4.4 Interstage Application Serverのメッセージブローカの設定

以下の手順で、Interstage Application Serverのメッセージブローカの設定を行います。
なお、メッセージブローカのポート番号、List Works用ユーザー名、パスワードは、「4.6 環境構築スクリプトによる配信出力サーバの環境構築」で使用するので控えておいてください。

手順1：メッセージブローカのサービス設定

【スタート】メニューの【Windows管理ツール】－【サービス】をクリックします。
→【サービス】ダイアログボックスが表示されます。
サービス名「Interstage Message Queue Broker(glassfish5)」が登録されているか確認します。
- 登録されている場合
1. 「スタートアップの種類」が「自動」でない場合は、「自動」に変更します。
2. サービスが起動している場合は、一旦、サービスを停止します。
3. 以下のコマンドを実行してメッセージブローカのポート番号を確認します。
```
> %IS_HOME%\glassfish5\mq\bin\imqsvcadmin query
```
  - 【デフォルトポート番号(17696)が使用されている場合の実行結果】
```
Service Interstage Message Queue Broker(glassfish5) is installed.
Display name: Interstage Message Queue Broker(glassfish5)
Start Type: Automatic
Binary location: C:\Interstage\glassfish5\mq\bin\imqbrokersvc.exe
```
  - 【任意のポート番号が指定されている場合の実行結果】
```
Service Interstage Message Queue Broker(glassfish5) is installed.
Display name: Interstage Message Queue Broker(glassfish5)
Start Type: Automatic
Binary location: C:\Interstage\glassfish5\mq\bin\imqbrokersvc.exe
Broker Args: -port ポート番号
```
  - 【任意のメッセージブローカ名(デフォルト名は、imqbroker)が指定されている場合の実行結果】
```
Service Interstage Message Queue Broker(glassfish5) is installed.
Display name: Interstage Message Queue Broker(glassfish5)
Start Type: Automatic
Binary location: C:\Interstage\glassfish5\mq\bin\imqbrokersvc.exe
Broker Args: -name メッセージブローカ名 -port ポート番号
```
- 登録されていない場合
1. 以下のコマンドを実行してメッセージブローカをサービスに登録します。
  - 【デフォルトポート番号(17696)を使用する場合】
```
> %IS_HOME%\glassfish5\mq\bin\imqsvcadmin install
```
  - 【任意のポート番号を使用する場合】
```
> %IS_HOME%\glassfish5\mq\bin\imqsvcadmin install -args "-port ポート番号"
```
    例
    %IS_HOME%\glassfish5\mq\bin\imqsvcadmin install -args "-port 18000"
2. 以下のコマンドを実行してメッセージブローカ資材を新規作成します。
```
> %IS_HOME%\glassfish5\mq\bin\imqbrokerd -init
```

手順2：メッセージブローカのList Works用ユーザー作成

メッセージブローカに登録されているユーザー名を確認します。
- デフォルトのメッセージブローカ名でサービスに登録されている場合
```
> %IS_HOME%\glassfish5\mq\bin\imqusermgr list
```
- 任意のメッセージブローカ名でサービスに登録されている場合
```
> %IS_HOME%\glassfish5\mq\bin\imqusermgr list -i メッセージブローカ名
```

以下のコマンドでList Worksのメッセージブローカ用ユーザーを登録します。ユーザー名には、1.で表示されたユーザー名以外を指定します。なお、セキュリティを考慮し、8文字以上のパスワードを推奨します。

メッセージブローカのユーザー名／パスワードの仕様については、Interstage Application Serverのマニュアルを参照してください。

デフォルトのメッセージブローカ名でサービスに登録されている場合

> %IS_HOME%\glassfish5\mq\bin\imqusermgr add -u ユーザー名 -p パスワード -g admin

例

%IS_HOME%\glassfish5\mq\bin\imqusermgr add -u listworks -p listworksPWD -g admin

任意のメッセージブローカ名でサービスに登録されている場合

> %IS_HOME%\glassfish5\mq\bin\imqusermgr add -u ユーザー名 -p パスワード -g admin -i メッセージブローカ名

例

%IS_HOME%\glassfish5\mq\bin\imqusermgr add -u listworks -p listworksPWD -g admin -i imqbrokerName

1.の手順でユーザーが追加されている事を確認します。
【スタート】メニューの【Windows管理ツール】－【サービス】をクリックし、サービス名「Interstage Message Queue Broker(glassfish5)」を開始します。

注意

List Worksの運用中は、メッセージブローカの停止、および、一時停止は行わないでください。