avg関数は、項目が示す文字列から数値だけを抜き出し、その数値の平均値を求めます。
avg関数の書式を以下の図に示します。
図4.37 avg関数の書式
小数部桁数を指定すると、値を返す際に指定された桁より下の桁を切り捨てた値を返します。
小数部桁数の範囲は、-18~18です。
小数部桁数が省略されると、小数点以下最大18桁までの値が有効になります。
小数部桁数が負数の場合には、小数点の左桁(整数部)が切り捨てられます。
切り捨てる前の値
123456789012345678.1234567890123456789
小数部桁数 | 切り捨てた後の値 |
---|---|
省略時 | 123456789012345678.123456789012345678 |
0 | 123456789012345678 |
1 | 123456789012345678.1 |
-1 | 123456789012345670 |
18 | 123456789012345678.123456789012345678 |
-18 | 0 |
注意
指定した項目参照が「空」の場合、および、本関数に指定した結果が「空」となった場合には、本関数の対象とならず、「空」を除いた項目、データに対して本関数の結果を出力します。
参照
項目参照については、“3.1.9 項目参照”を参照してください。
変換が正常に動作した場合、項目参照のデータ値が数値型のときは、数値型を返します。
$バス代が“440”、$タクシー代が“1200”の場合
avg($バス代 ; $タクシー代)
数値として“820”を出力します。