[発生するVL]
Windows版全VL、Solaris版全VL、Linux版全VL
[原因]
Windows版 ListWORKS V10.0L10以前およびSolaris版 ListWORKS 10.0以前のクライアントが混在した環境で、List Worksのクライアントで先頭/中間/最終のページごとに異なる範囲の帳票項目を作成・更新した。
[説明]
Windows版ListWORKS V10.0L20以降 およびSolaris版ListWORKS 10.1以降のクライアントで以下の設定をし、帳票項目を作成・更新した帳票は、Windows版 ListWORKS V10.0L10以前およびSolaris版 ListWORKS 10.0以前のクライアントで表示することができません。
クライアント環境設定で「ページごと異なる範囲の帳票項目を設定する機能を使用する」をチェックする、かつ
【帳票項目のプロパティ】ダイアログボックスの【共通】タブで「先頭/中間/最終のページごと異なる範囲を指定する」をチェックする
[対処]
■ページごと異なる範囲の帳票項目を設定する機能を利用する場合
List Worksクライアントのバージョンレベルを、 ListWORKS V10.0L20/10.1以降にバージョンアップしてください。
■ページごと異なる範囲の帳票項目を設定する機能を利用しない場合
ページごと異なる範囲を使用しない設定にしてから、帳票項目を再設定する必要があります。以下の手順で行ってください。
V10.0L20/10.1以降のリストビューアで対象の帳票を表示し、【ファイル】-【プロパティ】ダイアログボックスの【オーバレイ】タブの「使用するオーバレイ」にあるオーバレイ名を確認します。
リスト管理サーバ上のオーバレイ格納場所を、以下の場所から確認します。
ListWORKS V10.0L20/10.1またはList Works V6.0L10/6.0の場合:【リスト管理サーバオプション】ダイアログボックスの【作業ファイル】タブ
V7.0L10以降の場合:【リスト管理サーバ環境設定】ダイアログボックスの【資源】タブ
オーバレイの格納先フォルダにある「オーバレイ名.fld」のファイルを、安全のためバックアップします。
オーバレイの格納先フォルダ配下の「backup.nnn」フォルダ(*1)に同じファイルがあるか検索します。
同じファイルがない場合は、5の手順に進みます。同じファイルがある場合には、対処方法について、弊社技術員、サポートデスク、またはフィールドサポートセンターにお問い合せください。
オーバレイの格納先フォルダにある「オーバレイ名.fld」のファイルを、エクスプローラなどを利用して削除します。
クライアント環境設定で「ページごと異なる範囲の帳票項目を設定する機能を使用する」のチェックをはずします。
Web連携機能を使用している場合には、Web連携の環境設定ファイル(ListPrint.propertiesファイル)の「field.page」定義名に「0」を設定します。
5で削除したオーバレイの帳票を表示し、帳票項目を再度設定します。
*1)nnnは世代番号を表し、000~FFFの16進数となります。