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Big Data Integration ServerV1.4.0 加工編導入・運用ガイド
FUJITSU Software

2.2.2 CSV形式のデータ行だけを出力する

Data Effectorの処理結果をデータベースに格納する場合など、見出し行(項目名)が不要なときがあります。このようなデータ行だけの出力もData Effectorで指定できます。

パラメタを記載するファイル名または関数名について、以下に示します。

表2.1 パラメタを記載するファイル名または関数名

機能名

パラメタを記載するファイル名または関数名

基本コマンド利用時

C API利用時

統合コマンド利用時

抽出機能

shunselectコマンドの出力定義ファイルにスキーマ情報ファイルとデータファイルを別々に指定

AsisAddQuerySelect関数のOutFileパラメタに指定

統合定義ファイルの処理条件定義部:Selectの
OutFileタグにSchemaFile属性を指定

連結機能

shunreplaceコマンドのreplace用動作環境ファイルのOutFileパラメタに、スキーマ情報ファイルとデータファイルを別々に指定

AsisInitReplace関数のOutFileパラメタに、スキーマ情報ファイルとデータファイルを別々に指定

統合定義ファイルの処理条件定義部:Replaceの
OutFileタグにSchemaFile属性を指定

集計機能

shunanalyzeコマンドのanalyze用動作環境ファイルのOutFileパラメタに、スキーマ情報ファイルとデータファイルを別々に指定

AsisExecuteAnalyze関数のOutFileパラメタに、スキーマ情報ファイルとデータファイルを別々に指定

統合定義ファイルの処理条件定義部:Analyzeの
OutFileタグにSchemaFile属性を指定

ソート機能

shunsortコマンドのsort用動作環境ファイルのOutFileパラメタに、スキーマ情報ファイルとデータファイルを別々に指定

AsisExecutesort関数のOutFileパラメタに、スキーマ情報ファイルとデータファイルを別々に指定

統合定義ファイルの処理条件定義部:Sortの
OutFileタグにSchemaFile属性を指定


以下に、shunselectコマンド利用時、出力定義ファイルを指定した例を示します。

検索番号2および3の結果は、見出し行とデータ行を分けて出力します。

1> /home/shunsaku/outdata/kekka1.csv
2> /home/shunskau/outdata/kekka2_header.csv;/home/shunsaku/outdata/kekka2_data.csv
3> /home/shunsaku/outdata/kekka3_header.csv;/home/shunsaku/outdata/kekka3_data.csv

出力ファイルの例

kekka1.csv

"empno","name","date","expense","area","train","taxi"
"19980120","鈴木太郎","2007年06月30日","15700円","東京都千代田区","7200円",""
  :

kekka2_header.csv(スキーマ情報ファイルだけの例)

"empno","name","date","expense","area","train","taxi"

kekka2_data.csv(データファイルだけの例)

"20012111","佐藤花子","2007年07月01日","16020円","大阪府大阪市阿倍野区","14200円","1820円"
  :

kekka3_header.csv(スキーマ情報ファイルだけの例)

"empno","name","date","expense","area","train","taxi"

kekka3_data.csv(データファイルだけの例)

"19980120","鈴木太郎","2007年07月02日","2400円","神奈川県横浜市港北区","2400円",""
  :

参照

本機能の詳細については、“リファレンス集”の以下を参照してください。

  • 基本コマンド利用時は、 “コマンドリファレンス”

  • C API利用時は、 “C APIリファレンス”

  • 統合コマンド利用時は、 “統合定義ファイル”