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Interstage List Works V11.0.0 操作手引書 運用管理者編
FUJITSU Software

3.1 保管フォルダ/帳票のアクセス権の設定

保管フォルダのセキュリティとして、フォルダと帳票に対してアクセス権の設定を行います。

管理者ツールは管理者権限を持つ複数のユーザが、同時に実行することもできます。その場合、最後に保存した設定が有効になります。


管理者ツールの表示

管理者ツールの左側には、保管フォルダが表示されます。保管フォルダを展開して表示することによって、フォルダと帳票の一覧が表示されます。任意のフォルダ、または帳票を選択すると、右側にプロパティの一覧が表示されます。なお、フォルダを選択するか、帳票を選択するかによって、プロパティの一覧に表示される項目が変わります。


管理者ツールのログインのユーザID

List Worksの管理者権限を持つユーザIDで、リスト管理サーバに接続してください。


管理者ツールとリスト管理サーバ間の通信用ポート番号について

管理者ツールと、リスト管理サーバ間の通信用ポート番号には、初期値として「63099」が設定されています。通常は変更する必要はありません。ただし、他の製品のポート番号と重複した場合など、変更する場合は、管理者ツールと、リスト管理サーバのそれぞれのプロパティファイルで同じポート番号を設定します。

「プロパティファイル」についての詳細は“環境構築手引書”を参照してください。

保管フォルダに対するアクセス権

保管フォルダに対して、管理者ツールによりアクセス権を設定することができます。第二階層以下のフォルダを作成した場合は、作成した保管フォルダの上位の保管フォルダに設定されているアクセス権が継承されます。

保管フォルダに設定できるアクセス権には以下のものがあります。

帳票に対するアクセス権

保管フォルダ内のList Works帳票に対して、管理者ツールによりアクセス権を設定することができます。

特定の帳票に保管フォルダと異なるアクセス権を設定したい場合に設定します。基本的には、保管フォルダにアクセス権を設定してください。

帳票に対する各機能は、帳票が格納されている保管フォルダに対するアクセス権と帳票に対するアクセス権の両方で許可されている場合に有効となります。

PDF帳票に対し、PDF帳票に対応していない操作のアクセス権を設定しても無効となります。

帳票に対するアクセス権の詳細については、“運用手引書”を参照してください。

アクセス権設定の注意事項

Windows版の場合、「帳票一覧への表示」を有効にする場合には、【リスト管理サーバ環境設定】ダイアログボックスの【セキュリティ】タブの「アクセス権」-「「帳票一覧表示」アクセス権を有効にする」をチェックする必要があります。


アクセス権のコピー/貼り付け

アクセス権のコピー/貼り付けの機能は、フォルダのみ有効で、帳票には使用できません。


アクセス権のインポート/エクスポート

管理者ツールで選択した保管フォルダおよびその配下の保管フォルダ、帳票のアクセス権の一覧をエクスポートし、ファイルに出力することができます。

また、テキストエディタなどで編集した後、インポートすることによって保管フォルダ、帳票へのアクセス権の設定、変更を一括して実行できます。