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Big Data Integration ServerV1.4.0 加工編リファレンス集
FUJITSU Software

4.8.1 avg関数

avg関数は、項目が示す文字列から数値だけを抜き出し、その数値の平均値を求めます。

avg関数の書式を以下の図に示します。

図4.37 avg関数の書式

小数部桁数

小数部桁数を指定すると、値を返す際に指定された桁より下の桁を切り捨てた値を返します。

  • 小数部桁数の範囲は、-18~18です。

  • 小数部桁数が省略されると、小数点以下最大18桁までの値が有効になります。

  • 小数部桁数が負数の場合には、小数点の左桁(整数部)が切り捨てられます。

切り捨てる前の値

123456789012345678.1234567890123456789

表4.36 切り捨てた後の値

小数部桁数

切り捨てた後の値

省略時

123456789012345678.123456789012345678

0

123456789012345678

1

123456789012345678.1

-1

123456789012345670

18

123456789012345678.123456789012345678

-18

0

注意

  • 指定した項目参照が「空」の場合、および、本関数に指定した結果が「空」となった場合には、本関数の対象とならず、「空」を除いた項目、データに対して本関数の結果を出力します。

参照

項目参照については、“3.1.9 項目参照”を参照してください。


復帰値

変換が正常に動作した場合、項目参照のデータ値が数値型のときは、数値型を返します。

例1

$バス代が“440”、$タクシー代が“1200”の場合

avg($バス代 ; $タクシー代)

数値として“820”を出力します。