List Works EEでは、配信管理サーバをクラスタシステム(1対1の運用待機型)で運用することができます。
クラスタシステムでは、List Worksサーバ内の配信管理サーバ、およびリスト管理サーバの状態を常に監視し、障害が発生すると自動的にフェールオーバー(処理をもう一方のサーバに引き継ぐこと)し、処理を続行します。このため、業務を継続でき、可用性の高いシステムを実現できます。
クラスタシステムでの帳票印刷配信機能の環境構築については、“3.1.2 クラスタシステムで運用する場合の構築手順”を参照してください。 |
帳票印刷配信機能のうち、以下の機能がフェールオーバーの対象になります。
配信フォルダの作成、変更、削除
配信フォルダ内の帳票の参照、印刷、削除
配信出力先の作成、変更、削除
プリンタ構成の作成、変更、削除
受信フォルダは、フェールオーバーの対象になりません。
注意
配信出力サーバは、クラスタシステムに対応していません。クラスタシステムで運用する場合、配信出力サーバは、List Worksサーバとは別に設置したList Works配信出力サーバにインストールする必要があります。
参考
帳票印刷配信機能をクラスタシステムで運用する場合、配信データベースの配置場所は、List Worksサーバ内でも、List Worksサーバとは別のデータベースサーバでも構いません。データベースサーバを用意する場合は、それ自身の故障を考えてクラスタ運用することを推奨します。
配信データベースの環境設定については、“3.3 クラスタシステムで運用する場合のList Worksの登録”を参照してください。 Symfowareデータベースのクラスタ運用を行う場合の環境設定の詳細は、“Symfowareのマニュアル”を参照してください。 Oracleデータベースのクラスタ運用を行う場合の環境設定の詳細は、“Oracle Databaseのマニュアル”を参照してください。 |