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Big Data Integration ServerV1.4.0 利用ガイド
FUJITSU Software

1.3.3 EDI連携機能

EDI連携機能は、事前にデータ格納・抽出用それぞれの変換ルールを作成することで、業務システム内で変換ルールを共有・再利用できるようにします。これにより、コード変換に対する開発工数を削減できます。
また、データ提供者がアクセスルールを作成することで、利用者の属性・データに応じたアクセス権限を設定できます。

1.3.3.1 コード変換定義作成支援機能

変換ルール(個社形式・標準形式間のデータ変換定義)の一部であるコード変換定義の作成を支援する機能を提供します。本機能は、変換ルール(個社形式・標準形式間のデータ変換定義)作成工程における、コード変換定義(個社形式のコードと標準形式のコードの対応関係)作成の効率化を図るためのGUIの一部です。

コード変換定義作成支援機能では、以下の機能があります。

ポイント

  • 個社形式のコードとは、各企業が独自に定めた企業名などのデータに対するコードです。

1.3.3.2 格納抽出API

事前に作成したルールに基づいて動作するデータの格納APIとデータの抽出APIを提供します。

格納抽出APIには、以下の機能があります。

表1.3 格納抽出APIの機能一覧

分類

機能名

概要

格納API

データ格納準備API

データの格納場所を生成する際に用いるWeb APIです。

データアップロードAPI

データをアップロードする際に用いるWeb APIです。

抽出API

データ検索API

データをメタデータで検索し、検索条件に合致するデータ一覧を取得する際に用いるWeb APIです。

データダウンロードAPI

格納されたデータを個社形式、または標準形式に変換して取得するWeb APIです。

システム管理者用API

検索用パラメータ定義内容取得API

検索用パラメータ名の定義内容を取得する際に用いるWeb APIです。

検索用パラメータ定義更新API

データ種別識別子ごとの検索用パラメータ名の定義内容を更新するためのWeb APIです。

注意

コード変換定義作成支援機能および格納抽出APIを利用するためには、他ソフトウェアのインストールが別途必要です。詳細については“3.2.3.4 EDI連携機能を使用する場合”を参照してください。

参照

コード変換定義作成支援機能および格納抽出APIの使い方については、“EDI連携編 ユーザーズガイド”を参照してください。

1.3.3.3 カスタマバーコード変換Web API

住所文字列を基に、カスタマバーコードを生成するためのカスタマバーコード変換Web APIを提供します。
カスタマバーコード変換Web APIには、以下の機能があります。

分類

機能名

概要

カスタマバーコード変換Web API

WEB API

住所文字列を基に、カスタマバーコードを生成し、返却するWeb APIです。
業務サーバのアプリケーションから直接利用することで、カスタマバーコードの変換処理を業務に組み込むことができます。

ポイント

カスタマバーコードとは

郵便事業(配達区分の自動仕分機)など、各事業で使用するためにお客様が作成するバーコードです。

1.3.3.4 アクセス権限コントロール機能

データへのアクセスを制御するためのアクセスルールを設定・支援する機能を提供します。
アクセス権限コントロールには、以下の機能があります。

分類

機能名

概要

アクセス制御機能

属性、ユーザー単位のアクセス制御

ユーザー、属性(所属企業やメーカーなどの役割)ごとにアクセスルールに応じた制御を行う機能です。

カラム単位のアクセス制御
(マスキング機能)

表形式データに対してカラム単位にアクセス制御を行う機能です。

アクセス制御設定機能

データ提供者が作成したアクセスルールを設定する機能です。

アクセスルール設定支援機能

アクセス制御設定支援機能

アクセスルールを作成するために必要な標準メッセージレイアウトや属性、ユーザー情報を参照・取得し、アクセスルール作成・設定を支援する機能です。

アクセスルール間の衝突回避機能

アクセスルールが衝突した場合、ルール間で優先順位を設ける機能です。

本機能では、以下のOSSを標準装備します。

JSON Editor

JSON Editorは、JSON形式のファイルを作成・編集することができるOSSです。

本製品では、アクセスルール(JSON形式ファイル)の編集を支援する画面(GUI)として提供します。