ページの先頭行へ戻る
Big Data Integration ServerV1.4.0 加工編リファレンス集
FUJITSU Software

4.8.7 last_value関数

last_value関数は、グループのレコードを、順序式で指定された順序で参照したときの最後のレコードを求め、そのレコード内の項目参照で指定される項目の値を返します。
last_value関数の書式を以下の図に示します。

図4.44 last_value関数の書式

順序式

順序式は、データの順序を定義するものです。順序式によって定義される順序は、順序式に指定するソート式によってデータを並び替えたと仮定した場合のソート結果の順序と同じになります。
順序式は、ソート式と同様に、複数の項目を指定したり、昇順または降順を指定したりできます。

順序式を省略した場合、入力データ順でレコードを参照します。このときの“入力データ順”とは、以下の順序になります。

  • 2つのレコードが同じファイル内に存在する場合、ファイルを先頭から見て先に出現するレコードが先、後に出現するレコードが後になります。

  • 2つのレコードが異なるファイルにそれぞれ存在する場合、入力ファイルパラメタに先に記述されたファイルのレコードが先、後に記述されたファイルのレコードが後になります。

順序式の書式を以下の図に示します。

図4.45 順序式の書式


参照


復帰値

項目参照で指定された項目のデータ型と同じデータ型を返します。


last_value( $時刻, { time($時刻) } ) 時刻