EDI連携機能は、事前にデータ格納・抽出用それぞれの変換ルールを作成することで、業務システム内で変換ルールを共有・再利用できるようにします。これにより、コード変換に対する開発工数を削減できます。
また、データ提供者がアクセスルールを作成することで、利用者の属性・データに応じたアクセス権限を設定できます。
変換ルール(個社形式・標準形式間のデータ変換定義)の一部であるコード変換定義の作成を支援する機能を提供します。本機能は、変換ルール(個社形式・標準形式間のデータ変換定義)作成工程における、コード変換定義(個社形式のコードと標準形式のコードの対応関係)作成の効率化を図るためのGUIの一部です。
コード変換定義作成支援機能では、以下の機能があります。
個社マスタファイルのアップロード
標準マスタの一覧や情報の取得
個社形式のコードと標準形式のコードによる名寄せ
コード変換定義ファイルのダウンロード
ポイント
個社形式のコードとは、各企業が独自に定めた企業名などのデータに対するコードです。
事前に作成したルールに基づいて動作するデータの格納APIとデータの抽出APIを提供します。
格納抽出APIには、以下の機能があります。
分類 | 機能名 | 概要 |
---|---|---|
格納API | データ格納準備API | データの格納場所を生成する際に用いるWeb APIです。 |
データアップロードAPI | データをアップロードする際に用いるWeb APIです。 | |
抽出API | データ検索API | データをメタデータで検索し、検索条件に合致するデータ一覧を取得する際に用いるWeb APIです。 |
データダウンロードAPI | 格納されたデータを個社形式、または標準形式に変換して取得するWeb APIです。 | |
システム管理者用API | 検索用パラメータ定義内容取得API | 検索用パラメータ名の定義内容を取得する際に用いるWeb APIです。 |
検索用パラメータ定義更新API | データ種別識別子ごとの検索用パラメータ名の定義内容を更新するためのWeb APIです。 |
注意
コード変換定義作成支援機能および格納抽出APIを利用するためには、他ソフトウェアのインストールが別途必要です。詳細については“3.2.3.4 EDI連携機能を使用する場合”を参照してください。
参照
コード変換定義作成支援機能および格納抽出APIの使い方については、“EDI連携編 ユーザーズガイド”を参照してください。
データへのアクセスを制御するためのアクセスルールを設定・支援する機能を提供します。
アクセス権限コントロールには、以下の機能があります。
分類 | 機能名 | 概要 |
---|---|---|
アクセス制御機能 | 属性、ユーザー単位のアクセス制御 | ユーザー、属性(所属企業やメーカーなどの役割)ごとにアクセスルールに応じた制御を行う機能です。 |
表形式データに対してカラム単位にアクセス制御を行う機能です。 | ||
アクセス制御設定機能 | データ提供者が作成したアクセスルールを設定する機能です。 | |
アクセスルール設定支援機能 | アクセス制御設定支援機能 | アクセスルールを作成するために必要な標準メッセージレイアウトや属性、ユーザー情報を参照・取得し、アクセスルール作成・設定を支援する機能です。 |
アクセスルール間の衝突回避機能 | アクセスルールが衝突した場合、ルール間で優先順位を設ける機能です。 |
本機能では、以下のOSSを標準装備します。