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Interstage List Works V11.0.0 帳票印刷配信手引書
FUJITSU Software

4.6.2 環境構築スクリプトが失敗した場合の再構築手順

環境構築スクリプトでエラーが発生した場合、環境を削除してから、再度環境構築を行います。環境の削除は、環境削除スクリプト(createJMS.bat)を使用します。環境削除スクリプトは、以下の場所に格納されています。

List Worksのインストール先フォルダ\Distribute\writer\setup\delete

(1) 環境の削除

  1. 環境削除スクリプト(createJMS.bat)を管理者権限のあるユーザで実行します。

    スクリプトの引数には、以下を指定してください。なお、[]は指定を省略できることを示します。

    -u 管理ユーザーID

    -w 管理者パスワード

    [-p運用管理用HTTPリスナーポート番号]

    省略時は「12041」になります。

    -mu メッセージブローカのユーザー名

    -mw メッセージブローカのパスワード

    [-mp メッセージブローカのポート番号]

    省略時は「17696」になります。

    管理ユーザーID、管理者パスワード、運用管理用HTTPリスナーポート番号は、Interstage Application Serverのインストール時に、以下の画面で設定した値を指定してください。

    • GlassFish 5の認証情報の設定

    • GlassFish 5のポート番号の設定

    メッセージブローカのユーザー名、パスワード、ポート番号は、“4.4 Interstage Application Serverのメッセージブローカの設定”で設定した値を指定してください。

    以下の場合の実行例です。

    • 管理ユーザーID:admin

    • 管理者パスワード:adminPWD

    • 運用管理用HTTPリスナーポート番号:12041(省略値)

    • メッセージブローカのユーザー名:listworks

    • メッセージブローカのパスワード:listworksPWD

    • メッセージブローカのポート番号:17696(省略値)

      C:\ListWORKS\Distribute\writer\setup\delete> createJMS.bat -u admin -w adminPWD -mu listworks -mw listworksPWD
  2. 削除を確認するメッセージが表示されます。

    問題がなければyを入力してください。環境削除スクリプトの処理が続行されます。

    問題がある場合はnを入力してください。環境削除スクリプトの処理が中断されます。

    yまたはn以外の文字列を入力すると、再度確認のメッセージが表示されます。

    確認メッセージの表示例を以下に示します。

    JMS環境の削除を実施してもよろしいですか(y/n)
  3. ログファイルを参照して、配信出力サーバの環境削除中にエラーが発生して中断されていないことを確認します。ログファイルは、環境削除スクリプトの実行カレントフォルダに出力されます。

      例) C:\ListWORKS\Distribute\writer\setup\delete\createJMSlog.txt

    環境削除スクリプトで出力されるエラーと、その対処方法については、“4.6.3 環境構築スクリプト/環境削除スクリプトで発生するエラーと対処方法”を参照してください。

(2) 環境構築スクリプトの実行

再度、環境構築スクリプトを実行して、配信出力サーバの環境構築を行います。

実行例を以下に示します。

C:\ListWORKS\Distribute\writer\setup\create> createJMS.bat -u admin -w adminPWD -mu listworks -mw listworksPWD

環境構築スクリプトの実行については、“4.6.1 環境構築スクリプトの実行手順”を参照してください。