環境構築スクリプトでエラーが発生した場合、環境を削除してから、再度環境構築を行います。環境の削除は、環境削除スクリプト(createJMS.bat)を使用します。環境削除スクリプトは、以下の場所に格納されています。
List Worksのインストール先フォルダ\Distribute\writer\setup\delete
(1) 環境の削除
環境削除スクリプト(createJMS.bat)を管理者権限のあるユーザで実行します。
スクリプトの引数には、以下を指定してください。なお、[]は指定を省略できることを示します。
-u 管理ユーザーID
-w 管理者パスワード
[-p運用管理用HTTPリスナーポート番号]
省略時は「12041」になります。
-mu メッセージブローカのユーザー名
-mw メッセージブローカのパスワード
[-mp メッセージブローカのポート番号]
省略時は「17696」になります。
管理ユーザーID、管理者パスワード、運用管理用HTTPリスナーポート番号は、Interstage Application Serverのインストール時に、以下の画面で設定した値を指定してください。
GlassFish 5の認証情報の設定
GlassFish 5のポート番号の設定
メッセージブローカのユーザー名、パスワード、ポート番号は、“4.4 Interstage Application Serverのメッセージブローカの設定”で設定した値を指定してください。
例
以下の場合の実行例です。
管理ユーザーID:admin
管理者パスワード:adminPWD
運用管理用HTTPリスナーポート番号:12041(省略値)
メッセージブローカのユーザー名:listworks
メッセージブローカのパスワード:listworksPWD
メッセージブローカのポート番号:17696(省略値)
C:\ListWORKS\Distribute\writer\setup\delete> createJMS.bat -u admin -w adminPWD -mu listworks -mw listworksPWD
削除を確認するメッセージが表示されます。
問題がなければyを入力してください。環境削除スクリプトの処理が続行されます。
問題がある場合はnを入力してください。環境削除スクリプトの処理が中断されます。
yまたはn以外の文字列を入力すると、再度確認のメッセージが表示されます。
例
確認メッセージの表示例を以下に示します。
JMS環境の削除を実施してもよろしいですか(y/n)
ログファイルを参照して、配信出力サーバの環境削除中にエラーが発生して中断されていないことを確認します。ログファイルは、環境削除スクリプトの実行カレントフォルダに出力されます。
例) C:\ListWORKS\Distribute\writer\setup\delete\createJMSlog.txt
環境削除スクリプトで出力されるエラーと、その対処方法については、“4.6.3 環境構築スクリプト/環境削除スクリプトで発生するエラーと対処方法”を参照してください。 |
(2) 環境構築スクリプトの実行
再度、環境構築スクリプトを実行して、配信出力サーバの環境構築を行います。
実行例を以下に示します。
C:\ListWORKS\Distribute\writer\setup\create> createJMS.bat -u admin -w adminPWD -mu listworks -mw listworksPWD
環境構築スクリプトの実行については、“4.6.1 環境構築スクリプトの実行手順”を参照してください。 |