ユーザーはオペレーターに指示することで、FEPがインストールされたコンテナやボリュームのプロビジョニング、ネットワークリソースを含めたシステムを構築できます。作成されたシステムをFEPクラスタと呼びます。作成されるFEPクラスタは、1台のマスターサーバと2台のレプリカサーバで構成されます。レプリカサーバは同期レプリケーションと非同期レプリケーションから選択できます。デフォルトは非同期レプリケーションです。
FEPクラスタは、以下のコンポーネントで構成されています。
FEPサーバコンテナ
FEPサーバ
Patroni
FEPバックアップコンテナ
ボリューム用のFEPVolumeカスタムリソース
データベース・ユーザー用のFEPUserカスタムリソース
Postgres設定用のFEPConfigカスタムリソース
TLS証明書、キーストアパスフレーズ用のFEPCertカスタムリソース
以下の図は、1つのマスターPodと1つのレプリカPodを持つFEPクラスタを示しています。
ユーザーは、FEP pgpool2コンテナによって、負荷分散とコネクションプーリングのためにPgpool-IIをデプロイすることができます。
複数のFEP pgpool2 Podをデプロイすることで、可用性を高めることができます。