レコード全体を返信させる場合は、リターン式に“/”を指定します。
また、空文字 “”を指定しても、レコード全体を返信します。
図B.14 集計を行わない場合の書式
特定の要素ノードまたは要素値を返信する場合は、パス式またはテキスト式を記述します。特定の属性値を返信する場合は、属性式を記述します。要素値または属性値を変換する場合は、単一行関数指定を指定します。上記の定義に示すように“,”で区切って複数指定することができます。
リターン項目について、以下に示します。
パス式は、返信する要素ノードを指定するために使用します。パス式で指定した要素ノードの値をXML形式で返信します。
最後にパス要素“*”は指定できません。
最後にパス演算子“//”は指定できません。
パス式の詳細な書式は、“B.2.1 パス式”を参照してください。
/root/company/name
テキスト式は、返信するテキストノードを指定するために使用します。テキスト式で指定したテキストノードの値(文字列)を、テキスト形式で返信します。
パス式の最後にパス要素“*”は指定できません。
パス式の最後にパス演算子“//”は指定できません。
テキスト式の詳細な書式は、“B.2.2 テキスト式”を参照してください。
/root/company/name/text()
属性式は、返信する属性ノードを指定するために使用します。属性式で指定した属性ノードの値を、テキスト形式で返信します。
パス式の最後にパス要素“*”は指定できません。
パス式の最後にパス演算子“//”は指定できません。
属性式で指定する属性名に“*”は指定できません。
属性式の詳細な書式は、“B.2.3 属性式”を参照してください。
/root/company/employee/@position
単一行関数指定は、引数のテキスト式または属性式が示す値を関数の機能に従って変換するために使用します。単一行関数指定の結果を、テキスト形式で返信します。
単一行関数指定の詳細な書式は、“B.2.4 単一行関数指定”を参照してください。
rlen(/root/company/name/text(),10)
rlen(/root/company/employee/@position,10)