されます。

    • 桁数の多い数値データを扱う場合には、フィールド値が他の軸と重なって見にくくなるため、あらかじめ単位を変更し、桁数を小さくしてください。軸間を広げることにより、回避することもできますが、全体の概観を見るのには不適切です。

  4. 表示するデータ範囲を選択し、[Visualminer]メニューの[ビジュアルマイニング]をクリックします。

    →データがビジュアル表示されます。

また、[Visualminer]メニューの[オプション]をクリックすることで表示内容を変更することができます。

後述の“実行時のオプションを指定する”を参照してください。

ビジュアルデータの加工についての操作方法

データを加工して、ビジュアルマイニングに有効な新しい情報を付加しておくことができます。

  1. [Visualminer]メニューの[付加情報の生成]をクリックします。

    →[付加情報の生成]画面が表示されます。

行の色分けによる分類を有効にする

Excelシート上で行が色分けされている場合に、色の分類を表す軸を生成します。あらかじめ、特定の行を別の色で識別しておけば、この行と他の行との比較を簡単に行うことができます。

また、行の色分けによる分類を有効にするためには、データを行単位に色分けしておく必要があります。

集計行を有効にする

Excelの集計機能を使用して作成した小計付きの集計表をビジュアル表示する場合に、小計行を別の軸として生成することができます。この結果、集計値で絞り込んだデータの特性を分析することが可能となります。

集計行を有効にするためには、あらかじめ、データを特定の項目のグループキーとして並べ替え、集計を行っておく必要があります。

実行時のオプションを指定する

  1. [Visualminer]メニューの[オプション]をクリックします。

    →[オプション]画面が表示されます。

欠測値の扱い

欠測値があった場合、どのように処理するかを指定します。なお、エラーのあるセルも欠測値と同様に扱われます。

ポイント

[項目ごとに処理方法を指定する]をチェックした場合、欠測値があれば表示されます。

実行時に欠測値の処理方法を指定するオプションが指定された場合には、実行時に欠測値を含む項目が自動的に認識され、本画面が表示されます。

ここでは、項目ごとに欠測値の扱いを指定します。

  • 特定文字列

    欠測値セルを補うデータを指定する。

  • 行無効

    欠測値のある行を無効にする。

  • 反復設定

    欠測値を上位にある有効値で置き換える。

  • 終了

    欠測値のセルを赤にして、ビジュアル表示を中止する。

表示レコード件数の決定方法

特定の件数以上の場合に、無条件にランダムサンプリングを行うか、その都度、問い合わせを行うかを指定します。

[その都度、表示件数を指定する]をチェックした場合、実行時に必ず表示されます。

注意

ランダムサンプリングが指定された場合には、すべての行が表示されるわけではありません。したがって、色分けによる分類軸には、表示された範囲の情報だけが表示されます。  ただし、小計行付きデータをビジュアル表示する場合には、選択されている限り、小計行は必ず表示されます。

データ形式

一般帳票形式、またはクロス集計表形式を指定することができます。

通常、ビジュアル表示の対象データは、項目名の下に明細データが並ぶ一般的な帳票形式ですが、クロス集計表形式を対象にすることもできます。

[表示データ形式]画面の[クロス集計表形式]をチェックすると、表頭および表側の層数を指定する必要があります。

また、あらかじめ表頭、および表側部分を含むデータ部分を選択しておかなければなりません。