配信出力サービスを開始/停止するには、以下のサービスおよびGlassFish Serverクラスターを開始/停止します。
LW Transfer Service
LW Print State Service
帳票印刷のGlassFish Serverクラスター
ポイント
帳票印刷のGlassFish Serverクラスターの起動/停止用に、以下のスクリプトが用意されています。
List Worksインストール先フォルダ\Distribute\writer\setup\samples配下
起動用: startCLPA.bat
停止用: stopCLPA.bat
GlassFish Serverクラスターの起動/停止には以下の2つの方法があります。
GlassFish Serverクラスターの自動起動
GlassFish Serverクラスターの手動での起動/停止
GlassFish Serverクラスターの自動起動
Interstage Application Serverのインストール時に作成される出口機能定義ファイルの起動時スクリプトを編集する事で、GlassFish Serverクラスターの自動起動を行うことができます。
運用資産格納ディレクトリー\pcmi\adapter
例) C:\Interstage\glassfish5\var\pcmi\adapter
出口機能定義ファイル: pcmi.properties
起動時スクリプト: start.bat
pcmi.adapter.start = start.bat pcmi.adapter.stop = stop.bat pcmi.adapter.start.ignore-failure = false
Interstage Application Serverのインストール時に「ドメイン管理サーバー(DAS)の自動起動」を設定する事で作成されます。変更する必要はありません。
配信出力サーバのGlassFish Serverクラスター起動を追加します。
配信出力サーバのGlassFish Serverクラスター起動スクリプトの引数には、以下を指定してください。なお、[]は指定を省略できることを示します。
-u 管理ユーザーID
-w 管理者パスワードファイルパス名
[-p 運用管理用HTTPリスナーポート番号]
省略時は「12041」になります。
管理ユーザーID、運用管理用HTTPリスナーポート番号は、Interstage Application Serverのインストール時に、以下の画面で設定した値を指定してください。
GlassFish 5の認証情報の設定
GlassFish 5のポート番号の設定
管理者パスワードファイルには所定の記述形式で、Interstage Application Serverのインストール時に、以下の画面で設定したパスワードを定義してください。
GlassFish 5の認証情報の設定
<管理者パスワードファイル記述形式>
AS_ADMIN_PASSWORD=管理者パスワード
なお、セキュリティ観点上、管理者パスワードファイルの管理方法を十分にご検討のうえ、スクリプトからパスワードファイルを参照できるようにアクセス権を設定してださい。
@echo off set CMD_DIR=%~dp0 set CMD_DIR=%CMD_DIR:~0,-1% call %CMD_DIR%\..\..\config\domainsenv.bat call %GLASSFISH_INSTALL_DIR%\glassfish\bin\asadmin start-domain if %errorlevel% neq 0 exit /b 1 【追加定義例】 rem 配信出力サーバーのGlassFish Serverクラスター起動
call C:\ListWORKS\Distribute\writer\setup\samples\startCLPA.bat -u admin -wf c:\password.txt -p 12041
if %errorlevel% neq 0 exit /b 1
exit /b 0
配信出力サーバのGlassFish Serverクラスター停止については、特に追加する必要はありません。
@echo off set CMD_DIR=%~dp0 set CMD_DIR=%CMD_DIR:~0,-1% call %CMD_DIR%\..\..\config\domainsenv.bat call %GLASSFISH_INSTALL_DIR%\glassfish\bin\asadmin stop-domain if %errorlevel% neq 0 exit /b 1 exit /b 0
出口機能の詳細は、Interstage Application Serverのマニュアルを参照してください。 |
GlassFish Serverクラスターの手動での起動/停止
コマンドプロンプトを「管理者として実行」を選択して起動し、管理者権限に昇格させたコマンドプロンプトで、スクリプトの格納場所にフォルダを移動して、スクリプトを実行します。
スクリプトの引数には、以下を指定してください。なお、[]は指定を省略できることを示します。
-u 管理ユーザーID
-w 管理者パスワード
[-p運用管理用HTTPリスナーポート番号]
省略時は「12041」になります。
[-n GlassFish Serverクラスター名(MREG | MGUI | MWTR)]
省略時はすべてのGlassFish Serverクラスターが起動/停止されます。
管理ユーザーID、管理者パスワード、運用管理用HTTPリスナーポート番号は、Interstage Application Serverのインストール時に、以下の画面で設定した値を指定してください。
GlassFish 5の認証情報の設定
GlassFish 5のポート番号の設定
例
以下の場合の実行例です。
管理ユーザーID:admin
管理者パスワード:adminPWD
運用管理用HTTPリスナーポート番号:12041(省略値)
起動/停止するGlassFish Serverクラスター:すべて
C:\ListWORKS\Distribute\writer\setup\samples> startCLPA.bat -u admin -w adminPWD C:\ListWORKS\Distribute\writer\setup\samples> stopCLPA.bat -u admin -w adminPWD
(1) 配信出力サービスの開始
以下の手順で、配信出力サービスを開始します。
以下の手順で、サービス「LW Transfer Service」を開始します。
【サービス】ダイアログボックスの表示
【スタート】メニューの【Windows管理ツール】-【サービス】をクリックします。
→【サービス】ダイアログボックスが表示されます。
プロパティの表示
サービス名「LW Transfer Service」を選択して、プロパティ画面を表示します。
サービス「LW Transfer Service」の開始
プロパティ画面の【開始】ボタンをクリックしてサービスを開始します。
以下の手順で、サービス「LW Print State Service」を開始します。
【サービス】ダイアログボックスの表示
【スタート】メニューの【Windows管理ツール】-【サービス】をクリックします。
→【サービス】ダイアログボックスが表示されます。
プロパティの表示
サービス名「LW Print State Service」を選択して、プロパティ画面を表示します。
サービス「LW Print State Service」の開始
プロパティ画面の【開始】ボタンをクリックしてサービスを開始します。
以下の手順で、帳票印刷のGlassFish Serverクラスターを起動します。
GlassFish Server管理コンソールの起動
Webブラウザで以下に示すURLを指定し、GlassFish Server管理コンソールを起動します。管理者権限を持ったアカウントでログインします。
https://hostname:port/
配信出力サーバを運用しているサーバのホスト名を指定します。
GlassFish Server管理コンソールのポート番号を指定します。デフォルトは12041です。
注意
SSL暗号化通信を使用しない設定を行った場合は、「https」の部分を「http」に置き換えて指定してください。
GlassFish Server管理コンソールを使用するうえでの留意事項については、“付録I GlassFish Server管理コンソールを使用するうえでの留意事項”を参照してください。 |
→GlassFish Server管理コンソールの画面が表示されます。
GlassFish Serverクラスターの起動
【GlassFish Server管理コンソール】-【共通タスク】-【クラスタ】をクリックします。
→画面の右側に【クラスタ一覧】画面が表示されます。
クラスタ名【LWDST_W】を選択して、【クラスタの起動】ボタンをクリックし、GlassFish Serverクラスターを起動します。
以下の手順で、帳票印刷のGlassFish Serverクラスターが正しく起動されているか確認します。
【イベントビューア】ダイアログボックスの表示
【スタート】メニューの【Windows管理ツール】-【イベントビューア】をクリックします。
→【イベントビューア】ダイアログボックスが表示されます。
イベントログの一覧を表示
画面の左側から【アプリケーション】をクリックします。
→画面の右側に、出力されたイベントログの一覧が表示されます。
イベントの確認
一覧に表示されたイベントをクリックして、以下が出力されていることを確認します。
ソースが「List Works Distributor」で、説明が「配信出力サービスを開始しました。」のイベント
以下が出力されている場合は、起動に失敗しています。説明に出力されている利用者の処置を行って、GlassFish Serverクラスターを起動しなおしてください。
ソースが「List Works Distributor」で、説明が「配信出力サービスの開始に失敗しました。」のイベント
以下の手順で、配信出力サービスを停止します。
注意
配信出力サービスを停止する際は、配信出力先一覧画面で、すべての配信出力先に印刷ジョブがないことを確認してください。印刷ジョブが存在する場合は、処理状況照会画面で印刷ジョブの状態を確認し、印刷が完了するまで待つか、不要な印刷ジョブを削除してください。
印刷ジョブがある状態で配信出力サービスを停止すると、印刷ジョブの出力状態が、失敗に変わる場合があります。
以下の手順で、帳票印刷のGlassFish Serverクラスターを停止します。
GlassFish Server管理コンソールの起動
Webブラウザで以下に示すURLを指定し、GlassFish Server管理コンソールを起動します。管理者権限を持ったアカウントでログインします。
https://hostname:port/
配信出力サーバを運用しているサーバのホスト名を指定します。
GlassFish Server管理コンソールのポート番号を指定します。デフォルトは12041です。
注意
SSL暗号化通信を使用しない設定を行った場合は、「https」の部分を「http」に置き換えて指定してください。
GlassFish Server管理コンソールを使用するうえでの留意事項については、“付録I GlassFish Server管理コンソールを使用するうえでの留意事項”を参照してください。 |
→GlassFish Server管理コンソールの画面が表示されます。
GlassFish Serverクラスターの停止
【GlassFish Server管理コンソール】-【共通タスク】-【クラスタ】をクリックします。
→画面の右側に【クラスタ一覧】画面が表示されます。
クラスタ名【LWDST_W】を選択して、【クラスタの停止】ボタンをクリックし、GlassFish Serverクラスターを停止します。