プリンタの定義手順は利用するプリンタにより異なります。以下に、プリンタごとの定義手順と参照先を示します。
サポートプリンタ | 定義手順 | 参照先 | |
---|---|---|---|
PS5000シリーズ VSP/VSシリーズ PrintiaLASERシリーズ(Printianavi搭載機) 通常のWindowsプリンタ | 1 | Windowsにプリンタを定義します。 | |
2 | プリンタのプロパティを設定します。 | ||
パートナー連携対応プリンタ | 1 | Windowsにプリンタを定義します。 | |
2 | 各社が提供するプリンタの設定をします。 | ||
3 | プリンタのプロパティを設定します。 |
サポートしているプリンタ、プリンタごとにサポートしている機能などについては、“付録A サポートプリンタについて”を参照してください。 |
(1) プリンタの定義
配信出力サーバを運用するサーバで、Windowsにプリンタを定義します。
Windowsにプリンタを定義するときは、「プリンタの追加ウィザード」に従って設定してください。
注意
ここで指定したプリンタ名を、lwedtdestコマンドで配信出力先のプリンタ名に指定します。
そのため、定義するプリンタ名は、コマンドで指定できる文字列長および文字/記号の範囲で指定してください。
lwedtdestコマンドで指定できる文字および文字列長については、“16.1.2 環境設定用のコマンドで指定できる文字”を参照してください。 |
(2) プリンタのポート設定
パートナー連携対応プリンタのポートを設定します。
設定については、“A.1.4 パートナー連携対応プリンタ”を参照してください。 |
(3) プリンタのプロパティの設定
Windowsに定義したプリンタのプロパティを以下のように設定します。
【ポート】タブ
1つの論理プリンタ(プリンタプール)から2つ以上の同じプリンタ装置で印刷する場合は、「プリンタプールを有効にする」を指定します。
注意
「プリンタプールを有効にする」を指定し、複数のポートを選択した場合、【詳細設定】タブで「印刷後ドキュメントを残す」を有効にしてください。なお、この場合、印刷順序は保証されません。
プリンタポートで「FILE:」を選択すると、正常に印刷されない場合があります。選択しないでください。
【詳細設定】タブ
「印刷ドキュメントをスプールし、プログラムの印刷処理を高速に行う」を選択します。プリンタドライバによっては、初期値として「プリンタに直接印刷データを送る」が選択されている場合があります。この場合、「印刷ドキュメントをスプールし、プログラムの印刷処理を高速に行う」に設定を変更してください。
【ポート】タブで「プリンタプールを有効にする」を指定し、複数のポートを選択した場合、「印刷後ドキュメントを残す」を有効にしてください。なお、この場合、印刷順序は保証されません。
スプールデータ形式をEMFに設定します。以下に設定例を示します。なお、スプールデータ形式の設定方法は、プリンタドライバにより異なります。
設定方法については、“各プリンタドライバのマニュアル”を参照してください。 |
【標準の設定】ボタンをクリックすると、【標準の設定】画面が表示されます。
【標準の設定】画面の【用紙/品質】タブで【詳細設定】ボタンをクリックすると、プリンタの詳細オプション画面が表示されます。「ドキュメントのオプション」の「メタファイルスプーリング」に「有効」を選択します。
注意
本機能では、EMF形式を推奨します。スプールデータがRAW形式の場合、出力状態が取得できない、セパレータが印刷できないなどのトラブルが発生することがあります。
プリンタドライバにより、EMF形式でスプールされないものがあります。
富士通ホスト帳票をインパクトプリンタおよび連続紙プリンタに印刷する場合は、用紙サイズ、給紙口を設定します。また、プリンタドライバの設定で、用紙サイズ、給紙口を指定して印刷する場合は、同様な設定が必要です。
以下に設定例を示します。なお、設定方法は、プリンタドライバにより異なります。
設定方法については、“各プリンタドライバのマニュアル”を参照してください。 |
【標準の設定】ボタンをクリックすると、【標準の設定】画面が表示されます。
【標準の設定】画面の【用紙/品質】タブの「給紙方法」で給紙口を選択します。
また、【詳細設定】ボタンをクリックすると、プリンタの詳細オプション画面が表示されます。「用紙/出力」の「用紙サイズ」で用紙を選択します。
注意
プリンタドライバの設定を変更する場合は、【詳細設定】タブの【標準の設定】画面で行ってください。【全般】タブの【印刷設定】画面で行った設定は、有効になりません。