XML変換機能のAPIを使用したときに出力されるエラーコードおよびメッセージについて以下に説明します。
メッセージの“{0}”および“{1}”は可変文字列を示します。
参照
可変文字列には、XMLプロセッサから出力されたメッセージが表示されることがあります。XML変換機能を使用したときに出力されるXMLプロセッサのメッセージについては、“XMLプロセッサが出力するエラーメッセージの一覧”を参照してください。
エラーコード | メッセージ | 対処 |
---|---|---|
XCV0003 | 指定されたデータ型はサポートされていません。 | データ型を正しく修正してください。 |
XCV0006 | 指定された出力先オブジェクトは無効です。 | 指定した出力先を確認してください。 |
XCV0007 | 指定されたエンコーディングはサポートされていません。 | 有効なエンコーディングを指定してください。 |
XCV0008 | ResultSetがnullです。 | ResultSetが空の場合、本メソッドを呼び出さないように修正してください。 |
XCV0009 | 指定された出力形式はサポートされていません。 | サポートしている出力形式に修正してください。 |
XCV0010 | エラーコードの指定時に、必要な引数が渡されていません。 | XML変換機能のAPIを確認してください。 |
XCV0011 | クラス({0})が見つかりません。 | Java実行環境を確認してください。 |
XCV0012 | マッピングルールのスキーマが異常です。詳細:{0} | 指定したデータベースのurlを確認してください。 |
XCV0013 | ResultSetにデータがありません。詳細:{0} | マッピングルールまたはデータベースのテーブルの内容を確認してください。 |
XCV0014 | ResultSetの操作でエラーが発生しました。詳細:{0} | 詳細の情報を基に、根本原因を取り除いてください。 |
XCV0015 | XML文書の生成に失敗しました。詳細:{0} | 詳細の情報を基に、根本原因を取り除いてください。 |
XCV0016 | クラスが見つかりません。詳細:{0} | Javaオプションのclasspathまたは 環境変数のCLASSPATHが正しく設定されているかを確認してください。 |
XCV0017 | マッピングルールの解析に失敗しました。詳細:{0} | マッピングルールに誤りがあります。詳細情報を基にマッピングルールを修正してください。 |
XCV0018 | 出力するXML文書はありません。 | マッピングルールまたはデータベースのテーブルの内容を確認してください。 |
XCV0019 | マッピングルールファイルにdocumentRule要素が2つ以上定義されています。 | documentRuleタグは、1つにしてください。 |
XCV0020 | マッピングルールのid({0})が、重複しています。 | idは一意としてください。 |
XCV0021 | マッピングルールのルート要素(id:{0})が重複しています。 | ルート要素は、1つにしてください。 |
XCV0022 | マッピングルール({0})のparent属性の値が不当です。 | parentタグの指定内容を確認してください。 |
XCV0023 | マッピングルール({0})に、controller-arg属性が定義されていません。 | controller属性がKEYの時、controller-argを指定してください。 |
XCV0024 | マッピングルール({0})に、colnameとcolnoの両方が指定されているか、または、どちらも指定されていません。 | colnameまたはcolnoのどちらかを指定してください。 |
XCV0025 | マッピングルール({0})に、要素が重複して定義されています。 | 重複している要素を削除してください。 |
XCV0026 | マッピングルール({0})のattrof属性の値が不当です。 | attrof属性を正しく修正してください。 |
XCV0027 | マッピングルール({0})に、属性が重複して定義されています。 | 複数定義された属性を1つにしてください。 |
XCV0028 | マッピングルール({0})に、attrof属性が指定されていないか、parent属性が指定されています。 | 拡張ルール(extensionRule)を正しく修正してください。 |
XCV0029 | マッピングルール({0})のextender属性の値が不当です。 | attrnameを使用する場合、extender属性をSTATIC以外にしてください。 |
XCV0030 | マッピングルール({0})に、extender-arg属性が定義されてません。 | extenderがSTATICの場合、extender-argを定義してください。 |
XCV0032 | マッピングルール({0})のcontroller-arg属性の値が不当です。 | controller-argに正しい値を指定してください。 |
XCV0034 | マッピングルール({0})のhandler-arg属性の値が不当です。 | handler-argに正しい値を指定してください。 |
XCV0035 | マッピングルール({0})のhandler-arg属性に指定されたエンコーディングは、サポートされていません。 | handler-argのエンコーディングを正しく修正してください。 |
XCV0041 | マッピングルール({0})のhandler属性の値が不当です。 | 指定された値を指定してください。 |
XCV0042 | マッピングルール({0})のcontroller属性の値が不当です。 | 指定された値を指定してください。 |
XCV0043 | tagname属性とattrname属性は、どちらか一方を指定する必要があります。 | tagname属性またはattrname属性の、いずれか一方を指定してください。 |
XCV0044 | tagname属性を指定した場合、parent属性は省略できません。 | parent属性を指定してください。 |
XCV0045 | tagname属性を指定した場合、attrof属性は指定することができません。 | attrof属性を削除してください。 |
XCV0046 | attrname属性を指定した場合、parent属性は指定することができません。 | parent属性を削除してください。 |
XCV0047 | attrname属性を指定した場合、attrof属性は省略できません。 | attrof属性を指定してください。 |
XCV0048 | CSVファイルの一行目のレコードでカラム名が定義されていない場合、マッピングルール({0})のtagname属性を省略することはできません。 | tagname属性を指定するか、1行目をカラム名とする設定にしてください。 |
XCV0049 | CSVファイルの一行目のレコードでカラム名が定義されていない場合、マッピングルール({0})のattrname属性を省略することはできません。 | attrname属性を指定するか、1行目をカラム名とする設定にしてください。 |
XCV0050 | カラム名に、空文字列は指定できません。 | 列名に空文字("")、CSVSourceクラスのsetNullCharacter()で指定した文字列以外を指定してください。 |
XCV0051 | CSVファイルに列名の定義がありません。 | 列名を定義するまたは1行目を列名としない設定に修正してください。 |
XCV0053 | 指定されたカラム番号「{0}」が、CSVファイルのカラム数の範囲を超えています。 | マッピングルールを正しく修正してください。 |
XCV0054 | 1行目のカラム名に、指定されたカラム名「{0}」がありません。 | マッピングルールを正しく修正してください。 |
XCV0056 | CSVファイルのクローズに失敗しました。 | 異常状態です。アプリケーションを再起動してください。 |
XCV0057 | CSVファイルからの読み込みに失敗しました。 | CSVファイルのパスやアクセス権を確認してください。 |
XCV0058 | CSVファイルの一行目のレコードでカラム名が定義されていない場合、マッピングルールでcolname属性は使用できません。 | colnameの代わりにcolnoを指定してください。 |
XCV0059 | 1行目がカラム名でない場合は、デフォルトマッピングルールで使用できません。 | デフォルトマッピングルールを使う場合は、1行目を列名にする指定にしてください。 |
XCV0060 | {0}は、区切り文字にできません。 | 指定した区切り文字を変更してください。 |
XCV0061 | {0}は、引用符にできません。 | 指定した引用符文字を変更してください。 |
XCV0062 | {0}は、null文字にできません。 | null文字以外を指定してください。 |
XCV0063 | CSVファイルのデータのカラム数が、{0}ではありません。 | 列数の指定と合わせてください。 |
XCV0064 | エスケープされたデータ({0})があります。 | エスケープされたデータを取り扱うことはできません。変換対象から外してください。 |
XCV0065 | データが、引用符({0})に囲まれていません。 | CSVファイルの各データを引用符で囲むか、または、引用符の指定を変更してください。 |
XCV0066 | メソッド({0})は、サポートされていません。 | 指定したメソッドは、CSVResultSetではサポートされていないため、使用できません。 |
XCV0067 | データに引用符文字が含まれる場合、直前に「\\」が必要です。 | エスケープ文字“\”で、エスケープしてください。 |
XCV0068 | 区切り文字には、カンマ(,)、空白(‘ ‘)、タブ(‘\t’)のいずれかを指定してください。 | カンマ(,)、空白(‘ ‘)、タブ(‘\t’)のいずれかを指定してください。 |
XCV0069 | 引用文字には、単一引用符(‘)、二重引用符(“)のいずれかを指定してください。 | 単一引用符(‘)、二重引用符(“)のいずれかを指定してください。 |
XCV0070 | 空白文字は、null文字に指定できません。 | 空白文字以外を指定してください。 |
XCV0071 | 区切り文字と引用符文字には、同じ文字「{0}」を指定できません。 | それぞれ異なる文字を指定してください。 |
XCV0072 | 区切り文字とnull文字には、同じ文字「{0}」を指定できません。 | それぞれ異なる文字を指定してください。 |
XCV0073 | 引用符文字とnull文字には、同じ文字「{0}」を指定できません。 | それぞれ異なる文字を指定してください。 |
XCV0074 | CSVファイルの解析に失敗しました。{0}行。詳細:{1} | 詳細メッセージにしたがって、CSVファイルを修正してください。(注) |
XCV0075 | データに引用符文字が含まれる場合、直前に引用符文字が必要です。 | データ内に引用符文字を含む場合は、引用符文字を2つ連続して記述してください。 |
XCV0076 | カラム番号「{0}」のカラム名「{2}」は、すでにカラム番号「{1}」で定義されています。 | カラム名が重複しないように、CSVデータの1行目を設定してください。 |
XCV0077 | ResultSetMetaDataのメソッド({0})は、サポートされていません。 | 指定したメソッドは、CSVResultSet MetaDataではサポートされていないため、使用できません。 |
XCV0111 | マッピングルール ({0})のattrname属性の値が空文字です。 | 空文字("")以外を指定してください。 |
XCV0120 | 出力先が指定されていません。 | 出力先のファイル名を指定してください。 |
XCV0121 | ファイルへの書き込みに失敗しました。詳細:{0} | 指定したファイルのパスが存在するか、またはファイルの書き込みが可能かを確認してください。 |
XCV0122 | ストリームへの書き込みに失敗しました。詳細:{0} | OS上のディスクまたはメモリ異常の可能性があります。OSの再起動を試みてください。 |
XCV0123 | SAXでのXML文書の出力に失敗しました。詳細:{0} | OS上のディスクまたはメモリ異常の可能性があります。OSの再起動を試みてください。 |
XCV0124 | CSVファイルからの読み込みに失敗しました。詳細:{0} | CSVファイルが存在するか、またはCSVファイルの読み込みが可能か確認してください。 |
XCV0125 | CSVファイルからデータの読み出しに失敗しました。{0}行、{1}カラム | 詳細情報に表示された、CSVファイルの列データを確認してください。(注) |
XCV0126 | CSVファイルの{0}行目が、空白のみです。 | CSVファイルの空白のみの行を削除してください。 |
XCV0127 | バイナリ型のカラムに格納されているXML形式データの解析に失敗しました。行{0},列{1} | マッピングルールで指定したバイナリ型のカラムデータがXMLの整形式であるかどうか確認してください(注)。 |
注) CSVファイルに格納されているデータの原因により発生する例外は、エラーコードにより通知される行番号の意味が異なります。
エラーコード“XCV0125”では、1行目をカラム名に使用する場合は、上の図にある「XCV0125の場合」の行番号から1を減算した値が行番号となります。
なお、エラーコード“XCV0127”は、エラーコード“XCV0125”の場合と同じです。
XML変換機能を使用した場合に、XMLプロセッサが出力するエラーメッセージの一覧を以下に示します。
メッセージ | 意味 |
---|---|
The version is required in the XML declaration. | XML宣言にversion属性がありません。 |
a pseudo attribute name is expected. | XML宣言が正しくありません。 |
cvc-elt.1: Cannot find the declaration of element 'XXXXX'. | ルートタグにMappingRuleタグ以外のタグ'XXXXX'が存在します。 |
XML document structures must start and end within the same entity. | MappingRuleタグが閉じられていません。 |
cvc-complex-type.2.4.a: Invalid content was found starting with element 'XXXXX'. One of '{"":parentRule, "":columnRule, "":attributeRule, "":documentRule, "":extensionRule}' is expected. | MappingRuleタグ要素に、無効なタグが定義されています。 |
cvc-complex-type.3.2.2: Attribute 'YYY' is not allowed to appear in element 'XXX'. | マッピングルール'XXX'のタグ内に無効な属性'YYY'が定義されている。 |
cvc-complex-type.4: Attribute 'YYY' must appear on element 'XXX'. | マッピングルール'XXX'に必要な属性'YYY'がありません。 |
cvc-datatype-valid.1.2.1: 'XXX' is not a valid value for 'YYY' | 値'XXX'は型の要求'YYY'と合っていません。 |
cvc-enumeration-valid: Value 'no' is not facet-valid with respect to enumeration '[yes]'. It must be a value from the enumeration. | columnRuleタグのhide属性に'yes'以外の属性値が指定されました。 |
cvc-enumeration-valid: Value 'nop' is not facet-valid with respect to enumeration '[empty, omit]'. It must be a value from the enumeration. | columnRuleタグのnull属性に'empty'または'omit'以外の属性値が指定されました。 |