業務で扱うデータには、文字や数値だけでなく、日付または時間など、さまざまな種類があります。
Data Effectorでは、それぞれのデータ型を以下のように定義しています。
データ値の例 | データ型 |
---|---|
"あいう"、"ABC"といった文字の連なり | 文字列型 |
"10"、"-0.5"といった数値 | 数値型 |
"2010-05-01"といった、年月日 | 日付型 |
"09:10:25"といった、時分秒 | 時刻型 |
"2010-05-01 09:10:25"といった日付と時間 | 日時型 |
Data Effectorでは、基本的にすべてのデータを文字列として処理します。
データ型を意識して処理したい場合、Data Effectorの提供する関数を使います。
関数を使うことで、データ型を変換することもできます(日付型を文字列型に変換する、など)。
Data Effectorの関数は、大きく“単一行関数”と“集合関数”に分類されます。
単一行関数は、その処理内容によって、さらに分類されています。
以下に、Data Effectorで扱う関数の一部を紹介します。
やりたいこと | 関数名 | 分類名 | データ型 | |
---|---|---|---|---|
入力時の型 | 出力時の型 | |||
必要な文字列だけ取出したい | substr | 単一行関数 | 文字列型 | 文字列型 |
文字列から数値だけを抜き出したい | val | 単一行関数 | 文字列型 | 数値型 |
数値を文字列に変換したい | string | 単一行関数 | すべての型(注) | 文字列型 |
データの文字数を知りたい | length | 単一行関数 | 文字列型 | 数値型 |
日時データの形式を変えたい | date_to_string | 単一行関数 | 日付型 | 文字列型 |
数値データの桁数を揃えたい | val_to_string | 単一行関数 | 数値型 | 文字列型 |
データ値を合計したい | sum | 集合関数 | 数値型 | 数値型 |
最後のレコードを探したい | last_value | 集合関数 | すべての型(注) | 入力時と同じ |
注) 文字列型、数値型、日付型、時刻型および日時型
参照
データ型の変換については、“第4章 データを変換する”を参照してください。
関数の詳細については、“リファレンス集”の“関数の書式”を参照してください。